信用創造という言葉を、あなたは聞いたことがあるでしょうか?
筆者は、この信用創造という仕組みおかしいと考えているのですが、それはなぜかというお話を、今回はしてみたいと思います。
信用創造とはどんな仕組みなのか?なぜおかしいのか分かりやすく解説
信用創造とは一体何なのか?
簡単にいうと、銀行が、何もないところからお金が生み出せてしまう制度といえるかと思います。
信用創造とは?
信用創造とは何かを、言葉の意味から見てみると、信用は「私はあの人を信用している」という時の信用です。
そして創造は、クリエーションという意味の創造ですね。
なのでそれらをつなげると、信用によって何かを作り出すとか、信用そのものを生み出す、などという意味になるかと思います。
それだけだと、何が何だかよく分からないと思うので、ちょっと例え話で説明してみましょう。
もしもあなたが銀行だったら
たとえばあなたが銀行業を開業したとしましょう。
手元の資金は100万円持っています。
そこに「50万円貸してください」という人が来たとします。
するとあなたは「あ、私100万円持ってますから、50万円貸してあげられますよ」といって、50万円を貸してあげることができますよね。
ところが、信用創造ができるとどうなるかというと、50万円貸すのに、50万円以上持っている必要がないのです。
それどころか1円も持っていなくても、100万円でも何億円でも、理論上は貸し出すことができてしまいます。
そんなばかな?と思いますか?
でもそれが、銀行が持つ信用創造という仕組みなんです。
現実的には、10倍ぐらいまでにしましょうといった規制はあるらしいですが、理屈としてはそういったことができてしまうんです。
信用創造するとどうなるか?
信用創造という仕組みによって、手元にお金がなくても、相手の預金口座に数字を書くだけで、どこからともなくお金が生み出せてしまうとどうなるか?
100万円は貸したお金なので、相手はきっと返してくれますよね。
すると、もともと0から生み出した100万円なので、相手から返してもらったらそれが丸々利益となります。
相手がもしも返してくれなかったら?
そもそもなかったお金なんだから、実は痛くも痒くもないわけです。
これが信用創造とは何か、という答えです。
よく考えると不自然だし、不公平に感じませんか?
今の世の中に流通しているお金というのは、そういった不自然な信用創造のもと生まれているので、どんどん無限増殖しちゃってる状態です。
しかもそれが法的に認められてしまっているので、多くの人は疑問をもつことなく、それを信じています。
筆者もかつてはそうでした。
でもよくよく考えると、元手がないのにお金が作れちゃうとうのは、ほんとにおかしいことだと思うのです。
信用創造の末路
信用創造とは何かが分かったところで、ではそれが続くとどうなるか?
お金が無限に作れてしまうということは、お金を持つ人と持たない人の差が、どんどんと広がる一方というのは、容易に想像がつくと思います。
また、お金をたくさん持た人たちは、必然的に権力も手にすることになるでしょう。
お金が無限に増えると、国すらも動かせるくらいの権力を持つに至たるかもしれませんし、国よりもお金の方が力がある、という行き過ぎた状況さえ生まれる可能性があります。
というか、今の世界がまさにそうだと思います。
といったように、もしもお金とは一体なんだろう?と思っていたら、ぜひ信用創造について、ご自身でも調べてみてください。
すると、
今わたしたちが価値があると思っているお金は、本当は一体何なのか?
実はものすごく詐欺的な、おかしな仕組みなんじゃないのか?
ということがいろいろと見えてきて、今の世の中の生きづらさの理由が、もしかしたら分かるかもしれません。
信用創造とはどんな仕組みなのか?なぜおかしいのか分かりやすく解説 まとめ
以上、信用創造とはどんな仕組みなのか?なぜおかしいのか分かりやすく解説というテーマで解説をしました。
お金が猛烈に欲しくて、気が狂いそうだ!という方は、ぜひこちらもお読みください↓

お金の正体については、こちらも参考になれば↓

信用創造については、こちらの動画でも詳しくお話ししています↓
最後までお読みいただき、ありがとうございました。