瞑想中に寝てしまうのは〇〇だから。8つの対処法をヨガ講師が伝授

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この記事を書いた人

瞑想・ヨガ講師|会社員時代にうつ経験(30歳〜約10年間)|その後ヨガ・呼吸・瞑想指導歴10年15,000人以上(E-RYT500 YACEP)|YogaJaya Baseworks講師|身体とメンタルの調整法・執着の手放し方・食生活・人間関係など、人生で本当に必要なことを発信|スーツケース1つで生活してます|修行中

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瞑想中にいつも寝てしまう…
瞑想すると、すぐに眠くなって全然集中できない…

そんな悩みにお答えします。

筆者は20代半ばに独学で瞑想を始めました。

その後ヨガの道場に入門し本格的に練習を開始、これまでに講師として約20,000人の方に指導もしてきました。

筆者もかつては、瞑想中に寝てしまうことがよくありました。

というか、毎回のように眠くなっていました。

ですが瞑想を続ける中で、寝てしまう理由やどうしたら眠くならないかという方法が、いろいろと分かってきました。

そこで今回は、瞑想中に寝てしまうのは〇〇だから。8つの対処法をヨガ講師が伝授と題して、詳しく解説したいと思います。

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瞑想中に寝てしまうのは〇〇だから。8つの対処法をヨガ講師が伝授

瞑想中になぜ寝てしまうのかについて、まずは考えてみたいと思います。

理由はいろいろあると思いますが、潜在意識の引き留めが大きいと筆者は考えています。

瞑想すると、本当の自分が顔をのぞかせるようなことってないですか?

「ああ、自分はこんなことを思ってたんだ…」というような。

だけど本当の自分に気がつくのって、今の生き方を変えなきゃいけなくなったりもするので、ちょっと怖いことでもありますよね。

人間には生存本能があるので、できるだけ現場維持を望みます。

今日生きられているのだから、明日も1ヶ月後も同じように生きてもらった方が、生存確率は高いですもんね。

なので、瞑想中に本当の自分の思いに気がつかれちゃうと、生き方が変わっちゃうかもしれないから潜在意識にとってはマズいわけです。

そこで瞑想を成功させまいと、眠くなったり、痒みや雑念などあらゆる方法で瞑想を邪魔していると、筆者は考えています。

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寝てしまうのを防ぐ方法

瞑想中に寝てしまうのは潜在意識の引き留めだと仮定して、

なら仕方ない…と諦めてしまったら、いつまでも今の自分のままということですよね。

そこで、瞑想中に寝てしまわないように努めたいわけですが、筆者がおすすめしたい方法は次の8つです。

① 十分な睡眠をとる
② 砂糖や炭水化物を控える
③ ストレッチ
④ 瞑想前に濃い緑茶を飲む
⑤ 柑橘・ミント系の香りを嗅ぐ
⑥ うすく目を開ける
⑦ 瞑想音声ガイドを聴く
⑧ 室内を適切な温度に調整

①〜③までは、普段から心がけるとよいこと。

④〜⑧は、瞑想時に実践できることです。

詳しく順番に解説いたします。

①十分な睡眠をとる

瞑想中に寝てしまうのを防ぐ方法の1つ目は、充分な睡眠をとるということです。

もっとも効果的で根本的な解決策だと思うので、まず最初にご紹介しました。

睡眠が足りていないから瞑想中にも寝てしまうわけなので、普段から十分な睡眠をとりましょうという、ごく当たり前の理由です。

寝たくても、夜になると眠れないんだよ…という方もいらっしゃると思います。

筆者もそういう時があったので、その辛さはすごく分かります。

夜眠れない人は、日中に十分に体を動かしていますか?

実は夜になるとなぜ眠くなるかというと、体温が下がってきたことを合図に、脳が「あ、寝なきゃ」と感じて寝るモードを発令させているようなのです。

なので日中にまったく体を動かさず体温が上がっていないと、下がった時の差が少ないため、脳が合図を感知しにくいというわけです。

いくら瞑想はいいものだからといって、引きこもって瞑想ばかりしていると、夜寝られないということが起きがちです。

心身の健康という意味でも、瞑想と運動の両方のバランスを取って、日中しっかりと体を動かすことを強くおすすめします。

なぜそう言えるかというと、実は筆者にはそういった時があったからです。

瞑想ばかりしていてかなりヤバかった時の話は、こちらに詳しく書きました↓

②砂糖や炭水化物を控える

瞑想中に寝てしまう人に試してほしいことの2つ目は、砂糖や炭水化物を控えるということです。

瞑想する前はもちろんですが、普段の食事から心がけるとより効果的だと思います。

他にも口にしない方がよい食べ物はたくさんあるのですが、特にこの2つは体を重くし、意識を散漫にさせると感じています。

砂糖も炭水化物も、食べると血糖値が急激に上がります。

すると、すい臓からインシュリンが出され今度は血糖値がガクンと下がるのですが、それにより脳のエネルギーとなる糖が十分運ばれず、頭がぼーっとしたり眠気に襲われると言われています。

甘い食べ物は全般的に控えた方がよいと思いますが、それはそれでなかなか大変なことだと思うので、特に白砂糖のような精製された砂糖と人工甘味料はできるだけ摂らないことをおすすめします。

炭水化物に関しては、小麦製品(パンや麺類)などをできるだけ控えるとよいと思います。

血糖値だけでなく、腸内環境を乱しさまざまな病気や症状を引き起こすと言われているからです。

どうしても食べたい場合は、全粒粉などのなるべく精製されていないものがよいと思います。

砂糖や小麦の他にどんな食べ物を控えるといいかは、こちらに詳しく書きました↓

③ストレッチ

ダウンドッグというヨガのポーズをとる女性

瞑想中に寝てしまうのを防ぐ方法3つ目は、ストレッチです。

こちらも瞑想前にするだけでなく、普段から習慣として行うと効果的です。

上の写真はダウンドッグと呼ばれるヨガのポーズですが、こうした背骨を伸ばすストレッチが特におすすめです。

背骨の中には、意識を覚醒させる交感神経が通っているからです。

また、瞑想中に寝てしまう場合は、姿勢が猫背になっていることが多いです。

背中が丸まると、逆に胸が縮まり、視線は下に下がります。

すると酸素が脳に送られにくくなって、眠気を誘発しやすいと考えられます。

猫背は、座り方によって劇的に改善することができます。

ちょっと実験してみてほしいのですが、誰かが頭頂部をつまんで、上からスーッと引っ張っていると想像してみてください。

それだけで、背骨が伸びて気持ちよくなりませんか?

この姿勢を長く保つことで、瞑想中に寝てしまうことはかなり減らせると思います。

瞑想時の座り方は、こちらにさらに詳しく書いたので、ぜひ参考にしてみてください↓

座布団やクッションなどを使って、姿勢を支えるのも効果的です。

詳しくはこちら↓

おすすめ  瞑想を習慣にするために必要なノウハウとコツ、すべてお伝えします【瞑想の教科書】

④瞑想前に濃い緑茶を飲む

ここからは瞑想する直前や瞑想中にできる対処法をご紹介します。

瞑想中に寝てしまう人におすすめの方法4つ目は、瞑想前に濃いお茶を飲むこと。

お茶に含まれているカフェインが、眠気を抑えてくれます。

ただし、いくつかポイントがあります。

まずはできる限り少量だけ飲むこと。

瞑想前に水分をガブガブ飲んでしまうと、かえって集中できなくなります。

できる限り濃いめに入れて、それを2、3口飲むくらいで十分だと思います。

また飲むお茶の種類は、緑茶の中でも玉露がおすすめです。

煎茶に比べてカフェインの含有量が圧倒的に多いとされているからです。

●カフェイン含有量

コーヒー60mg/100ml
紅茶30mg/100ml
煎茶20mg/100ml
烏龍茶20mg/100ml
玉露160mg/100ml

⑤柑橘・ミント系の香りを嗅ぐ

瞑想中に寝てしまうのを防ぐ方法5つ目は、瞑想前に柑橘系やミント系の香りを嗅ぐことです。

個人的には、アロマオイルのフタを開けてひと嗅ぎするくらいが、ちょうどいいように感じます。

肌や洋服につけたり、ディフューザーなどで焚いてもいいでのですが、場合によっては強過ぎて、瞑想への集中を妨げる場合もあるからです。

またあまりに安価なものだと、化学的な物質が混ぜてあったり、古くなって酸化したしたものなどもあるので注意が必要です。

個人的におすすめするアロマオイルは、ドイツのprimaveraというブランドのもの。

いろいろなオイルを試しましたが、品質も企業としての取り組みも、本当に素晴らしいと感じています。

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⑥うすく目を開ける

瞑想中に寝てしまう人に試してほしい方法6つ目は、うすく目を開けて瞑想すること。

半眼(はんがん)とも言いますが、薄く細く目を開き、焦点もぼんやりさせている状態です。

軽くあごをひき、目線を少しだけ落とし、遠い床をなんとなく眺めるようにします。

できるだけ目から入る情報も少なくしたいからです。

本来、できれば瞑想中は目を閉じていた方が集中しやすいと思いますが、どうしても寝てしまうという場合は、ぜひ試してみてください。

おすすめ  瞑想を習慣にするために必要なノウハウとコツ、すべてお伝えします【瞑想の教科書】

⑦瞑想音声ガイドを聴く

瞑想中に寝てしまう場合の対処法7つ目は、瞑想音声ガイドを聴きながら瞑想することです。

瞑想している間、声で誘導をしてくれるので、集中力を維持しやすいからです。

ただし、声や話し方などでかえって集中できない場合もあると思うので、いろいろ聴いてみて自分にあったものを選ぶといいと思います。

筆者の声で録音したガイド音声もありますので、よかったら一度聴いてみてください↓

瞑想ガイド音声|キラーケン|note
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⑧室内を適切な温度に調整

瞑想中に寝てしまうのを防ぐ方法、最後8つ目は室内を適切な温度に調整することです。

たとえば、部屋の温度が寒過ぎると体は冷えますよね。

体温が下がると、脳はそろそろ休息の時間だと判断し、眠気を起こすと言われています。

逆に部屋の中が温かすぎると、今度は副交感神経が優位になってリラックスしすぎてしまい、寝てしまうことも多いように感じます。

寒すぎず温かすぎない、ちょうどよい室温に設定できると、適度な緊張感の中で瞑想ができると思います。

おすすめ  瞑想を習慣にするために必要なノウハウとコツ、すべてお伝えします【瞑想の教科書】

でも寝てしまう…

ここまで、瞑想中に寝てしまうのを防ぐ8つの方法をご紹介してきました。

だけど、これらを試してもまだ寝てしまう…という場合は、座る瞑想ではなく体を動かす瞑想をしてみてはどうでしょうか?

瞑想とは、動かず静かに座り続けることを言うのではありません。

何かに意識を集中すれば、その対象がなんであれ、それは瞑想と呼べると筆者は考えます。

現に、太極拳やヨガのポーズの練習は、古くから瞑想と同様のものと考えられています。

日常生活の中で気軽に始められる方法としておすすめなのは、歩く瞑想です。

歩きながら寝るのは、なかなか至難の業ですよね。

やり方は簡単で、

①かかとが床から離れる
②つま先が離れる
③足を前に出す
④足の裏が着地

のように、歩くという動作を4つに分け、それぞれの動きを細かく丁寧に観察します。

普段何気なく行っている歩くという行為をじっくりと味わうことは、とても新鮮な感覚があると思います。

散歩の途中にできますし、準備もいらずお金もかからないので、座って瞑想するとどうしても寝てしまうという人は、ぜひ試してみてください。

やり方やポイントは、こちらに詳しく書きました↓

その他、瞑想中に眠くなりにくい方法としては、食事中に行う食べる瞑想というのもあります。

詳しくはこちら↓

瞑想中に寝てしまうのは〇〇だから。8つの対処法をヨガ講師が伝授 まとめ

以上、瞑想中に寝てしまうのは〇〇だから。8つの対処法をヨガ講師が伝授というテーマで解説しました。

そもそも、なぜ瞑想中は寝てしまわない方がいいのかは、こちらに詳しく書きました↓

寝てしまうどころか、まったく集中できない…という方は、こちらをどうぞ↓

寝てしまう前に、雑念に襲われてしまう…という方はこちら↓

瞑想についてもっと体系的に知りたいという方は、こちらが参考になれば↓

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最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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