お金は社会の血液だと、よく言われると思うんですけど、それは違うんじゃないかというお話を、今日はさせていただきたいと思います。
お金は社会の血液とよくいうが、本当か?
お金は社会の血液という言葉、確かにそう言える部分もあると思います。
たとえば、自分の体の中を血液がめぐって、それによっていろんな栄養素が細胞に届けられ、自分の肉体が活動できている。
お金もそうですよね。
お金が社会に循環することによって、いろいろな企業や自治体や個人が、生産活動や消費活動をしているといった共通点もあると思います。
ですが筆者には、こことでひとつ大きな違和感が湧いてくるのです。
ムクムクムク。
信用創造
それは、金がどうやって生み出されているか、その仕組みです。
この仕組みは、信用創造とも呼ばれています。
信用創造を簡単に説明すると、銀行はお金を貸し出す時に、手元にそれだけ分のお金を持ってなくても、単に相手口座に◯◯円と入力するだけで、何もないところからお金を作り出せてしまうという仕組みなんです。
では、お金が社会の血液であるならば、血液はそんなことができますか?
っていうと、そんなことはできないわけです。
血液は骨で作られます。
そして血液を作るための原料を、食べ物などから取り入れて、消化して分解して吸収するなどの必要もあります。
何もないところから、血液は生まれ得ません。
だけどお金には、それができちゃうんです。
するとどうなるか?
もしも、体の中の血液が、一方的にどんどん増え続けてしまうことを想像してみてください。
どうなっちゃうでしょうか?
たぶん、全身が膨れ上がっちゃって、大変なことになっちゃいますよね。
血液が足りないのも問題だけど、多けりゃいいってものでもないわけです。
どちらかに偏りすぎているというのは、すごく不自然な状態。
そして今のお金は、もう明らかに自然摂理のバランスを逸脱してしまったように、筆者は感じています。
お金はどこに向かって流れている?
お金は本当に社会の血液なのかどうかは、お金が一体どこに流れていっているかを観察すると、興味深い結論が得られると思います。
たとえば現代の経済システムでは、小さな商いは意図的に淘汰され、いわゆるグローバル企業と呼ばれる大手にお金が流れる仕組みができてしまっています。
小さいものが生き残るためには、大きい組織の傘下に入るしかない。というか、そうしないとすごく大変。
血液でそんなことが起きたら、大変ですよね。
想像してみてください。
血液のほとんどは右手だけに送られます。なので右手だけがどんどん成長してしまい、他の体のパーツは、逆に痩せ細ってしまいました。
そんなバランスの悪い状態、いやですよね。
それが、お金は社会の血液と本当に呼べるのか?と疑問を持ちたくなってしまう理由の一つでもあります。
ちなみに「そんな歪んだ経済システムからは、もう抜けますね」と宣言したのがロシアという国だと筆者は考えています。
詳しくはこちらに書きました↓

人工のお金
お金が社会の血液だとするならば、今世の中に流通しているお金は、人工的に作られたお金、あるいは遺伝子組み換えされたお金のように言うのが、適切なようにも感じます。
もしもそれが血液だとして、そんなものが体の中を流れていたら、体調に影響がでてもおかしくないですよね。
だから、今この世の中が生きづらいと感じている人は、その感覚はおかしくも何ともないので、安心してください。
不自然な空間の中で、自然を装って生きていく方が、よっぽど不自然だと思います。
自分の直感に耳を傾けて、自然に生きていけばいいのです。
お金は社会の血液とよくいうが、本当か? まとめ
以上、お金は社会の血液とよくいうが、本当か?というテーマでお話ししました。
この記事の内容は、動画でもお話ししているのでぜひご覧ください↓
あなたは今、お金が欲しいと思っていますか?
もしそうなら、なぜそう思っているのか?こちらもぜひお読みください↓

最後までお読みいただき、ありがとうございました。