瞑想=無になるではない。無になれない…と諦めている人のための3つのコツ

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瞑想
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この記事を書いた人

瞑想・ヨガ講師|会社員時代にうつ経験(30歳〜約10年間)|その後ヨガ・呼吸・瞑想指導歴10年15,000人以上(E-RYT500 YACEP)|YogaJaya Baseworks講師|身体とメンタルの調整法・執着の手放し方・食生活・人間関係など、人生で本当に必要なことを発信|スーツケース1つで生活してます|修行中

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瞑想で、無になるのがすごく難しい…
瞑想中に雑念が湧いてしまい、どうしても無になれない…

そんな悩みにお答えします。

筆者のケンは、
2010年ごろから瞑想・ヨガの練習を本格的に始め、
2012年からは講師として、
これまでに20,000人近い方々に、指導もしてきました。

プロフィール

クラスでもよく、
「瞑想中に無になるのが難しい」
という相談や質問を、生徒さんから度々受けます。

そうした経験から、今回は、
瞑想中に無になるのが難しい…
という悩みについて、詳しく解説いたします。

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瞑想=無になるではない。無になれない…と諦めている人のための3つのコツ

結論から言うと、

瞑想とは「無になる」ことではありません

もし仮に、無になれたとしたら、
瞑想をしているあなたも、消えて無くなっちゃう…
ということですよね?

消えたくないですよね…笑

無になろうとしているということは、
無になろうとしているあなたがいるからです。

何もないのであれば、
”無になろう”という意思や行為も、起こりません。

あなたがそこに存在しているから、
何かをしよう!と思うわけです。

じゃあ、瞑想ってなんなのか?というと、

何かに、意識を向け続けている状態

集中する対象が、必ず何か”ある”わけです。

詳しく解説していきます。

おすすめ  瞑想を習慣にするために必要なノウハウとコツ、すべてお伝えします【瞑想の教科書】

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「瞑想=無になる」ではない理由

瞑想=無になることではない理由を、瞑想の定義から見てみましょう。

パタンジャリのヨーガ・スートラ(ハタヨガの経典)には、

瞑想(ディアーナ)とは、対象への認識作用の絶え間ない流れである

と書かれています。[ヨーガ・スートラ第3章の2節]

ちょっと何言ってるか、分からないですよね。
以下、ぼくの解釈です。

対象への認識作用
というのは、何かに意識を向ける行為と、
その結果、起こること。

対象への絶え間ない流れ
というのは、それをし続けていること。

つまり、

瞑想とは、何かに意識を向け続けている状態

だと、言っていいでしょう。

他の瞑想に関する文献を読んでも、
だいたい同じようなことが書かれています↓

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無にならなくていい、瞑想の練習方法

瞑想=無になるではないことは分かりましたが、
では一体、何をどうすればいいのか?

まずは、自分の身近にあるものに、
意識を集中させることを、おすすめします。

具体的には、次の3つ。

①自分の「身体」に意識を向ける
②「呼吸」に意識を向ける
③周りの「音」に意識を向ける

遠くのものより、
物理的に近いものに意識を向けるのがコツです。

①自分の身体に意識を向ける→ボディスキャン瞑想

無にならなくていい瞑想の練習方法の1つ目、
自分の身体に意識を向けるには、

ボディスキャン瞑想

がおすすめです。

まずは、リラックスできる姿勢で座ります。

座って瞑想するのがツラい…という方は、
こちらをどうぞ↓

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そして、頭の先から足の先までゆっくりと意識を巡らせ、
感覚や温度などを、観察します。

無になろうとする必要はありません。

むしろ逆に、
きちんとそこに、身体があるということを、
丁寧に味わってみてください。

ボディスキャン瞑想のやり方は、こちらに詳しく書きました↓

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②呼吸に意識を向ける→呼吸瞑想

無にならなくていい瞑想の練習方法の2つ目は、

呼吸瞑想

がおすすめです。

今、自然にしている呼吸に意識を向けてみてください。

速いですか?ゆっくりですか?
気持ちいい感覚がありますか?苦しさがありますか?

呼吸は、いつもそこにあります。
無になる必要はありません。

呼吸がなくなったら、
身体の活動もストップしてしまいますもんね。

呼吸の数を数えると、
意識を集中させやすいと思います。

呼吸瞑想のやり方は、こちらを参考にしてみてください↓

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③周りの音に意識を向ける→音瞑想

無にならない瞑想の練習法、おすすめの3つ目は、

音瞑想

心地よく座れる姿勢が作れたら、
耳を澄まして、聞こえてくる音に意識を向けます。

意識を、少しずつ自分から遠ざけていく、
よい練習になります。

また、意識を自分の外側に広げるだけでなくて、
内側に向けることもできます。

身体の中から、何か音が聞こえてきませんか?

自分の身体が、何を語っているのか、
コミュニケーションをとる、よい機会にもなります。

音に意識を向ける瞑想は、
音声ガイドを聞きながら行うと、やりやすいです↓

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瞑想の先に、無があるんじゃないの?

瞑想をさらに突き詰めていったら、
もしかしたら”無になる”ことはできるんじゃないか?

そんな淡い期待はありませんか?

結論から言うと、それでもやはり、

”無になる”ことはないし、無になる必要もない

と思っています。

なぜなら、瞑想の先に何があるのかというと、

ヨーガでは サマーディ(三昧)
仏教では 空

と、言われていますが、

どちらもやはり”無になる”ことではないからです。

おすすめ  瞑想を習慣にするために必要なノウハウとコツ、すべてお伝えします【瞑想の教科書】

サマーディ(三昧)

ヨーガで言われる「サマーディ(三昧)」は、
瞑想が深まった先に訪れる段階で、いわゆる「悟り」です。

ヨーガの修行の最終地点が、この境地に至ることです。

これが「無になること」ではない、
というのはどういうことか?

ヨーガ・スートラ(ヨーガの経典)にはこう書かれています。

サマーディ(三昧)とは、
瞑想(ディアーナ)そのものが形を失ったかのようになり、

その対象がひとり輝くときのことである

これも、何を言ってるのかよく分かりませんが…

対象という言葉が出てきていますので、
やはり何か意識を向ける対象がある、ということ。

つまり、無になるわけではない、ということですよね。

仏教の言う「空」という概念は、

すべてのものは、実体がなく、空(むな)しい

ということだそうです。

えっ!?

空って、空っぽっていう意味だから、
無になるってことじゃないの?

って、思っちゃいませんか?
ぼくはそう思っていました。

ですが、

たとえ空っぽだとしても、
”空っぽな空間”は存在しているということ。

入れ物があるからこそ、中身が空っぽでいられるわけです。

なのでやはり、
瞑想を突き詰めたとしても、無になることではないようです。

ぼくはこれまで、長年瞑想を続けてきて、
無になるどころか、いろいろな変化を感じてきました。

詳しくはこちらにまとめていますので、よかったら読んでみてください↓

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瞑想=無になるではない。無になれない…と諦めている人のための3つのコツ まとめ

以上、
瞑想=無になるではない。無になれない…と諦めている人のための3つのコツ
というテーマで解説をしました。

瞑想=無になるではない、ということを、
動画でも詳しくお話ししました↓

筆者は一時期、無になれたら楽なのになあ…と思い、瞑想にのめり込んだことがありました。

その結果…かなりヤバい状態になってしまいました。

瞑想に依存するのは、おすすめしません。
詳しくはこちら↓

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最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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