カーネギーの「人を動かす」という本の、まとめやポイントの要約が知りたい
「人を動かす」は、人間関係やコミュニケーションに役立つと聞いたけど本当?
そんな疑問にお答えします。
筆者は、かつて心身のバランスを崩し、人間関係がとてもツラい時期がありました。
人とのコミュニケーションも大変になってしまって、引きこもりまで経験しました。
そんな中ふとしたきっかけで「人を動かす」という本を読み、人間関係が楽になっていきました。
そこで今回は、人を動かす(カーネギー)ポイントまとめ。成功哲学の名著を要約と題して、詳しくご紹介したいと思います。
人を動かす(カーネギー)ポイントまとめ。成功哲学の名著を要約
デール・カーネギー著「人を動かす」は、1936年の出版以来、世界中で1,500万部以上発行されている、あらゆる成功哲学の原点とも言われている本です。
筆者がこの本を知ったのは、心身のバランスを崩し、人と会うことがものすごくしんどかった時。
ワラにもすがる思いでこの本を読み、書かれていることを一つづつ実践したら、人間関係が楽になり、人生観や考え方すら変わっていきました。
人を動かすを一言でまとめると
人を動かす(D・カーネギー)のポイントを一言でまとめるとしたら、
人間関係の辞書
と言えるかと思います。
なぜならこの人を動かすには、人間関係の原則や法則がこと細かに書かれているからです。
筆者は初めて読んで衝撃を受けて以来、人間関係で悩んだり迷ったりした時は、この本をめくるようになりました。
すると悩みや状況に当てはまることが、だいたい書かれていて「ああ、こう考えればいいんだ」と解決策が見つかることが多いんです。
人を動かす5つのポイント
人を動かすの内容で、筆者が特に役に立ったと感じたポイントを要約して、ご紹介します。
① 盗人にも五分の理を認める
人を動かすのポイントの要約1つ目は、
人を非難するかわりに、相手を理解するように努めようではないか。どういうわけで、相手がそんなことをしでかすに至ったか、よく考えてみようではないか。
ものごとの”善悪”は、その人の主観でしかない、ということです。
自分から見てよくないなと思うことでも、相手にとっては正義な場合もあるわけです。
人はそれぞれ違う考え方を持っていて、その人にとってはそれが正しいということに気づけたら、人間関係がとても楽になりました。
② 重要感を持たせる
人を動かす:カーネギーのポイントまとめ、2つ目は、
人を動かす秘訣は、この世に、ただ一つしかない。
みずから動きたくなる気持ちを起こさせることーこれが秘訣だ。
人に強制されてやることほど、ツラく苦しいことはないですよね。
逆に本当に自分がやりたい!と思ったことって、自然にやり続けるものだし、生産性も高いと思いませんか?
またカーネギーは、人を動かすの中でこのようにも言っています↓
仮に家族や使用人に、六日間も食物を与えないでおいたとすると、われわれは一種の罪悪感を覚えるだろう。それでいて、食物とおなじくらいにだれもが渇望している心のこもった賛辞となると、六日間はおろか六週間も、ときには六年間も与えないままほったらかしておくのだ。
これまでの自分を振り返ると、思い当たり、申し訳なく感じることがたくさんあります。
あなたは、身近な人に感謝の言葉を伝えていますか?
③ 誠実な関心を寄せる
カーネギー著「人を動かす」のポイント要約3つ目は、
友を得るには、相手の関心を引こうとするよりも、相手に純粋な関心を寄せることだ。
自分に関心を持って欲しいければ、まずは相手に関心を持てと、人を動かすの中には書かれています。
これは、会話にも応用が可能です。
あなたは自分のことばかり、話していませんか?
また、
われわれは、自分に関心を寄せてくれる人々に、関心を寄せる
という名言もありました。
スマホを買い換えなきゃと思った途端に、急に新機種の広告や情報が目につくようになった経験ありませんか?
人間関係にも同じことが言えます。
あなたが関心を持って初めて、あなたに関心を持った人たちが集まってくるんです。
④ 議論を避ける
人を動かすのポイントまとめ、4つ目は、
意見の不一致を歓迎せよ「二人の人間がいて、いつも意見が一致するなら、そのうちの一人はいなくてもいい人間だ」
人間の身体は、脳や心臓、腕や足など、別々の機能を持った臓器が、お互いに関連しあって成り立ってます。
脳と心臓が「おれの方がすごい」と張り合うのは、ナンセンスですよね。
人間関係も同じ。
人それぞれ違う考えや役割を持っているからこそ、世の中が成り立つのだということが分かると、コミュニケーションがとても楽になりました。
⑤ おだやかに話す
カーネギー著「人を動かす」のポイント要約、最後5つ目は、
腹が立った時、相手を思いきりやっつければ、さぞかし胸がすくだろう。だが、やっつけられた方は、同じように胸がすくだろうか? 喧嘩ごしでやっつけられて、気持ちよくこちらの思いどおりに動いてくれるだろうか?
北風と太陽の例もあるように、力づくで何かをさせようとすると、必ず抵抗が生まれます。
目の前に猛スピードでボールが飛んできたら、反射的によけるか、打ち返してしまいますよね?
人間関係も同様で、力でねじ伏せようとする人に対して、人は心を開けません。
話し方や表情には、その人の姿勢がにじみ出るものです。
なぜ「人を動かす」がおすすめなのか?
ここまで、人を動かす(デール・カーネギー著)のまとめやポイントの要約をご紹介しました。
筆者がこの本を初めて読んだ時の感想は、
ヨガ哲学と同じことを言っている
というものでした。
・客観的にものごとを見る
・対立ではなく融合
・緊張を手放す
・表面的にではなく、本質を見る
・心の揺れをなくす
などの点が、ヨガの考え方ととても共通するのです。
なのでヨガに関心がある方は、興味深く読むことができると思いますし、そうでない方もぜひ一度読んでいてください。
「人を動かす」を買うならどれがいい?
「人を動かす」は様々な出版社から、いろいろなタイプの書籍が刊行されていて、下の3つが代表的なものです。
それぞれどういった人におすすめなのか、まとめてみました。
ちなみにすべてのバージョンが、Kindle版(電子書籍)でも読むことが可能です。
人を動かす 改訂文庫版
筆者が最もおすすめしたいのが、この文庫版です。
内容は、
・人を動かす三原則
・人に好かれる六原則
・人を説得する十二原則
・人を変える九原則
が320ページに渡って書かれています。
文庫なんで持ち運びにも便利ですし、上記の内容だけでも十分すぎると思います。
いつも持ち歩いて繰り返し読みたいという方には、この文庫本が最適かもしれません。
人を動かす 改訂新装版
こちらはハードカバーの単行本です。
上記文庫本の内容にプラスして、
・幸福な家庭をつくる七原則
が追加されています。
文庫本よりひと回り大きく、ページ数もやや多いので、自宅でじっくり読みたい方にはこちらをおすすめします。
人を動かす 完全版
新潮社が出版する単行本。(上記2冊は創元社)
「人を動かす」がアメリカで出版された当初の原稿を再現しているそうで、上記2冊の内容にさらに、
・敵を味方に変える方法
・幸福になるための10の質問
が追加されています。
できるだけオリジナルに近い形で読みたいという方は、この完全版を読んでみるといいかもしれません。
人を動かす(カーネギー)ポイントまとめ。成功哲学の名著を要約 まとめ
以上、人を動かす(カーネギー)ポイントまとめ。成功哲学の名著を要約というテーマで解説をしました。
「人を動かす」と並ぶ、人間関係に役立つ名著はこちら↓
瞑想も、スムーズな人間関係にとても効果的です。
瞑想に関する書籍はこちらにまとめました↓
瞑想がコミュニケーションを円滑にする理由は、こちらをどうぞ↓
コミュニケーションが上手い人と言われる会話のポイントは、こちらをどうぞ↓
人を動かす前に、自分が何をしたいのか分からない…という方はこちら↓
「人を動かす」のポイントの要約は、こちらの動画でもお話ししました↓
最後までお読みいただき、ありがとうございました。