電車の中で瞑想するやり方を知りたい…
毎日瞑想したいけど、電車の中くらいしか時間がない…
そんな悩みにお答えしましょう。
筆者は20代半ばから独学で瞑想を始め、瞑想歴はかれこれ25年くらいになります。
その後ヨガの練習を本格的に開始し、これまでに約20,000人の方に指導もしてきました。
クラスを教えていると「毎日瞑想をしたいんだけど、忙しくてなかなか時間が取れない…」という声を多く聞きます。
筆者もそういう時がありました。
そこで今回は、電車で瞑想。電車の中でも瞑想できるヨガ講師おすすめの5つのやり方と題して、通勤通学中にもできる瞑想の方法を詳しく解説したいと思います。
電車で瞑想。電車の中でも瞑想できるヨガ講師おすすめの5つのやり方
電車の中で瞑想をする方法として、筆者がおすすめしたいのは次の5つです。
①ボディスキャン瞑想
②アプリや音声ガイドを使って瞑想
③電車の中の自分を空から眺める瞑想
④目を閉じて電車内の様子を観察する瞑想
⑤瞑想の本を読む
通勤電車や満員電車が好きという人はいないと思いますが、過ごし方によっては、瞑想のよい練習の機会にもなるんです。
それぞれどういったやり方なのか、順番にご紹介いたします。
①ボディスキャン瞑想
電車の中で瞑想をするなら、1番のおすすめはボディスキャン瞑想です。
立っていても座っていても、どんな状況でも行うことができるからです。
やり方はとてもシンプル。
軽く目を閉じて、自分の身体を頭の先から足の先まで、スキャンをするようにゆっくりと意識を動かしていくだけです。
そこで感じたかゆみや重さ、温度などを、良い悪いの判断をせずに、純粋に観察します。
これなら、電車の中で、短時間でもできますよね。
注意点は、途中で寝てしまわないこと。
電車の中の騒音や揺れは、ついつい眠気に襲われやすいです。
ボディスキャン瞑想の詳しいやり方は、こちらに詳しく書いたので、ぜひ参考にしてみてください↓
②アプリや音声ガイドを使って瞑想
電車の中で瞑想するやり方として、次におすすめしたいのは、瞑想アプリや音声ガイドを使って瞑想することです。
電車の中での雑音が耳に入ってきてしまうと、集中しづらいこともあるからです。
電車の中は、乗客の話し声やアナウンス、車輪と線路の摩擦音などたくさんの音が聞こえてきます。
なので、音声で瞑想を誘導してくれるアプリや音声ガイドを用いると、気が散らず、意識を瞑想に集中させやすいです。
筆者がおすすめしたい瞑想アプリはこちらです。
瞑想する分数や、開始/終了の合図音が自由に設定できて、とても使い勝手がよいです。
また、世界中の瞑想家のガイド音声に沿って、瞑想を行うことも可能です。
電車の中での瞑想に役立つ、音声ガイドを用いた瞑想のやり方は、こちらの記事にも詳しく書きました↓
また、筆者が録音した瞑想のガイド音声もあるので、よかったらどうぞ↓
③電車の中の自分を空から眺める瞑想
電車の中の自分を空から眺める瞑想も、とてもおすすめです。
電車の外から自分を観察することで、電車内の騒音や匂い、ザワザワした雰囲気から距離を置くことができるからです。
幽体離脱をして、もう一人の電車の中の自分を見ているような、瞑想の方法です。
自分を上空から眺めるという想像は、電車や通勤時間に限らず、どんな場所や状況でも使えて便利です。
つまらない会議や、上司からあーだこーだ言われてる時など、その状況にどっぷり向き合うのでも、
必死に逃げるのでもなく、人ごとのように自分を眺めている感じです。
こうした瞑想を繰り返していくと、日常生活の中でも、悩みやストレスが減っていくのが感じられると思いますよ。
瞑想がストレスの軽減になぜ効果があるのかは、こちらに詳しく書きました↓
④目を閉じて電車内の様子を観察する瞑想
電車の中で瞑想をするやり方、4つ目のおすすめは、目を閉じて電車内の様子を観察する瞑想です。
推理ゲームのような面白さがあります。
え!?ゲーム?
瞑想って何も考えずに、心を無にすることなんじゃないの?と思われるかもしれませんが、筆者の考えは逆です。
ヴィパッサナー瞑想という瞑想法では、
ヴィパッサナーとは、ものごとの表面だけでなく、ありのままを観察する
生きる技:ヴィパッサナー瞑想|日本ヴィパッサナー協会
ことと説明されています。
つまり瞑想とは、何かを放棄してしまうことではなくて、むしろ何かに集中し、それをじっくりと味わっている状態とも言えると思うのです。
ゲームや観察といっても、必死に頭を使って頑張っているわけではありません。
あらゆることに意識を向けてはいるけど、それをただ客観的に眺めているようなイメージです。
やり方は以下のような感じ。
目を閉じて、
・電車はどのくらいの速度で走っているのか想像する
・揺れや音などから、電車の外の景色を思い描く
・乗客の会話から、その人の年齢や服装を予想する
・次の駅で何人降りるか?何人乗ってくるかを予測する
・乗客客層(学生、サラリーマン、男性、女性など)を想像する
など。
当たっているかどうかは、あまり重要ではありません。
視覚以外の感覚を使って、電車内を観察する練習と考えるとイメージしやすいでしょうか。
結果にとらわれないこと自体も、よい瞑想の訓練になります。
おすすめ 瞑想を習慣にするために必要なノウハウとコツ、すべてお伝えします【瞑想の教科書】
⑤瞑想の本を読む
電車内の時間を有意義なものにする方法は、なにも瞑想だけではありません。
瞑想しなきゃと固執するのは、逆効果です。
今日は本を読みたいな、と思ったら、その気持ちに素直に従うこと。
それも、瞑想の大切な要素だと思います。
以下の記事に、筆者がおすすめする瞑想の本について、詳しく書きました↓
どれも小型の本なので、持ち運びしやすく電車の中でも読みやすいと思います。
本は持ち歩きたくないな…という人には、Amazonのオーディオブックサービス Audibleが便利だと思います。
瞑想に関する書籍が、とても充実しています。
電車の中で瞑想するの無理…と思ったら、いさぎよくやめる
電車の中で瞑想するの、今日はつらいな…と思ったら、無理にする必要はないと思います。
かえって、ストレスになってしまうからです。
電車の中、特に通勤時間にはたくさんの人が乗っていますし、温度や匂い、会話やアナウンスも気になりますよね。
瞑想をする以前に、電車に乗っているというだけでも、かなり過酷な環境だとも言えます。
なので、瞑想するのは今日はちょっと無理だな…と感じた時は、きっぱりやめてもいいと思います。
これは通勤電車の中に限らず、家で静かな環境の中で行なっている時でも同じです。
体調に異変を感じたり、どうしても気分が優れないときなどには、むしろ瞑想はしない方がよいと筆者は考えています。
ただし、「今日は気分が乗らないから、瞑想しなくてもいいか」と、サボることとはちょっと違います。
ここは引くべきか、引かざるべきか?
やるのか、やらないのか?
そうした微妙な境界に意識を向けることこそが、瞑想の練習でもあるということです
最も確実に成功する方法は、成功するまでやめないこと
という言葉があります。
成功を手に入れることが瞑想の目的ではありませんが、淡々と瞑想を続けた先に、どんな変化が起こるのかをぜひ楽しんでみてください。
筆者の体験は、こちらに詳しく書きました↓
電車で瞑想。電車の中でも瞑想できるヨガ講師おすすめの5つのやり方 まとめ
以上、電車で瞑想。電車の中でも瞑想できるヨガ講師おすすめの5つのやり方というテーマで解説しました。
仕事中にもできる瞑想のやり方は、こちらに詳しくまとめました↓
瞑想しても「全然無になれないな…」という方は、こちらをどうぞ↓
電車の中だと寝てしまって瞑想どころではない…という方は、こちらをどうぞ↓
文章だけだとよく分からないな…という方は、ぜひ筆者のクラスへお越しください。
年に数回、瞑想に特化した練習会も行っています↓
瞑想について、もっと詳しく知りたい方は、こちらもお役に立つと思います↓
最後までお読みいただき、ありがとうございました。