仰向けで瞑想するやり方が知りたい
効果的な姿勢と、眠くならないコツがあれば教えてほしい
そんな疑問にお答えしましょう。
筆者は20代の半ばから独学で瞑想を始め、瞑想歴はかれこれ25年になります。
2012年からはヨガ講師として、これまでに約20,000人の方々に指導もしてきました。
生徒さんから、
膝が痛くて、座って瞑想するのがツラい…
仰向けになって瞑想すると、いつも寝てしまう…
そんな悩みをよく聞きます。
筆者にも同じような経験がありますので、その気持ちはとてもよく分かります。
そこで今回は、仰向けで瞑想するやり方。効果的な姿勢と眠くならないコツと題して、詳しく解説いたします。
仰向けで瞑想するやり方。効果的な姿勢と眠くならないコツ
瞑想というと、
静かに座って行うものや、一部のヨーガのように様々な体位を取るもの
Wikipedia 瞑想
というイメージが一般的かと思いますが、横になって行うことも、もちろん可能です。
中でも仰向けの姿勢が、瞑想には特に適しています。
重力による関節などへの負担が少ないですし、地面に触れる面積が大きいため、誰にでも比較的リラックスしやすい姿勢だからです。
またうつ伏せや横向きの姿勢だと、眠気に催しやすく、瞑想というより睡眠になってしまうケースが多いです。
仰向け瞑想の姿勢
仰向けになって行う瞑想のやり方には、姿勢にいくつかのコツがあります。
まずは、できるだけ、背骨を伸ばして仰向けになることが大切です。
背骨を伸ばすことで、血流や神経の圧迫を減らし、よりリラックスできるからです。
やり方としては、仰向けになったら一度上半身を軽く持ち上げて、身体を左右に揺らします。
そうやって背骨と首をしっかり伸ばしてから、最後に床に頭を置きます。
下半身も同様です。
足を片方ずつ持ち上げて、遠くに伸ばすようにしてから、かかとを地面に起きます。
これらの動作をすることで、全身の関節を伸ばすことができ、より緊張をゆるめることができます。
足を伸ばして仰向けになると、反り腰になってしまったり、体が緊張しやすい人は、上の写真のように、膝の下に枕や座布団を置くのも効果的です。
足の裏を地面に置き、膝を立てるだけでもいいでしょう。
仰向けの体勢がつくれたら静かに目を閉じ、ゆっくり呼吸をし、意識を頭の先から順番に、身体中にめぐらせていきます。
いわゆる、ボディスキャン瞑想です。
仰向けで瞑想するメリット
仰向けで瞑想するメリットとしては、瞑想状態に入りやすいという点があげられます。
眠くなりそうになることを利用して、睡眠と覚醒の、ちょうど間の感覚を得やすいからです。
瞑想状態は「半分目覚めていて、半分眠っているような感覚」と例えられることがあります。
仰向けの瞑想は、まさにそうした、まどろみの状況を作りやすいと言えます。
仰向け瞑想の注意点
寝ながら瞑想する際の注意点としては、そのまま寝てしまいがちということです。
横になった姿勢は、どうしても眠気に襲われやすいですよね。
仰向けの瞑想は、誰でも簡単にリラックスしやすい一方で、そのまま寝てしまう可能性も高くなるので、実はかなり難しい瞑想法とも言われています。
どうしても眠くなってしまうという場合は、目を開けたまま瞑想してみることをおすすめします。
座った瞑想の場合は、目を開けていると意識が散漫になりやすいのですが、仰向けで行う場合は、それがいい方に働く場合があります。
また、音声ガイドを聞きながら瞑想するのもおすすめです。
声で瞑想を誘導してくれるので、ついつい眠ってしまったということが防ぎやすくなります。
筆者の声で録音した音声ガイドは、こちらからどうぞ↓
仰向けの瞑想は、いつ行うのがいいの?
ここまで、仰向けの瞑想のやり方について解説しましたが、いつやるのがいいの?という疑問はないでしょうか?
仰向けの瞑想を行うタイミングは、夜寝る前か、1日の活動を終えた後が適していると筆者は考えています。
日中ずっと覚醒していた意識を落ち着かせることができ、質のよい睡眠にもつながるからです。
逆に朝に行う瞑想としては、なかなかエンジンがかからず不向きかもしれません。
朝はどのような瞑想が適しているかは、こちらに詳しく書きました↓
瞑想を習慣にすると、人生が変わる
仰向けで行う瞑想には、もうひとつ大きなメリットがあります。
それは、瞑想の習慣化に役立つということです。
1日何十分も座って瞑想をするのは、なかなか難しいものですよね。
座ること自体が大変、という方もいます。
仰向けで行う瞑想は、楽な姿勢で行えるので、瞑想を習慣にすることのハードルを下げてくれます。
毎晩、布団に入ってからの2、3分でいいので、仰向けになって、静かに自分を観察する時間をぜひ持ってみてください。
日常生活にいろいろな変化が現れて、瞑想を毎日の習慣にしたくなると思います。
瞑想をずっと続けていたらこんなことが起こった、という体験談を、こちらに詳しく書きました↓
仰向けで瞑想するやり方。効果的な姿勢と眠くならないコツ まとめ
以上、仰向けで瞑想するやり方。効果的な姿勢と眠くならないコツというテーマで解説しました。
仰向けで瞑想する際におすすめの、ボディスキャンのやり方はこちらをどうぞ↓
座って瞑想するのがツラい…という方は、こちらが参考になれば↓
瞑想状態にどうしたら入れるのか?という秘訣は、こちらに詳しく書きました↓
仰向けで瞑想すると眠くなってしまう…という方は、こちらもどうぞ↓
眠くなるどころか寝てしまう…という場合は、こちら↓
瞑想に適した時間帯は、生活スタイルによっても変わります。詳しくはこちら↓
筆者がこれまで学んできた瞑想のやり方を、こちらに詳しく書きました↓
最後までお読みいただき、ありがとうございました。