瞑想は、食後じゃなく空腹時にする方がいいって言うけど、どうして?
空腹じゃないと、瞑想をしても効果はないの?
そんな疑問にお答えします。
筆者のケンは、2010年ごろから、
瞑想やヨガ、身体の動きの練習などを本格的に始め、
2012年からは講師として、
これまでに約20,000人に指導をしてきました。
こちらでクラスを開催しています↓

ぼくのクラスでも、
練習前の食事は2〜3時間前に済ませてください
と、空腹での受講をおすすめしています。
実際に自分が瞑想をする時も、
空腹時の方が、圧倒的に練習しやすいです。
こうした経験をもとに、
瞑想は食後より空腹時の方がいい理由
について、くわしく解説します。
ちなみにぼくは現在、持ち物をスーツケース1つにして、
手放す生き方というのを実験してます。
生活の様子は、Twitterなどで発信していますので、
興味があれば、ぜひのぞいてみてください。
おすすめ 瞑想を習慣にするために必要なノウハウとコツ、すべてお伝えします【瞑想の教科書】
瞑想は、食後でなく空腹時にした方がいい、3つの理由
瞑想は食後ではなく、空腹時の方がいい理由は、
以下の3つが挙げられます。
② 食後は眠くなりやすい
③ 空腹時は、ホルモン分泌により脳が活性化する
10年以上、瞑想の練習と指導を続けてきて、
間違いなく、そう言えます。
以下、順番に、
空腹時の瞑想をおすすめする理由を、解説しますね。
脳に十分な血液が送られる
食後に、眠くなったり、
ボーッとしちゃうことありませんか?
あるいは、何かに没頭していたら、
食事も忘れて、空腹にも気づかなかった…
という経験、ないですか?
瞑想というのは、
何かひとつのことに、意識を向け続ける作業です。
瞑想中は、
実は、脳はものすごく集中し、フル回転してるんです。

脳は、人間の臓器の中で、
一番、酸素消費量の多い部位といわれています。
酸素は、血液によって運ばれます。
食後は、脳への血流が減ります。
消化器官に、血液が駆り出されてしまうからです。
そのため、
脳の活動が停滞し、瞑想中に集中できない…
ということが、起こりがちなんです。
空腹時であれば、十分な血流が脳へ届きます。
なので、空腹時の方が、
瞑想に適していると言えるわけです。
食後は眠くなりやすい
空腹時に瞑想をした方がいい理由、2つ目は、
食後は眠くなりやすいから。
食後に眠くなる理由は、主に2つあります。
血糖値の急上昇
空腹状態から、炭水化物などの糖類を摂取すると、
血糖値が急激に上がります。
その結果、脳の栄養源であるブドウ糖が不足。
食後に、頭がボーッとなったり眠気を感じやすいのは、
このためです。
血糖値が上昇すると、
脳を覚醒させるオレキシンというホルモン分泌が減るので、
それが眠気につながる、という説もあります。
空腹が満たされ、副交感神経優位になる
食後は、
消化・吸収を促すために、副交感神経が優位になります。
副交感神経は、
身体や思考をリラックスさせるので、
それが眠気につながる、とも考えられています。
食事と瞑想の関係性については、
こちらの本がとても分かりやすく、おすすめです。
レビューも書きました↓

空腹時は脳が活性化しやすい
瞑想を空腹の時にした方がいい理由の3つ目は、
空腹時の方が、脳が活性化しやすいから。
空腹時には、
グレリンというホルモンが、胃から分泌されます。
このグレリンは、食欲を高めると同時に、
脳の下垂体にも働きかけるそうです。
脳の下垂体は、
生命維持に必要な、いろいろなホルモンを分泌する部位で、
いわば、生命活動の中枢と言ってもいい場所。
ヨガでは、
第3の目やアジナチャクラ(Ajna Chakra)と呼ばれていて、
ここが開くと悟りに至るとさえ言われているんです。
つまり、空腹時に瞑想をした方が、
より悟りに近づける(かもしれない)というわけです。

おすすめ 瞑想を習慣にするために必要なノウハウとコツ、すべてお伝えします【瞑想の教科書】
瞑想は、空腹じゃなければ意味がない?
ここまで、
瞑想は、食後ではなく空腹時の方がいい
という理由を説明してきました。
それなら、
と思われるかもしれません。
ですが、もちろんそんなことはなく、
なぜかというと、
瞑想は、一回一回の効果ももちろんありますが、
続けることに、より大きな意味があるからです。
実際に、瞑想を続けたことで得られた変化は、
こちらに詳しくまとめました↓

空腹時以外に瞑想をする方法は、いろいろありますよ。
食べる瞑想
忙しすぎて、
空腹時に瞑想をするのが難しい…という人は、
という方法もあります。
食るということに、意識を向ける、
食べる瞑想というやり方です。
座って、目を閉じて行うだけが、
瞑想ではないんです。
やり方は、
下の記事に詳しく書いたので、ぜひ参考にしてみてください。

食べる瞑想は、ダイエットにも効果があります。

歩く瞑想
瞑想したいけど、
食欲には勝てずに、ついつい食べちゃった…
という場合は、
という手もありますよ。
歩くという行為に、意識を集中させる瞑想の方法で、
食後の腹ごなしにもなって、一石二鳥です。
食事の直後は、避けた方がいいですが、
散歩をしながらでも、瞑想はできるんです。
詳しくはこちらに書いたので、参考にしてみてください。

あえて、食後に瞑想をしてみる
また、いつも空腹時に瞑想を習慣にしている人は、
たまに、食後に瞑想をしてみてはいかがでしょうか?
いかに空腹時の方が、瞑想がしやすいか、
身体で実感できると思います。
空腹時と食後の、身体の重さや集中力のギャップに、
きっとビックリすると思いますよ。

【鉄則】瞑想は食後でなく空腹時にした方がいい3つの理由 まとめ
以上、
【鉄則】瞑想は食後でなく空腹時にした方がいい3つの理由
というテーマで解説をしました。
このように、
瞑想には、いろいろなセオリーがありますが、
それに縛られ過ぎないのも、瞑想を長く続けるコツだと思います。
続けた結果、どんな変化が起きたのかは、
こちらにまとめました↓

瞑想始めてみたけど、
なんかうまく行かない…続かない…という方は、
定期的にクラスを開催していますので、ぜひ一度お越しください↓

ちょっと遠いなぁ、という方はこちらをどうぞ↓
ぼくが瞑想について学んできたことを、
できるだけ分かりやすく、まとめてみました。

1日5分の瞑想で、人生は大きく変わります。
記事が参考になればうれしいです。