興味はあるけど、やり方よく知らないし、どんな効果があるの?
モーニングページって、何? はじめて聞いた…
そんな疑問にお答えします。
あなたは、
モーニングページってご存知ですか?
ぼくは、2020年1月からはじめました。
かれこれ6ヶ月以上続けるうちに、
これは「書く瞑想」だなと思うようになり、毎朝の習慣として、
欠かせないものになりました。
ポイントやコツなども、だんだん掴めてきました。
そこで今回は、
モーニングページのやり方と効果について、
ぼくの体験談をもとに、詳しくご紹介します。
モーニングページのやり方と効果「書く瞑想」半年続けた実践例とコツ
モーニングページとは、
「ずっとやりたかったことを、やりなさい」ジュリア・キャメロン著
という本の中で紹介されている、創造性を育む方法のひとつです。
著者は、
「誰もがすばらしい創造性を持っている」という信念のもと、
自身もアーティストや映画監督などとして、
活動している方です。
モーニングページのやり方
モーニングページのやり方は、すごく簡単。
ルールは以下の3つだけです。
②何を書いてもいい
③8週間見返さない&誰にも見せない
それぞれ、どういうことなのか?
やり方を具体的に見ていきましょう。
①ノートを1冊用意し、毎日3ページ埋める
モーニングページのやり方、1つ目は、
というシンプルなもの。
モーニングページに使用するノートは、
どんなものでも構いません。
ぼくはA4のものを使っています。
このノートに、
毎朝、頭の中に浮かんだことを、
3ページが埋まるまで、書いていきます。
ぼくは、
頭に日付と曜日、書き始めた時間を記入し、
最後に、書き終わった時間を書く、
というやり方で書いています。
朝、起きてすぐに書く
というルールがあるようにも、言われていますが、
「ずっとやりたかったこと〜」の中には、特には明言はされていません。
だけど、ぼくの経験では、
朝起きた直後に書くのが、一番効果的に感じています。
この半年間の間、
朝に書く時間がなくて、何度か夜に書いたことがあります。
まったく効果がない…とは言いませんが、
その日に起きた出来事の、羅列と感想に終始し、
単なる日記のようになってしまいました。
②何を書いてもいい
モーニングページのやり方、
というのが、2つめのやり方、
というかルールです。
形式も書き方も自由。
文章にしても、
箇条書きでもいいと思います。
毎日3ページ、書くんですけど、
最初の頃は、それがすごく大変でした。
A4ノート3ページって、結構な分量なんですよね。
このボリュームがネックで、
挫折しちゃう人も多いと思います。
挫折しそうな時や、
効果ないよ…って感じる場合の対処法は、後述します。
モーニングページは、この3ページと言うのがミソだと思ってます。
1ページくらいだと、
眠い…
今日は天気がいいな
といった、当たりさわりのないことで、終わっちゃうんですよね。
ところが、3ページ書き出すとなると、
途中から、書くことがなくなってくるんです。
そこで、どうなるかというと、
普段なら、見て見ぬ振りをしている部分
触れないようにしているコト
といった、
核心の部分に入って行かざるを得なくなるんです。
著者のジュリアさんは、こう表現していました。
「何のためにモーニングページを書くのですか?」
「向こう側に行くためです」
向こう側って?
私たちの恐怖や否定性、気分の向こう側
検閲官のざれ言が届かないところに、自分自身の静かな中心を見出すのだ
人の目を気にして、生きていませんか?
失敗を批判を恐れて、自分の本当の気持ちにフタをしていませんか?
そうした恐れを手放して、自分の本心に気づくのに、
モーニングページは、とても効果的だと感じています。
本当のやりたいことに気づくには、
「エモい年表」を書くのも、とてもおすすめです。
やり方はこちら↓

③誰にも見せない&自分でも8週間見返さない
モーニングページのやり方、最後の3つ目は、
ということ。
誰かに見せる前提で書いてしまうと、
どうしてもカッコつけたり、忖度してしまう
から、だと思います。
まあ、ぼくのモーニングページを見たとしても、
字がグチャグチャすぎて、解読できないと思いますが…笑
自分でも8週間見返さないのは、
反省や評価が生まれてしまうから。
自分を一番制限しているのは、
実は、自分だったりするんですよね。
モーニングページは、
そうした、自分自身ではめている枠を捨てるのに、
とても効果的だと感じます。

ぼくの場合、
2ヶ月くらいモーニングページを続けたところで、
そうした批評家の目が、薄れてきているのを感じました。
書きながらも、
ああ、これはカッコつけてるな…
本当の気持ちじゃないな…
と、自分を客観視できてる感覚があるんです。
それが、
モーニングページ=書く瞑想
と思う、理由です。
ちなみにぼくは、ヨガの講師をしていまして、
現在はこちらで、クラスやワークショップを開催しています↓

瞑想のやり方は、こちらに詳しく書きました↓
おすすめ 瞑想を習慣にするために必要なノウハウとコツ、すべてお伝えします【瞑想の教科書】
モーニングページの効果
やり方の次は、効果について解説します。
ぼくが半年以上モーニングページを続けてきて、
実際に感じた効果を、ご紹介します。
4つあります。
①ストレスがたまらない
モーニングページの効果の1つ目、
という表現をされるんですが、
たしかにそうした効果を感じます。
昨日、あれほど悩んでいたのに、一晩寝たら、
大したことなく思えたり、なぜか解決策が思い浮かんだ
そんな経験、ありませんか?
モーニングページを書くと、
頭の中のゴチャゴチャやモヤモヤを、捨てることができ、
空っぽにできる感覚があります。
モーニングページを書いても、出てこないコトは、
そもそも、大したことじゃないんだと思います。
ぼくは以前、約10年間、
うつで、大変な毎日を過ごした時がありました。
その頃は、過去の失敗や、未来の不安など、
ネガティブなことで、
頭の中がパンパンになっていたように思います。
今モーニングページをしていると、
定期的に、頭の中にあるものを吐き出すことは、
心身のバランスを保つのにも、とても効果的だと感じます。
イヤなことがあったら、
その場ですぐに手放してしまうのもおすすめです。
やり方はこちらにくわしく書きました↓

②心の声に気づける
モーニングページの効果2つ目は、
ということです。
毎朝3ページ、モーニングページを書き切ると、
普段は見ないようにしている、奥の奥の方のコトまで、
表面に浮かんでくるような効果を感じます。
本当は、こんなこと考えていたんだ…
と、自分自身の心の声に、
驚くことも、しばしばあります。
自分の本当の気持ち、
きちんと吐き出してますか?

③思考の整理になる
モーニングページの効果3つ目は、
ということが挙げられます。
物であふれた部屋を、片付けるとき、
あなたはどんな順番で、整理をしますか?
まずは、
家の中にあるモノを、すべて一カ所に集めて
残すものと捨てるものを分けるとよい
と聞いたことはありませんか?
モーニングページは、
まさしくそんな効果を感じます。
頭の中にあるゴチャゴチャを、
一旦全部、外に出し、
自分の目で、一個一個確認している感覚があるので、
頭の中が、とても整理できるんです。
④自信が持てる
モーニングページの効果の4つ目は、
という効果です。
モーニングページは「書く瞑想」と言いましたが、
長く続けるコトで、
自分を客観視する力を、育むことができると感じるからです。
日常生活で何かストレスを感じた時に、
少し遠くから、冷静に自分を見られるような効果を、
感じることもできると思います。
結果的に、何が起きても大丈夫
という自分への信頼につながります。
人目ばかり気にしてしまう…
という方は、こちらもぜひ参考にしてみてください。

モーニングページ、効果ないよ…という人へ
モーニングページのやり方と効果をご紹介しましたが、
やってみたけど、効果ないからやめちゃった…
という方もいるんじゃないでしょうか?
先ほども書きましたが、
モーニングページは、すぐに大きな変化があるというより、
ある程度の期間、続けることで、
ジワジワ効果を感じてくるものです。
ですが、毎朝3ページって、結構な分量なんですよね。
ぼくは、最初の頃は、
1時間くらいかかってしまうこともザラでした。
今では、20〜30分くらいで、
おさまるようになってきていますが、
そこに至るまでには、いろいろと試行錯誤をしました。
なので、
モーニングページをやったけど、効果ない…という人に向けて、
ぼくがどうやって続けられているか、というコツを、
いくつかご紹介します。
①ノートを小さいものにする
モーニングページは効果ない、と感じている人は、
試しに、
ノートを小さいもの
にしてみてください。
ぼくはずっと、A4のノートを使っていたのですが、
毎日書き続けるのが、ちょっとしんどいなと感じていました。
その時、たまたま、
ひとまわり小さいA5判のノートを使ったことがあります。
すると、書く量が若干減って、
だけど、しっかりと書くことはできて、
ちょうどいいボリュームになりました。
これだと、挫折することなく続けやすいと思いますし、
持ち運びにも便利なので、このやり方はとてもおすすめです。
②文字を大きくする
モーニングページは効果ない…続かない…
と感じている人におすすめしたいのは、
文字を大きく書く
ということです。
ぼくは、
今日はどうしても時間がない!という時に、
1文字を500円玉くらいの大きさで書いたことがあります笑
それだと、
半ページ分くらいの文字数で、3ページ埋まります笑
たまには、こんなズルもOKなんじゃないですかね?
まったく書かないより、
こんなやり方でも、毎日続けた方がいいと、ぼくは考えてます。
モーニングページは効果がないな、という人は、
ちょっとハードルを低くしてでも、続けてみることをおすすめします。
ちなみにぼくは、
瞑想も、同じような方法で続けています↓

③ページ数を調整
モーニングページは効果がないんじゃないか?
という人に試してほしい方法の3つ目は、
ページ数を調整する
ということです。
実は今、ぼくはこのやり方で書いてます。
どういうことかと言うと、
ページ数は1ページなんですが、とても小さな文字で書いています。
なので、
3ページ分の文字数は保ちながら、
1ページで収まる、という意味です。
どうしてこうしようと思ったかというと、
半年以上続けてきて、
ふと気づくと、ノートの数がすでに20冊近くになってしまったから。
↑1年経ってないのに、この冊数ですよ!
スーツケース1つで暮らしているぼくにとっては、
これは、存在意義に関わる大問題です(笑)

どんどん溜まっていくノートの量に、
もうやめようかな…と思う人も多いんじゃないでしょうか?
なので、モーニングページの効果で大切なのは、
ページ数ではなく、どれだけ吐き出せたかだと思うので、
こうしたやり方もアリではないでしょうか?
森林資源の有効活用にもなるので、
とてもおすすめです。
④2日書いたら1日休む
モーニングページは効果ない…という場合の対処法4つ目は、
頻度を調整する
というやり方です。
毎日書かなきゃ…というのが、
プレッシャーになっている場合もあると思うんです。
義務でやっていると、
効果がない…と感じても、不思議ではないと思うので。
モーニングページのポイントは、
定期性を保つことだと、ぼくは感じています。
なので、
1日置きに書く
平日だけ書く
といった頻度でも、人によっては、
十分に効果を感じられるような気がします。
明確な法則を作ることで、
適度な強制力が働いて、続けやすくなと思います。
モーニングページのやり方と効果「書く瞑想」半年続けた実践例とコツ まとめ
以上、
モーニングページのやり方と効果「書く瞑想」半年続けた実践例とコツ
というテーマで解説しました。
モーニングページについて、より詳しく知りたい方は、
こちらの本をぜひお読みください↓
モーニングページで、人生の目標がはっきりしたら、
魔法の言葉も、ぜひどうぞ↓

本格的な瞑想について興味がある方は、
こちらがお役に立つと思います↓

記事が参考になればうれしいです。