瞑想とは何ですか?
瞑想のやり方や効果がよく分かりません…
そんな疑問にお答えします。
筆者のケンは、
2010年ごろから、瞑想やヨガの練習を続けています。
2012年からは講師として、
これまでに約20,000人に指導もしてきました。
そうした経験から今回は、
瞑想とは何ですか?という問いに対して、
分かりやすく簡単に、解説をしたいと思います。
ちなみにぼくは現在、
持ち物を手放し、スーツケース1つで暮らしています。
生活の様子は、Twitterなどで発信していますので、
興味があればのぞいてみてください。
おすすめ 瞑想を習慣にするために必要なノウハウとコツ、すべてお伝えします【瞑想の教科書】
瞑想とは何か?やり方や効果をヨガ講師が超簡単に説明【動画あり】
瞑想とはいったい何ですか?
と聞かれたとき、できるだけ簡単に答えるとしたら、
と答えます。
そして、もう少し踏み込んで答えると、
だと答えます。
瞑想というと、動かずに座って目を閉じる
という行為を思い浮かべませんか?
だけどそれは、
瞑想状態に入るには、そうすると比較的簡単だよ、
ということだと思うからです。
瞑想するぞ!と思っていなくても、
日常のふとした時に、瞑想状態を体験したことはないでしょうか?
たとえば、
・散歩中に突然、大きな自然の流れを感じた
・シャワーを浴びている時に、宇宙とつながる感覚があった
・何かに没頭していたら、悩み事が頭の中から一掃されていた
こんな経験はありませんか?
それを瞑想と呼ぶか否かは、解釈が分かれるかもしれませんが、
大きな意味では、瞑想状態と言ってもいいと思います。

瞑想状態とは、どんな状態?
ではその瞑想状態とは、
いったいどういった状態で、どんな効果があるのでしょうか?
さまざまな視点から、瞑想が定義されています。
これも、できるだけ分かりやすく、
簡単な説明になるように、試みてみます。
ハタ・ヨーガの瞑想
ハタ・ヨーガの経典、ヨーガ・スートラには、
と書かれています。
わっ!いきなり簡単じゃなかったですね…
なので、もっと簡単になるように、
ぼくなりに言い換えると、
と、言えるかなと思います。
絶え間ない流れというのは、
おそらく、意図や意志というものがない、という意味だと思います。
なので、
何か効果を期待して集中している時点では、
まだ瞑想の前の段階。
何の意図もない、ニュートラルな状態になって初めて、瞑想と呼べる
そんなふうに解釈ができます。
ちなみに、無になる
というのとは、また違うとぼくは思っています↓

別の言葉でいうならば、
トランス状態やゾーン、フロー状態、
などと言ったところでしょうか。
マインドフルネスの瞑想
また、瞑想と非常に近い概念に、
マインドフルネスというものがあります。
マサチューセッツ大学マインドフルネスセンター創設所長の、
ジョン・カバット・ジンは、
が、マインドフルネスである、言っています。
先に紹介した、ヨーガ・スートラの瞑想の定義と、
とてもよく似ています。
このように瞑想は、人によって、流派やスタイルによって、
さまざまな定義や効果があると言えます。
ですが、表現が違うだけで、
本質的には同じ状態のことを言っていると、ぼくは感じます↓

瞑想状態に入るやり方
瞑想状態に入るための方法や、
それを練習する方法は、瞑想法と呼ばれます。
簡単なものから、苦行と呼ばれるようなものまで、
たくさんのやり方があります。
座って行う瞑想法
瞑想と聞いて、よく想像するのは、
上のようなイメージではないでしょうか?
静かな環境で、動かず座り続けることは、
たしかに瞑想状態に入りやすい、方法のひとつです。
座って瞑想を行う場合の「座り方」は、こちらに詳しく書きました↓

横になって行う方法
横になって行う、瞑想の練習方法もあります。
ヨガでは、
ヨーガ・ニードラなどとも呼ばれています。
座って行うよりも、楽な姿勢で行えるので、
気軽に簡単に行うことができますが、
寝てしまわないように、注意が必要です。
詳しくはこちら↓

歩く瞑想
歩くことに意識を向ける、瞑想の方法もあります。
仏教では「歩行禅」、
中国気功では「行功」と呼ばれています。
歩く時に、
足の重さ
地面の感触
足の角度や降ろす位置
など、動きや質感などを丁寧に観察する瞑想法です。
通勤中や散歩中に簡単にできるので、
忙しくて、静かに座る時間なんか取れない、
という人には効果的かもしれません。
詳しいやり方はこちらに書きました↓

食べる瞑想
食べることに意識を向ける、瞑想法もあります。
食材の色や形
重さや柔らかさ
口に入れた時の味や舌触り
温度
飲み込む感触
などなど、
食べるという行為のひとつひとつに、
意識を向ける瞑想のやり方です。
こちらに詳しく書きました↓

アクティブ・メディテーション
OSHO(バグワン・シュリ・ラジニーシ)は、
ダイナミック瞑想を始めとする、
激しく身体を揺らしたり、言葉にならない音声を発するなどの、
アクティブ瞑想と呼ばれる方法を、いくつも提唱しています。
一般的な瞑想のイメージがひっくり返る、
面白い瞑想法です。
瞑想は、簡単だけど難しい…
瞑想状態に入る方法をあれこれ試してみたけど、
簡単なようでなかなか難しい…
という声もあると思います。
ぼくも経験があるので、
気持ちはすごくよく分かります。
結論から言うと、
だと痛感しています。
なので、
いきなりトリッキーな瞑想法を行うよりは、
まずは基本的な、いわゆる座って行う瞑想法で、
練習をするのがよいと思います。
瞑想に限らず、
あらゆる物ごとは、まずは型を習得することで、
学習効果が高まるからです。
基盤を作ってから、応用、発展へと進むのが、
もっとも着実な方法です。
ぼくがこれまで瞑想を続けてきて感じた、
コツや効果的な方法などは、こちらに詳しくまとめました↓

ちょっと慣れてきたな、という方はこちら↓

瞑想とは何か?やり方や効果をヨガ講師が超簡単に説明【動画あり】まとめ
以上、
瞑想とは何か?やり方や効果をヨガ講師が超簡単に説明【動画あり】
というテーマで解説しました。
動画でもご覧いただけます↓
瞑想は、少し練習をしたから、
簡単に瞑想状態に入れる、というものでもありません。
入れる時もありますが…
それがまた、瞑想の面白いところでもあります。
瞑想の極意があるとしたら、それは続けること。
続けるコツは、こちらをどうぞ↓

最後までお読みいただき、ありがとうございました。