体にいい油と悪い油の違いは、実は◯◯で決まる

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この記事を書いた人

瞑想・ヨガ講師|会社員時代にうつ経験(30歳〜約10年間)|その後ヨガ・呼吸・瞑想指導歴10年15,000人以上(E-RYT500 YACEP)|YogaJaya Baseworks講師|身体とメンタルの調整法・執着の手放し方・食生活・人間関係など、人生で本当に必要なことを発信|スーツケース1つで生活してます|修行中

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体にいい油と悪い油の違いが知りたい
どんな違いによって、体にいい油か悪い油かが決まるの?

そんな疑問にお答えしましょう。

料理に使う油なんて何でも一緒、そんなふうに思っていませんか?

筆者もかつてはそう思っていて、スーパーの棚の中から一番安い油を、何も考えず買っていたりしました。

ですが10年ほど前から食生活を見直すようになり、食用油の品質には特に気を付けるようになりました。

そこで今回は、体にいい油と悪い油の違いは、実は◯◯で決まると題して、詳しく解説したいと思います。

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体にいい油と悪い油の違いは、実は◯◯で決まる

体にいい油と悪い油の違いは、一体何なのか?

実は、オーリーブオイル、ごま油、こめ油といった油の種類では、何がいいのか悪いのかは一概には言えないんです。

なぜなら、体にいい油かどうかは、絞られ方に大きく左右されるからです。

油の絞られ方の違い

体にいい油と悪い油の違いを見分けるために、まずは絞られ方には主に3つ種類があることを押さえておきましょう。

原料から油を絞ることを「圧搾」と言います。

そして、

①低温圧搾
②高温圧搾
③溶剤抽出

という3種類の絞り方があります。

この中で最も体にいいと言えるのは、①の低温圧搾で絞られた油。

逆に体に悪いのは、③の溶剤抽出と言えるでしょう。

それぞれどういった絞り方なのか、詳しく解説いたします。

①低温圧搾

体にいい油として挙げられるのが、「低温圧搾」で搾られた油です。

圧搾とは、

原材料に圧力をかけて油をしぼりだす方法

健康を気にする人の油の選び方|日々ノ道具 奥田金物

のことで、特に熱を加えずに絞ることをコールドプレス(低温圧搾)と言います。

レモンやすだちを半分に切って果汁を絞ったりしますが、あれをイメージすると分かりやすいかと思います。

厳密な規定はないようですが、60度以上の熱を加えないことが条件とされているようです。

そのため栄養素が壊されることなく、新鮮な油を搾ることができるので、体にいいというわけです。

ですが製造側には難点もありまして、それは低温圧搾では、原料から20〜30%の油しか絞り出せないということ。

そのため安売りのスーパーなどではほとんど見かけることはありませんし、あってもかなり高額です。

とはいえ、原料や油が高温によって変質することが少ないため、体にいい油を摂りたいのであれば、低温圧搾の油を選ぶのがおすすめだと言えるでしょう。

低温圧搾(コールドプレス)とは一体どんな製法なのか、言葉でイメージしにくい場合は、こちらの動画が分かりやすいと思います↓

②高温圧搾

低温圧搾(コールドプレス)が、自然な圧力だけで油を搾る一方で、200度以上の熱を加えながら油を絞り出す方法を「高温圧搾」と言います。

また、高速で圧搾機を回すことにより、摩擦熱が生まれる場合もあるようです。

原料から60〜70%の油を搾ることができますが、栄養素の破壊や酸化、圧搾後の加工や精製などで、油の質はかなり低下してしまいます。

そのため、低温圧搾に比べると体にいいとは言えません。

ですが、有害な薬品を用いていない分、次に紹介する溶剤抽出よりは、まだ安全だと言えるかもしれません。

見分け方としては、「圧搾製法」としか書かれていない場合は、低温圧搾(コールドプレス)ではなく、高温圧搾であると思って間違いないでしょう。

高温圧搾とはどういった絞り方なのかは、こちらの動画をご覧ください↓

③溶剤抽出

次は、体に悪いと考えられる「溶剤抽出」についてです。

溶剤抽出とは、

粉砕した種子と有機溶剤をまぜて、油分を溶剤に溶かし込んだ後、蒸留して溶剤を再分離する

溶剤抽出|weblio辞書

方法のことで、①と②で紹介した圧搾よりも、効率よく油を取ることができます。

数字にすると99%以上、ほぼ100%に近いくらい、原料から油を取り出すことが可能と言われています。

そのため、安価で市販されている油の多くがこの溶剤抽出によって作られています。

溶剤抽出がなぜ体に悪いかというと、その最たる理由は、使われる溶液にあると言えるでしょう。

ノルマルヘキサン

溶剤抽出には、ノルマルヘキサンという有機溶剤が主に使われています。

ノルマルヘキサンと聞いてもピンとこないと思いますが、簡単に言えばガソリンのようなものと考えればよいかと思います。

油汚れを洗浄する効果もあり、ホームセンター等では自動車用品のブレーキクリーナーなどとしても販売されていますし、染み抜きに用いるベンジンにもノルマルヘキサンが含まれています。

食品に用いられる場合は、残留しないことを条件に食品添加物として認められていますが、表示義務はありません。

ノルマルヘキサンは体に悪いと言われている理由は、次のようなものが挙げられます。

めまい、頭痛、吐き気、腹痛、脱力感、肝機能障害、手足のしびれ(神経障害)、皮膚の乾燥や痛み、腹痛

など。

さらにノルマルヘキサンを用いて溶剤抽出した油は、酸化が早いと言われているんです。

スーパーの特売品になっているような、大容量だけど値段の安い油は、パッケージやホームページを見ても、製法についてはあまり詳しく書いてありません。

そう言った場合は、間違いなくこの溶剤抽出だと思ってよいでしょう。

溶剤抽出とは、具体的にどのような仕組みの方法なのかは、こちらの動画が分かりやすいと思います↓

ガソリンのような液体に一度溶け出た油って、どう考えても体に悪いと思いませんか?

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おすすめの体にいい油

ここまで、体にいい油と悪い油の違いは、実は圧搾方法にあったというお話をしてきました。

とはいえ、低温圧搾の油なんて気にしたこともなかったという場合もあるかもしれませんので、参考までに、筆者おすすめの油をいくつかご紹介いたします。

有機コールドプレスオリーブオイル

筆者は以前、コールドプレスオリーブオイルの量り売りのお店をよく利用していましたが、熱を加えていないオリーブオイルって、ジュースのようにごくごく飲めてしまうんですよね。

あと、オイルは下のような瓶に入ったものをおすすめします。プラスチック容器は、成分が油に溶け出す恐れがあると言われています。

低温圧搾ごま油

インド医学と言われるアユルヴェーダで油を用いたうがいをするときに、筆者はこの炒っていないごま油を使っていました。

もちろん料理にも使えます。

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有機低温圧搾ココナッツオイル

オーガニックのコールドプレスココナッツオイル。

香りが苦手という方も多いですが、このココナッツオイルはとても穏やかでクセが強くないので、肌につけたりそのままスプーンで使って食べていたりもしました。

体にいい油を購入する際の参考になればうれしいです。

体にいい油と悪い油の違いは、実は◯◯で決まる まとめ

以上、体にいい油と悪い油の違いは、実は◯◯で決まるというテーマで解説しました。

キャノーラ油は体にいいの悪いの?という方は、こちらをどうぞ↓

サラダ油についてはこちら↓

油を体にいいものに変えたら、フライパンもよいものにしてみませんか?

鉄の調理器具がおすすめの理由は、こちらに詳しく書きました↓

砂糖や甘味料にも、体にいいものと悪いものがあります。

詳しくはこちらをどうぞ↓

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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