マインドフルネス瞑想の効果が出るまでの期間って、どのくらい?
マインドフルネス瞑想してるけど、なかなか効果が出ない…
こんな悩みや疑問にお答えします。
筆者のケンは、
仕事のストレスや、噛み合わせのズレによる体調不良をきっかけに、
マインドフルネス瞑想の練習を始めました。
2012年からは講師としても活動し、
これまでに約20,000人の方に指導もしています。
Twitterでは生活の様子を発信しています。
Follow @k_ennakagawa
練習と指導を、かれこれ10年以上続けてきて気づいたのは、
すぐに感じられる効果と、長く続けた結果感じる効果の、
2種類あるということです。
今回は、その経験をシェアします。
マインドフルネス瞑想の効果が出るまで「すぐ・長期間」どちらも正しい
マインドフルネス瞑想を10年続けて、
これまでにいろいろな効果や変化を感じてきました。
すぐに効果を感じたものと、
何年も経ってからようやく実感できたもの、とがあります。
それぞれの効果や変化について、
詳しく順番に解説していきます。
おすすめ 瞑想を習慣にするために必要なノウハウとコツ、すべてお伝えします【瞑想の教科書】
すぐに感じた「マインドフルネス瞑想」の効果
マインドフルネス瞑想をはじめて、
すぐに感じられた効果は、主に2つあります。
すぐに感じた効果① 気持ちが落ち着く
マインドフルネス瞑想は、
脳の前頭前野を活性化させます。
その結果、不安や恐怖などが生み出されにくくなるようです。
その仕組みは、ここで書くと、ものすごく長くなるので、
別の記事に詳しくまとめてみました↓
・炎症を起こしたら患部を冷やす
・喉が渇いたら、水を飲む
といったように、
症状を瞬間的に和らげる効果も、
マインドフルネス瞑想にはあると感じます。
すぐに感じた効果② 身体の緊張が緩む
マインドフルネス瞑想の中でも、
呼吸に意識を向ける瞑想で、特にこの効果を感じました。
ゆっくりとした呼吸は、
自律神経の副交感神経に働きかけることができるからです。
プレッシャーや怒りなどで、体がガチガチになった時などに、
力をゆるめる効果が、
マインドフルネス瞑想にはあると思います。
● 参考記事
おすすめ 瞑想を習慣にするために必要なノウハウとコツ、すべてお伝えします【瞑想の教科書】
長期間たってようやく感じた「マインドフルネス瞑想」の効果
マインドフルネス瞑想を始めても、
効果が出るまでに、長い期間が必要なものもありました。
長期間たって感じた効果① 食生活の変化
10年前と今の食生活は、かなり変わりました。
10年前の食生活は、
・コンビニ弁当やインスタント食品、ファストフードをけっこう食べていた
・お腹がいっぱいになるまで、詰め込むように食べていた
・お腹が空いていなくても、3食たべなきゃと思ってた
・食べ物を「安さ」で選んでいた
といった感じ。
今の食生活は、
・化学調味料や食品添加物などに、違和感を感じるようになった
・お腹いっぱい食べることが、心地よくなくなった
・食べる時間帯などに、敏感になった
・原材料や、生産工程が気になるようになった
といった感じに変わりました。
例えば、
以前は、スナック菓子などをよく食べていて、
「美味しいな♪」とも感じていました。
それがちょっとずつ、
「美味しいけど、ちょっと人工的だな…」
と感じるようになりました。
食べた瞬間は、
脳が刺激されて美味しく感じるんだけど、
食べた後に、頭が痛くなったり舌がピリピリして、後悔…
そんな繰り返しでした。
そしてまた、
欲望に負けて食べちゃうんですけどね…笑
● 参考記事
今でも、ジャンクフードを食べることはありますが、
それでいいと思っています。
何を食べたとしても、
きちんと自分が選択して食べるのであれば、
それは十分にマインドフルネスだと思っているからです(←いいわけです笑)
食生活に関しては、記事をたくさん書いているので、
もし興味があれば読んでみてください↓
長期間たって感じた効果② ストレスに左右されにくくなった
ストレスを感じることは、本当に少なくなったんですが、
これにはけっこうな時間がかかりました。
ストレスに体が反応するのは、
条件反射的なものなので、そうした本能的な働きを変えるには、
ある程度の期間が必要なんでしょうね。
例えば、人間関係。
以前のぼくは、
何か言われてイラだったり、自分の発言に落ち込んだり…
そういったことが、かなりの頻度でありました。
ですが今は、人との摩擦が起こった時に、
・それになるべく反応しない
・反応の度合いをできるだけ小さくする
といったことが、
ちょっとずつ、できるようになってきています。
● 参考記事
ストレスというのは、単なる「刺激」のことなので、
ストレスそのものは、悪いものではありません。
問題になるのは”刺激に対する自分の反応” です。
その反応が強すぎたり、過剰だったりすると、
「ストレスだ!」
といって、イライラしたり、疲れたりしてしまうわけです。
ストレス(刺激)自体を、なくすことはできません。
そのストレスに対して、自分がどう対処するのかは、
自分で決めることができます。
イヤなこと、負担になるものは、
サッパリ手放しちゃった方が、ラクですよ。
【マインドフルネス】効果が出るまで、そんなに待てない…
以上のように、
マインドフルネスの効果には、
すぐに出るものと、
効果が出るまでに長い時間がかかるものがあるよ、
というお話でした。
とはいえ、
効果が出るまでの期間を、出来るだけ短くしたい
というのも、人間の性というもの。
ぼくも、
マインドフルネスやヨガの練習を始めた当初は、
好奇心や焦りなどから、
より効率的な方法はないかな?
効果が出るまでの期間を、短くする方法はないかな?
と探したりしてました。
そして、何年も経ってようやく見つけた結論は、
でした。
そもそも、効果得たい!と思うから、
いつかな?
まだかな?
と気になってしまうわけで…
効果なんか、どっちでもいいや、
と思っていれば、
効果があろうがなかろうが、関係なくなります。
効果を得るためには
効果を得ようとしないこと
そうした執着を手放すことこそが、
本当の意味での、マインドフルネス瞑想の効果なのかもしれないな、
と思うのです。
マインドフル瞑想をやっても、
ちっとも効果が得られないな…という悩みについては、
こちらに詳しく書きました↓
【マインドフルネス】効果が出るまでの期間はどのくらい?【体験談】
以上、
マインドフルネス瞑想の効果が出るまで「すぐ・長期間」どちらも正しい
というテーマで解説をしました。
マインドフルネス瞑想は、毎日の習慣にすることをおすすめします。
筆者が実践している瞑想の方法を、
すべてまとめた教科書を作りました。
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その他、マインドフルネスや、
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記事が参考になればうれしいです。