呼吸法の5つの効果をヨガ講師が分かりやすく解説

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呼吸
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この記事を書いた人

瞑想・ヨガ講師|会社員時代にうつ経験(30歳〜約10年間)|その後ヨガ・呼吸・瞑想指導歴10年15,000人以上(E-RYT500 YACEP)|YogaJaya Baseworks講師|身体とメンタルの調整法・執着の手放し方・食生活・人間関係など、人生で本当に必要なことを発信|スーツケース1つで生活してます|修行中

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ヨガの呼吸法には、一体どんな効果があるの?
効果的な呼吸法って、どうやるの?

こんな疑問にお答えします。

筆者は2011年からヨガの練習を本格的に始め、現在は講師として約20,000人の方にポーズや瞑想、呼吸法などを指導しています。

これまでヨガの実践や指導を続ける中で、呼吸法の練習をすることで、たくさんの効果を感じてきました。

そこで今回は、呼吸法の5つの効果をヨガ講師が分かりやすく解説と題して、筆者の体験を詳しくご紹介したいと思います。

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呼吸法で得られる効果5つ。ヨガ講師が詳しく解説

ヨガでは呼吸法のことをプラナヤマと言いますが、

単なる「呼吸法」というよりも、身体内外の生命エネルギーの調節(調気法)

Wikipedia プラーナーヤーマ

を意味しています。

ヨガの呼吸法で得られる効果はたくさんありますが、筆者が特に感じているのが次の5つです。

①自律神経を整える
②酸素供給量アップ
③血液循環の活性化
④内蔵マッサージ
⑤瞑想効果

それぞれどういった効果なのか? 理由やポイントを詳しく解説していきます。

また、ヨガの呼吸法のおすすめのやり方は、ブログの後半で詳しく解説しています。

①自律神経を整える

ヨガの呼吸法で得られる効果の1つ目は、自律神経を整える効果です。

実は呼吸というのは、自律神経に外部から働きかけられる唯一の方法なんです。

自律神経は、自分の意思とは無関係に働く機能を司っていて、例えば心臓や内臓が休みなく動いたり、汗をかく、まばたきをするなどがそうです。

筆者は30歳くらいの頃から、かなり長い間、体調不良に悩まされました。

自律神経がかなり乱れていたようで、夜なかなか眠れなかったり、日中、突然呼吸ができなくなるなどの症状もありました。

その後10年くらい経って、体調不良からようやく抜け出すことができましたが、ヨガの呼吸法の練習がかなり大きく役立ったと感じています。

気持ちが不安定になることは、誰にでも一時的には起こることです。

ですが、過度なストレスや不規則な生活で自律神経が乱れてしまうと、慢性的になってしまう場合もあります。

不調が長く続いているなと感じた時は、深く長く呼吸してみてください。

自律神経を整える、ヨガの呼吸法のやり方はこちらに詳しく書きました↓

②酸素供給量アップ

ヨガの呼吸法で得られる効果2つ目は、酸素供給量アップです。

深い呼吸を行うことで、入ってくる酸素の絶対量が多くなるからです。

私たちが普段無意識に行っている呼吸には、実は2種類ありまして、

外呼吸 空気と血液とのガス交換。空気から酸素を取り入れ、体内の二酸化炭素を放出
内呼吸(細胞呼吸) 血液と細胞とのガス交換。血液中の酸素を、細胞内の二酸化酸素と交換

Wikipedia 呼吸

つまり呼吸とは、単に息を「吸ったり吐いたり」することだけでなく、

空気と血液とのやり取り
血液と細胞のやり取り

のことを言うわけです。

ヨガには、クンバカと言う呼吸を止めるという呼吸法があります。

これは、内呼吸(血液と細胞のガス交換)を促す効果もあると言われています。

呼吸保持によって、空気や酸素が体内にとどまる時間が長くなるからです。

実際に筆者の経験でも、吸った空気を少しの間保持していた方が、呼吸の質が高まるように感じています。

例えていうと、アイスクリームをすぐに飲み込んでしまうより、口の中で少しの間味わっているような感覚でしょうか。

筆者はお酒をほとんど飲まないので詳しくないのですが、ワインやブランデーなども、口の中で転がすように飲んだりしませんか?

呼吸法も同じで、一息一息を味わい尽くすように行うと、より効果を感じやすくなるように感じます。

③血液循環の活性化

ヨガの呼吸法で得られる効果の3つ目は、血液循環の活性化です。

呼吸は、肺が膨らんだり縮まったりして行われていると思われがちですが、実は横隔膜が上下に動くことで肺が動かされているんです。

横隔膜は心臓にも接しています。

その動きがポンプの役割をして、全身に血液を送り届けてくれるというわけです。

④内臓マッサージ効果

ヨガの呼吸法で得られる効果4つ目は、内蔵マッサージの効果です。

③でお話しした横隔膜の動きが、内臓にも刺激を与えるからです。

横隔膜は、肺や心臓だけでなく、胃や肝臓、脾臓、腎臓といった臓器にも接しています。

内臓には直接触れることができませんが、呼吸に伴う横隔膜の動きが、これらの臓器を内側からマッサージしてくれるというわけです。

実際に筆者も、腹部を意識したヨガの呼吸法を続けたところ、腸が刺激され、便通が改善したことがありました。

⑤瞑想効果

ヨガの呼吸法で得られる効果、最後5つ目は、瞑想効果です。

ひとつひとつの呼吸に意識を向けるということ事態が、何か一つのことに集中するという、瞑想そのものだといえるからです。

瞑想をすると、どんないいことがあるのかは、こちらに詳しく書きました↓

呼吸に意識を向ける、瞑想の方法はこちら↓

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効果的なヨガの呼吸法のやり方

ヨガの呼吸法で得られる効果が分かったところで、ではどうやればいいのか?

簡単かつ効果的な方法をご紹介します。

① リラックスして座る
② ゆっくり鼻から息を吸う(少し喉の摩擦を感じるとやりやすい)
③ 同じ時間をかけて口から吐く(寒い時に手を温めるような感じ)
④ 5、6回繰り返す

呼吸の強さや、吸ったり吐いたりの長さは、特に決まりはありませんので、各自で調整して行ってみてください。

慣れてきたら、ゆっくり長めの呼吸にチャレンジしてもOKです。

呼吸に意識を向けにくい場合は、胸に手を置くとやりやすいかもしれません。

また呼吸法を行うときのポイントは、頑張ってやろうとしないこと。

気負いすぎてしまうと、かえって筋肉が硬直したり、血液循環を妨げてしまうことがあるからです。

「気持ちよく深呼吸する」くらいに気楽にリラックスして行うくらいがちょうどいいと思います。

呼吸法を練習するときの座り方

ヨガの呼吸時の座り方は、あぐらがおすすめです。

膝や股関節が痛いという場合は、お尻の下に座布団やクッションを置くか、椅子に座って行っても大丈夫です。

座った姿勢が心地良くないと、呼吸に集中しにくく、効果も半減してしまいます。

基本的には瞑想の座り方と同じです。

リラックスして安定して座れる座り方を見つけてみてください。

詳しくはこちらをどうぞ↓

他にもヨガの呼吸法はたくさんあります。

いろいろ試してみたい方は、ぜひこちらをどうぞ↓

呼吸法の5つの効果をヨガ講師が分かりやすく解説 まとめ

以上、呼吸法の5つの効果をヨガ講師が分かりやすく解説というテーマでご紹介しました。

ヨガの呼吸法が難しい…という方は、こちらが参考になれば↓

自律神経を整えるヨガの呼吸法はこちら↓

ヨガの呼吸法の時に、特に吐くのがむずかしい…という方は、こちらが参考になれば↓

呼吸法以前に、普段の呼吸自体が苦しい…という方はこちら↓

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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