ロシアのルーブルが金本位制に移行するという報道がありまして、それに関していろいろ思うところあったので、今回はそういった話をしてみたいと思います。
ロシアルーブルが金本位制に移行するという報道について考察してみた
ロシアルーブルが、金本位制に移行する準備をしているとか計画があるという報道、耳にしたことがありますか?
メディアでは、どのように伝えられているかというと「プーチンが追い詰められてまたなんか変なことを言っている」「プーチンは気が狂ってしまった」といった論調がほとんどじゃないでしょうか。
だけど筆者は、事実はまったく逆なんだろうと感じています。
というのも、今回のロシアルーブルの金本位制への移行が本当だとするならば「今この世界を支配しているお金の仕組みから我々は降りるよ」という宣言のように感じるからです。
ロシア対反ロシア
ロシアルーブルが金本位制に移行するか否かという話は、現在ロシアが仕掛けたとされている隣国との関係性にも話は及びます。
というのも、現在ロシアは隣の国に軍事侵攻を行った悪魔のような国だ、ということにされていると思いますが、それを理由に経済制裁を発動しているのは、先進国を中心とした40数カ国だと言われています。
現在、国連加盟国は193カ国です。
つまり残りの140〜150カ国は、ロシア側についたと考えることもできるわけです。
つまり、米ドルを基軸通貨とした今まで通りの経済金融システムを続けていきたいグループが世界中のたった4分の1と、一気に少数派のローカル制度になってしまったとも言えるわけです。
日本は、残念ながらなのか、成り行き上仕方なくなのか何なのか分かりませんが、表向きはこの4分の1サイドに所属しているようです。
筆者は、この4分の1になってしまった社会システムを「ブラック世界」と名づけて呼んでいます。
詳しくはこちらに書きました↓
金本位制になった後
ロシアルーブルが金本位制に移行したとして、その後どうなるかというと、時間をかけて今の金融システムと入れ替わっていくように思っています。
筆者は経済や金融のことには詳しくはないので、これまでの経験上でしかありませんが、自然の摂理からいってもそうなるのが必然だと思うからです。
例えば、一瞬で夜から朝に変わることはありません。
物理的に物ごとが変化をするには、やはりそれなりの時間が必要です。
なので、もしも一夜でガラッと世の中が変わってしまうようなことが起きたとしたら、それもまた不自然な、人為的な力によってなされていると思うのです。
ですが、今回のルーブルの金本位制も含めたロシアの動きは、ただ一国の意志だけで起こったものではないように、筆者は感じるんです。
もっと大きな自然の循環の中で、必然的に沸き起こるような、言ってみれば自然現象とでもいえるような印象を受けます。
完全に筆者の感覚でしかありませんが、でもきっとそうなのです。
なので、雨が降って地が固まるような、台風一過の青空に虹がかかるように、ものすごく自然な形で、その次のドラマチックな景色が現れるように感じています。
一旦、今の経済システムを完全にリセットしない限り、本当の意味での経済発展はないようにも考えています。
詳しくはこちらに書きました↓

最後は、筆者の想像の話になってしまいましたが、当たらずも遠からずだと自分では思っています。
みなさんは、このロシアルーブルの金本位制をはじめ、現在のロシアを取り巻く世界の動きを、どう感じていますか?
この経済システムから抜け出すために、我々一人ひとりができることについては、こちらに詳しく書きました↓
ロシアルーブルが金本位制に移行するという報道について考察してみた まとめ
以上、ロシアルーブルが金本位制に移行するという報道について考察してみたというテーマで解説しました。
ロシアがドル経済からイチ抜けたということについて、動画でも詳しくお話ししました↓
そもそも、お金ってなに?と思っている方は、こちらもぜひお読みください↓

最後までお読みいただき、ありがとうございました。