雑念が多いのを何とかしたい
瞑想すると、雑念が多すぎるのを改善できますか?
そんな疑問にお答えします。
筆者は現在、瞑想やヨガの講師をしていますが、そもそも瞑想を始めたのは20代半ばごろ。
その時は自己流でやっていたのですが、2011年に本格的にヨガの道場に入門し修行を開始し現在に至ります。
筆者自身、瞑想を始める以前は雑念だらけの毎日でした。
もちろん今でも、雑念が浮かんでくるときはしょっちゅうあります。
ですが瞑想を習慣にするようになってからは、雑念との付き合い方がだんだん分かってきたような気がします。
そうした経験から今回は、雑念が多い人へ。瞑想講師が実践する頭を空にする5つの方法と題して、筆者が日々心がけていることを詳しくご紹介したいと思います。
おすすめ 瞑想を習慣にするために必要なノウハウとコツ、すべてお伝えします【瞑想の教科書】
雑念が多い人へ。瞑想講師が実践する頭を空にする5つの方法
雑念が多すぎるのを気にしている方に、瞑想講師の筆者がお伝えできること、それは、
ということです。
雑念を完全になくすことなんて不可能だし、むしろ浮かばない方が不自然だからです。
以上。
…だと、これで終わりになっちゃうので、雑念が浮かびにくくなる方法を、さらに詳しくご紹介したいと思います。
雑念は、多いより少ない方がいいですからね。
雑念が多い人におすすめしたいコトは、主に次の5つ。
①睡眠を十分にとる
②気になることを紙に書き出す
③朝起きた直後に瞑想する
④食べすぎない
⑤樹や海をイメージする
どういうことか、詳しく順番に説明いたします。
①しっかり睡眠をとる
雑念が多い人に瞑想講師の筆者がおすすめしたいことの1つ目は、
ことです。
寝不足の時ってイライラしやすかったり、思わぬミスをしがちですよね。
そこで起きた出来事がさらにまた別の出来事を引き起こし、雑念の種が増え続けてしまうわけです。
なのできちんと眠れているかどうかは、体調や感情状態にも大きく影響します。
また睡眠には、脳の記憶を整理したり取捨選択を行う機能があると言われています。
最近、きちんと眠れていますか?
朝起きた時に、疲れはとれていますか?
雑念が多いな…という感じる場合は、ここ最近の睡眠時間や眠りの質を確認してみるとよいかもしれません。
質のよい睡眠を得るための方法は、こちらが参考になれば↓
②気になることを紙に書き出す
瞑想講師がおすすめする、雑念が多い人に試して欲しいこと2つ目は、
というものです。
頭の中に気がかりなことが詰まっていると、脳はそれを忘れないようにずっとフル回転を続けてしまいます。
なので余分なデータは、一旦頭の中から取り出して、脳の空き容量を増やすことがおすすめです。
やり方は簡単。
・〇〇さんにメールを返信する
・△△の件で、△△さんに相談する
・□□を申し込む
のように、やらなきゃいけないことや気になっていることを、全部紙に書き出してみてください。
それだけで、雑念がかなり消えているはずです。
また瞑想にも、脳内のメモリを整理したり、容量を増やす効果もあるようです。
詳しくはこちらに書きました ↓
おすすめ 瞑想を習慣にするために必要なノウハウとコツ、すべてお伝えします【瞑想の教科書】
③朝起きた直後に瞑想する
雑念が多い人におすすめしたいこと3つ目は、
というものです。
先ほども瞑想は脳を整理すると書きましたが、特に朝目覚めてすぐというのは、その効果を最大限に感じられる時間帯だと考えられます。
なぜなら起床直後というのは、1日のうちで最も頭の中がクリアな状態だからです。
何か活動を始めてしまうと、頭の中の活動が始まって雑念が生まれやすくなります。
なのでもし、雑念が多いから瞑想したいというのであれば、朝起きてすぐが最適だと思います。
朝におすすめの瞑想のやり方は、こちらに詳しく書きました↓
④食べすぎない
瞑想講師がおすすめする、雑念が多い人に試して欲しい4つ目は、
ということです。
食後、頭がボーっとして集中力が散漫になったと感じることありませんか?
何を食べたかにもよりますが、甘いものや炭水化物を一気にたくさん食べると、血糖値が急激に上がります。
すい臓からインシュリンが分泌され血糖値は下がりますが、今度は下がった血糖値を上げようと…
そんなジェットコースターのようなアップダウンが生まれてしまい、それによって眠気や集中力の低下などが引き起こされます。
普段から雑念が多いなと感じる方は、食事の内容や量、食べるスピードやちゃんと噛めているかなどを見直してみるとよいかもしれません。
血糖値の急上昇は、食べる順番によってある程度防ぐことができるので、こちらを参考にしてみてください↓
食後、いつも眠くなるという人は、こちらをどうぞ↓
先ほど、瞑想は朝にやるのがおすすめと書きましたが、食後は意識が散漫になることも理由のひとつです。
瞑想中に雑念が多いと感じる人は、食後は避け、食事前や空腹時にぜひ行ってみてください。
詳しくはこちら↓
おすすめ 瞑想を習慣にするために必要なノウハウとコツ、すべてお伝えします【瞑想の教科書】
⑤樹や海をイメージする
雑念が多い人に瞑想講師がおすすめしたいこと、最後5つ目は、
というものです。
これは、自然を想像すると、心が癒されて落ち着いてきますよね〜といった話ではありません。
一旦人間であることを手放して、樹や海といった自然物になりきってみましょうという提案です。
雑念というのは、人間特有の現象だとも言えます。
樹や海が、困ったなあ…とか、ムカつくなあ…とはきっと思わないですよね。
瞑想中に雑念が多いなという場合にも、これはとても有効な方法です。
こちらに詳しく書いたので、ぜひ参考にしてみてくださ↓
それでも雑念が多すぎる…
ここまで雑念が多い人に試してほしい、ヨガ講師おすすめの方法を5つご紹介しました。
とはいえ、それでもまだ雑念が多すぎる…という方もいらっしゃるかもしれません。
そんな方に、究極の解決法をお伝えいたしましょう。
それは、雑念をなくそうとしないということです。
雑念が多くて困っているのに、なくさなくていいとは何ごとだ!と言われそうですが、でも本当にそうなのです。
だって雑念というのは、誰かが勝手にそれを雑念と名づけ、しかも雑念はよくないものだと思い込んでいるにすぎないからです。
例えていうと、雑念は夜空に浮かぶたくさんの星と同じと言えます。
星はただそこにあるだけです。
雑念が多すぎるから困るというのは、夜空を見上げて「星が多すぎるからなんとかせねば!なんであの星はあそこにあるんだ!」などと、思っているようなものだとも言えます。
雑念を雑念として捉えれば、それは悩みの種になるでしょう。
ですが天体観測のように客観的に眺めれば、自分を観察するための便利なツールにもなり得ます。
雑念が消えない…と感じる場合は、一度雑念という概念すら手放してみてもいいかもしれません。
瞑想中の雑念は、座り方もかなり影響しています。
こちらが参考になれば↓
瞑想時に座るのが難しい…という方は、補助具を使うのもおすすめです。
詳しくはこちら↓
雑念が多い人へ。瞑想講師が実践する頭を空にする5つの方法 まとめ
以上、雑念が多い人へ。瞑想講師が実践する頭を空にする5つの方法というテーマで解説しました。
雑念が多すぎて無になれない…と感じている方は、こちらの記事がお役に立てば↓
雑念の他にも、嫉妬心が半端ない…という場合は、こちらをどうぞ↓
雑念も多いが不安も多い…という方はこちら↓
雑念を手放して頭を空っぽにするには、書く瞑想もおすすめです。
詳しくはこちらをどうぞ↓
雑念に振り回されない練習として、瞑想はとてもおすすめです。
瞑想について詳しく知りたい方は、ぜひこちらを読んでみてください↓
最後までお読みいただき、ありがとうございました。