瞑想で人間関係が楽になるって、ほんと?
人間関係のストレスにも、瞑想は効果があるの?
そんな悩みや疑問にお答えします。
筆者は20代半ばから独学で瞑想を始め、瞑想歴はかれこれ25年ほどになります。
2012年からは講師としても活動し、これまでに約2万人の方に指導をしてきました。
筆者はかつて、心身のバランスを崩したことで人間関係がしんどくなり、ずっと引きこもっていた経験があります。
ですが瞑想を行うようになってから、ものの見方や考え方が変化し、人間関係もとても楽になりました。
そうした経験から今回は、人間関係の悩みが瞑想で楽になった。対人関係が変化した3つの理由と題して、筆者の経験を詳しくご紹介したいと思います。
ちなみに筆者は現在、家や持ち物を手放してスーツケース1つで暮らすなど、シンプルな生き方を実験中です。
詳しくはこちらをどうぞ↓
おすすめ 瞑想を習慣にするために必要なノウハウとコツ、すべてお伝えします【瞑想の教科書】
人間関係の悩みが瞑想で楽になった。対人関係が変化した3つの理由
筆者は瞑想を続けたことで、
その人間関係を続けるか? 手放すか?
の基準が、明確に持てるようになりました。
負担になる人間関係にいつまでも時間を割いているより、やりたいことにエネルギーを注いだ方がいいということに気づいたからです。
具体的に言うと、人間関係で悩んだり苦しんだ時に、下のような問いかけをするようになりました。
① 到達地が同じであれば、どちらの道を選ぶか?
② 損も得もしないとしたら、どちらの道を選ぶか?
③ どちらの道の方がワクワクするか?
具体的にどういうことか、順番に説明していきます。
①到達地が同じだとしたら、どちらの道を選ぶか?
人間関係の悩みが瞑想で楽になった理由の1つ目は、到達地が同じなら、どちらの道を選ぶか?と考えるようになったからです。
この人間関係を解決しないと、前に進めない…
今の人間関係から逃げるのは、卑怯なんじゃないか…
そんな悩みを持ったことはありませんか?
そんな時、
A:その人間関係を頑張って乗り越える
B:逆に、その人間関係からは逃げて、やりたいことに時間や労力を注ぐ
どちらを選んでも、結局は同じ場所にたどり着くのなら、どちらを選ぶかな?と考えるようになりました。
瞑想的に考えた場合、答えは断然、後者であることが多いです。
どのみち、同じ結果が手に入るなら、わざわざ大変な方を選びたくはないですよね。
例えば、道の真ん中を、大きな岩がふさいでいるとしたら、どうするでしょうか?
時間や労力をかけて、岩を撤去してから前に進むのも、もちろん一つの手ではあります。
ですが、冷静にあたりを見渡したら、他にも道があるかもしれません。
もしかしたら、その車は空を飛ぶことができるかもしれない。
目的地が近いなら、車はそこに停めておいて、後日、取りに戻るという方法もあります。
悩みの渦中にいると、周りの状況が、見えなくなってしまうものです。
瞑想は、今ここで何が起こっているのかを、落ち着いて観察する、心の余裕を生み出してくれます。
②損も得もしないとしたら、どちらを選ぶか?
人間関係の悩みが瞑想で楽になった理由の2つ目は、損も得もしないとしたら、どちらを選ぶか?という視点で考えるようになったからです。
損得が絡んでくると、判断を誤りがちです。
この人間関係は後々有利になるだろうから、無理して続けておこう…
この人間関係が切れちゃうと、後になって困るかも…
そういった損得を考え始めると、とたんに自分の判断は揺らいできます。
どうしてもその道を進みたいのなら、人間関係が…なんていうことは気にもとめないでしょう。
人間関係がどうの、と気にしていると言うことは、あなたが行くべきなのはその道じゃないよ、と教えてくれているのかもしれません。
瞑想は、損得を一旦横に置き、その上で、本当はどうしたい?と問い直している感覚があります。
こうした考え方は、仕事においても、大いに役に立ってきました。
③どちらの方がワクワクするか?
人間関係の悩みが瞑想で楽になった理由3つ目は、どちらの方がワクワクするかで、ものごとを決めるようになったから。
人生の時間は限られているので、ワクワクしないことをしてる時間なんて、ないですよ。
瞑想を習慣にすると、直感に耳を傾けやすくなって、
自分が本当はどうなっていきたいか?
どうありたいか?
ということに、気づかせてくれるようにも感じます。
どうしてもこの道を行きたい!
ここの道を突き進んでいきたいんだ!
と感じていたら、目の前の人間関係やトラブルなんて、気にしてるヒマなんて、ないですよね。
もしも、自分が何がしたいのか分からない…という場合は、今までワクワク感じたことを、掘り起こしてみるといいですよ↓
おすすめ 瞑想を習慣にするために必要なノウハウとコツ、すべてお伝えします【瞑想の教科書】
人間関係が楽になる瞑想の方法
ここまで、人間関係の悩みが瞑想で楽になったということについてお伝えしてきました。
それでは具体的に、どのような瞑想をすればいいのか、詳しくお伝えしましょう。
人間関係の悩みに効果的な瞑想は、イメージ瞑想という方法がおすすめです。
そんな場合におすすめの瞑想の方法があります。
自分とはまったく別の物になって、相手と自分との関係を客観的に眺めるやり方です。
相手との人間関係を、自分の視点から見ているだけだと、関係が複雑であるほど、感情的になったり否定的になったりしがちです。
なので、まったく別の第三者になって、人間関係を見てみるのです。
何になるかは自由です。
例えば、
・共通の友達
・隣の家の犬
・本棚の中の本
など、なんでもいいです。
人でも物でも構いません。
そうした自分ではない第三者になって、自分と相手との人間関係を観察します。
すると、自分がいかに先入観を持って相手を見ていたかとか、相手には相手の事情や立場があることなど、さまざまなことに気がつくと思います。
何になるかによって、見える景色がガラッと変化しますので、楽しみながらいろいろ試してみてください。
イメージ瞑想のやり方は、こちらにさらに詳しく書きましたので、参考にしてみてください↓
人のことまであれこれ心配してしまって、疲れてしまっていませんか?
そんな方には「今ここに集中する瞑想」もおすすめです↓
人間関係の悩みが瞑想で楽になった。対人関係が変化した3つの理由 まとめ
以上、人間関係の悩みが瞑想で楽になった。対人関係が変化した3つの理由というテーマで解説をしました。
人間関係に悩んだ時、筆者が読んで楽になった本をこちらにまとめました↓
ブッダは、そもそも人間関係なんか持つから悩むんだから、人付き合いすら手放しなさいと、ぶっ飛んだことを言っています。
詳しくはこちらに書きましたので、参考になれば↓
しかも、人間関係どころか全てものごととの関係を断ちなさいとも言っています↓
そもそも悩みなんてないんだから、悩む必要なんてない、とも↓
対人関係の悩みには、こちらの本もおすすめです↓
心理学者のアドラーは「悩みのほとんどは人間関係の悩み」と言っています。
詳しくはこちら↓
人間関係に正面から向き合ってしまうと、冷静な判断がしにくいです。
瞑想は、遠く離れた場所から自分を観察する練習になります。
瞑想について、もっと詳しく知りたい方はこちらをどうぞ↓

最後までお読みいただき、ありがとうございました。