瞑想の効果が出るまでの期間って、どのくらい?
瞑想してるけど、なかなか効果が出ない…
こんな悩みや疑問にお答えします。
筆者は、20代の半ばから独学で瞑想を始め、瞑想歴はかれこれ25年以上になります。
2012年からは講師としても活動し、これまでに約20,000人の方に指導もしてきました。
瞑想の実践と指導を長年続けてきて気づいたのは、瞑想にはすぐに感じられる効果と長く続けた結果感じる効果の2種類あるということです。
そこで今回は、瞑想の効果はどのくらいの期間で実感できる?すぐ現れる効果と長期的な変化と題して、筆者の実例を交え経験をシェアできればと思います。
瞑想の効果はどのくらいの期間で実感できる?すぐ現れる効果と長期的な変化
瞑想は、一体どのくらいの期間続ければ効果が実感できるのか?
筆者の経験から言うと、瞑想の効果にはすぐに現れるものと、長期間経ってからようやく実感できるものとがあります。
それぞれの効果や変化について、詳しく順番に解説していきます。
おすすめ 瞑想を習慣にするために必要なノウハウとコツ、すべてお伝えします【瞑想の教科書】
短期間で感じた瞑想の効果
瞑想の効果として短期間ですぐに感じられたものは、主に2つありました。
①気持ちが落ち着く
短期間で感じた瞑想の効果の1つ目は、気持ちが落ち着くというものがあげられます。
実際に筆者が瞑想を習慣化するようになったのも、不安や心配事が薄らいで安心できるということも大きかったように思います。
瞑想は、脳の前頭前野を活性化させる効果があると言われています。
その結果、不安や恐怖などが生み出されにくくなるようです。
その仕組みは、ここで書くとものすごく長くなるので、別の記事に詳しくまとめてみました↓
・炎症を起こしたら患部を冷やす
・喉が渇いたら水を飲む
といったように、症状を瞬間的に和らげる効果も、瞑想にはあると感じます。
②身体の緊張がゆるむ
短期間で実感した瞑想の効果の2つ目は、身体の緊張がゆるむこと。
数ある瞑想の中でも、特に呼吸に意識を向ける瞑想で、この効果を感じることが多いです。
ゆっくりとした呼吸は、自律神経の副交感神経に働きかけることができるからです。
なので、プレッシャーや怒りで体がガチガチになった時などは、ゆっくりとした呼吸に意識を集中するといった瞑想が、とても効果的かと思います。
呼吸に意識を向ける瞑想の方法は、こちらをどうぞ↓
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長期間経ってようやく感じた瞑想の効果
瞑想を始めても、効果が出るまでに長い期間が必要なものもありました。
①食生活の変化
長期間かかって感じた瞑想の効果の1つ目は、食生活の変化です。
食生活は一気にガラッとは変わらず、具体的に言うと10年くらいかけて少しずつ変化していきました。
10年ほど前の食生活は、
・コンビニ弁当やインスタント食品、ファストフードをけっこう食べていた
・お腹がいっぱいになるまで、詰め込むように食べていた
・お腹が空いていなくても、3食たべなきゃと思ってた
・食べ物を「安さ」で選んでいた
といった感じ。
瞑想を続けた現在は、
・化学調味料や食品添加物などに、違和感を感じるようになった
・お腹いっぱい食べることが、心地よくなくなった
・食べる時間帯などに、敏感になった
・原材料や、生産工程が気になるようになった
といった変化が起きています。
例えば、以前はスナック菓子などをよく食べていて「美味しいな」とも感じていました。
それがちょっとずつ「美味しいけど、ちょっと人工的だな…」と感じるようになったんです。
食べた瞬間は、脳の味覚中枢が刺激されて美味しくは感じるんだけど、食べた後に頭が痛くなったり舌がピリピリして後悔…
とはいえ、また欲望に負けて食べてしまう…
そんな繰り返しでした。
今ではそうしたいわゆるジャンクフードと呼ばれる食べ物を、積極的に食べることはほぼなくなりました。
食べた瞬間の美味しさよりも、その後の身体の重さや不快感の方がイヤだなあと感じるからです。
食生活に関しては、記事をたくさん書いているので、興味があればぜひ読んでみてください↓
②ストレスに左右されにくくなった
長期間経って感じた瞑想の効果の2つ目は、ストレスに左右されにくくなったこと。
日常的にストレスを感じることは、今では本当に少なくなったんですが、これにはけっこうな時間がかかりました。
ストレスに体が反応するのは条件反射的なものなので、そうした本能的な働きを変えるには、ある程度の期間が必要なんでしょうね。
例えば、人間関係。
以前の筆者は、何か言われてイラだったり、自分の発言に落ち込んだり…
そういったことが、かなりの頻度でありました。
ですが今は、人との摩擦が起こった時に、
・それになるべく反応しない
・反応の度合いをできるだけ小さくする
といったことが、本当にちょっとずつですが、できるようになってきていると思います。
ストレスというのは単なる「刺激」なので、ストレスそのものは悪いものではありません。
問題になるのは”刺激に対する自分の反応” です。
ストレスに対する反応が強すぎたり過剰だったりすることで、イライラしたり疲れたりしてしまうわけです。
ストレス(刺激)自体を、なくすことはできません。
ですが、自分がストレスに対してどう対処するのかは、自分で決めることができるわけです。
瞑想を長期間継続することは、そうした反応をコントロールするための、とても効果的なトレーニングになると感じています。
瞑想の効果が出るまで、そんなに長期間待てない…
以上のように、瞑想の効果には短期間ですぐに出るものと長い時間がかかるものがあるよ、というお話でした。
とはいえ、瞑想の効果が出るまでの期間を、出来るだけ短くしたいというのも、人間の性というもの。
筆者も瞑想やヨガの練習を始めた当初は、好奇心や焦りなどから、
より効率的な方法はないかな?
効果が出るまでの期間を、短くする方法はないかな?
と試行錯誤していました。
そして、何年も経ってようやく辿り着いた結論は、
効果を得ようとしないこと
でした。
そもそも、効果を得たい!と思うから、いつかな? まだかな?と気になってしまうわけです。
効果なんかどっちでもいいやと思っていれば、効果があろうがなかろうがどうでもよくなります。
効果を得るためには、効果を得ようとしないこと
そうした執着を手放すことこそが、本当の意味での瞑想の効果なのかもしれないな、と思うのです。
どうしても結果に執着してしまう…という方は、こちらがお役に立てば↓
瞑想の効果はどのくらいの期間で実感できる?すぐ現れる効果と長期的な変化
以上、瞑想の効果はどのくらいの期間で実感できる?すぐ現れる効果と長期的な変化というテーマで解説をしました。
瞑想を長期間続けて実感した効果は、こちらにもさらに詳しく書きました↓
1日5分の瞑想でどんな効果があったのか?詳しくはこちら↓
瞑想で人間関係にどんな効果や変化が起きるのか?詳しくはこちらをどうぞ↓
筆者が実践している瞑想の方法を、すべてまとめた教科書を作りました。
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最後までお読みいただき、ありがとうございました。