重曹で鼻うがいをするやり方が知りたい
鼻うがいを重曹でする場合、洗浄液やネティポットはどうすればいいの?
そんな疑問にお答えしましょう。
筆者は現在、ヨガ講師として活動し、これまでに約2万人の方々に、ポーズや瞑想、呼吸法などを指導をしていますが、以前は子供の頃から口呼吸の癖がありました。
ですが鼻うがいを習慣にしたことで、驚くほど改善したんです。
そこで今回は、重曹鼻うがいのやり方。自作洗浄液とネティポットと題して、詳しくご紹介したいと思います。
重曹鼻うがいのやり方。自作洗浄液とネティポット
重曹鼻うがいを、筆者は10年以上毎朝続けています。
鼻うがいのやり方はそれほど難しくなく、次の3ステップで行います。
①ぬるま湯に塩を溶かし生理食塩水を作る(できるだけ体液に近づける)
②片方の鼻腔に洗浄液を流し入れる
③反対側の鼻腔から洗浄液を流し出す
この洗浄液に重曹を加えると、重曹鼻うがいとなります。
重曹には、
線毛機能を維持する
鼻うがいの効果と正しい実施方法|デンタルダイヤモンド
効果があると言われています。
線毛とは、鼻から喉にかけて生えている微細な細胞のことで、ワサワサと波打つことでウィルスなどの異物を体外に排出する機能を持っているのだそうです。
ただし粘膜が乾燥してしまうと、この働きは低下してしまうとのこと。
鼻うがいは、ヨガではネティと呼ばれ、浄化法として長年伝えられてきました。
日本では、
鼻洗浄、鼻腔洗浄
Wikipedia 鼻洗浄
などとも呼ばれています。
重曹鼻うがいに必要なもの
重曹鼻うがいのやり方ですが、必要なものは以下の3つです。
①塩と重曹で作った洗浄液
②ネティポット(容器)
③細い紐
詳しく順番に解説します。
①塩と重曹で作った洗浄液
重曹鼻うがいに必要なものの1つ目は、
塩と重曹で作った洗浄液
です。
鼻うがいには生理食塩水を用いるのが一般的で、濃度は約1%(水1リットルに対して塩10g)が推奨されているようです。
鼻うがい用の生理食塩水を自作するのに、筆者は岩塩を使っています。
中でも下のように、食品グレードのものを使用するようにしています↓
なぜなら、入浴用のものだと石や砂などの異物が混ざっていて、鼻の粘膜に負担をかける恐れがあるためです。
また、水道水には雑菌が多いため、精製水か煮沸して冷ました水がよいとのこと。
ですが、筆者は10年ほど水道水で重曹鼻うがいを続けていますが、これまで全く問題はありません。
重曹鼻うがい用洗浄液の作り方
重曹鼻うがいの場合は、この生理食塩水に重曹を加えます。
重曹の量は、塩の約半分の量が推奨されています。
つまり、水1リットルに対して塩10g、重曹5gくらい。
筆者は厳密に重さを測ることはなく、1つまみパラパラと入れるくらいがちょうどよく感じています。
重曹には、
鼻水の粘性を弱めると同時に、粘膜刺激を抑える
インフルエンザ考【その13】鼻うがいの実際|DENTAL PLAZA
作用があるらしく、ネバネバと粘り気のある鼻水が出る場合に特に有効なのだそうです。
また重曹は、座薬の成分としても用いられていて、不純物を排出する働きや、皮膚への刺激を和らげる効果もあるとのこと。
実際に重曹鼻うがいをすると、塩だけで行うよりもスッキリする気がしています。
ただし重曹の濃度が濃すぎる場合は、過度にアルカリ性を強める恐れがあります。
すると本来、弱酸性であるはずの粘膜を傷つける場合もあるかと思いますので、重曹の入れ過ぎには十分にご注意ください。
掃除用の重曹には、不純物や添加物が入っていることが多いので、こちらも下のような食品グレードを使った方がよいと思います↓
洗浄液の自作がむずかしい…
生理食塩水を自作するのは大変だな…という場合は、コンタクトレンズ用のものを鼻うがいに使うという手もあります↓
鼻うがい用洗浄液を作るための粉末も市販されています↓
洗浄剤とボトルがセットになった、すぐに使えるキットもあります↓
②ネティポット
重曹鼻うがいに必要なもの2つ目は、
ネティポット
と呼ばれる容器です。
Amazonなどには、下のような鼻うがい用のプラスチック容器がたくさん発売されています↓
またネティポットで検索すると、ヨガっぽいものも見つかります。
セラミック(陶器)製↓
樹脂製↓
ステンレス製↓
これらの容器は鼻うがい専用に作られたものなので、当然鼻うがいはすごくやりやすいのですが、難点はかさばること。
そこで筆者はネティポットの代わりに、このような鼻うがい用の容器を自作して使っています↓
ワインポワラー(注ぎ口)と、化粧品などの詰め替え容器を組み合わせたものです。
手のひらサイズに収まりますし、どちらもプラスチック製なのでとても軽いです。
もちろん、ネティポットと同じやり方で鼻うがいができます。
これで、出先でも旅先でも手軽に鼻うがいができます。
③細い紐
重曹鼻うがいに必要なものの3つ目は、
細い紐
です。
鼻うがいの仕上げとして、細い紐を鼻の穴に通してキレイにするためです。
このやり方を、ヨガではスートラネティと呼んでいます。
筆者は、紐ではなくティッシュペーパーで代用しています。
ティッシュ1〜2枚を細くこよりのようにして、片鼻ずつに入れ、水分を拭き取ったり鼻腔を通します。
あまり強くやりすぎると鼻の粘膜を傷つけますので、ゴシゴシとはせずに、優しく撫でるように行います。
紐を使った正式なスートラネティやり方は、こちらの動画がわかりやすいと思います↓
重曹鼻うがい以外の鼻詰まり解消法
ここまで、重曹鼻うがいのやり方をご紹介してきましたが、それでも鼻がつまる…という場合は、鼻うがいと同時に、食生活を見直すこともおすすめします。
特に花粉症で、
鼻が詰まって苦しい…
鼻で呼吸ができない…
という人に、おすすめしたい方法が2つあります。
❶小麦粉を減らす
小麦粉に熱と水分が加わると、もちもちとしたグルテンという物質に変わります。
このモチモチは、実は腸の粘膜を傷をつけてしまうんです。
すると、本来なら腸で排出されるはずの毒素が体内に巡ってしまい、身体のあちこちにさまざまな炎症を引き起こします。
花粉症で鼻が詰まるのは、鼻の粘膜の炎症によるものだとも言えます。
いくら鼻うがいをして花粉を洗い流しても、粘膜が傷ついていたら、あまり効果は期待できないですよね。
筆者は10年くらい前から、小麦製品(パン、ラーメン、うどん等)をできるだけ摂らない食生活に切り替えました。
すると鼻づまりだけでなく、皮膚の炎症や関節炎、神経痛などの症状が少なくなりました。
❷ネトルティー
鼻うがいと並行して試して欲しいことの2つ目が、ネトルティーというハーブティーです。
ヒスタミンとケルセチンという成分が、花粉症などのアレルギー反応を抑える効果を持っています。
また、皮膚や粘膜を強くするシリカ(ケイ素)も多く含まれているそうです。
筆者はおよそ10年くらい前までは、年々花粉症の症状がひどくなっていました。
ですがネトルティーを飲みはじめてから、毎年症状が改善していき、今では2、3日でピークが過ぎるくらいになっています。
花粉症シーズンが始まる数ヶ月前くらいから飲み始めると、さらに効果的です↓
ネトルティーの効果や飲み方については、こちらに詳しくまとめました↓
重曹鼻うがいのやり方。自作洗浄液とネティポット まとめ
以上、重曹鼻うがいのやり方。自作洗浄液とネティポットというテーマで解説しました。
鼻うがいをしているけど、花粉症が治らない…という方は、こちらをどうぞ↓
口呼吸でお困りの方は、鼻うがい以外にもこちらの方法も参考にしてみてください↓
口呼吸を治すなら、鼻うがいよりもテープの方が効き目がありそう…という方は、ぜひこちらもお読みください↓
重曹鼻うがいのやり方は、動画でもご覧いただけます↓
最後までお読みいただき、ありがとうございました。