小麦製品が体に悪いと言われている理由が知りたい
小麦製品は食べない方がいいって言われたけど、なぜ?
そんな疑問にお答えしましょう。
筆者はヨガ講師をしていまして、今では小麦製品を好んで食べることはあまりしなくなりました。
生徒さんからは「パンや小麦製品を食べるのがやめられない…」という相談をされることも多いです。
筆者もかつては、小麦中毒と言ってもいいくらいの時があったので、その気持ちはすごくよく分かります。
そこで今回は、小麦製品はなぜ体に悪いのか?食べない方がいい理由をヨガ講師が解説と題して、筆者がどのように小麦を減らしていくことができたのか、ご紹介したいと思います。
小麦製品はなぜ体に悪いのか?食べない方がいい理由をヨガ講師が解説
小麦製品が体に悪いと考えられる理由はたくさんあると思うのですが、筆者が考える主な5つを取り上げてご紹介したいと思います。
①グルテンアレルギー
小麦製品が体に悪いと考えられる理由の1つ目は、グルテンアレルギーが挙げられます。
小麦はグルテンというタンパク質を含んでいます。
一部の人々はグルテンアレルギーを持っていて、小麦製品を摂取するとアレルギー反応が起こると言われています。
症状は腹痛や下痢、吐き気や皮膚のかゆみ、呼吸困難などさまざまで、
悪化すると自己免疫疾患である、*セリアック病になる可能性
グルテンアレルギーになると、どんな症状が現れる?|medicommi
もあるとのこと。
*セリアック病:小麦などの穀物由来のタンパク質が小腸で免疫反応を引き起こして、腸壁に損傷を与える疾患
近年は、特に子供の小麦アレルギーの発症率が上昇していることが報告されているようです。
子供は、食卓に並んだ食事をそのまま食べるしか、ほとんど選択肢はありませんよね。
なので毎日の食事から、小麦製品を控えることで食物アレルギーのリスクを低減するよう心がける必要があるように思います。
②血糖値の上昇
小麦製品が体に悪いと考えられる理由2つ目は、血糖値の上昇です。
小麦製品は一般的に炭水化物が豊富です。
炭水化物を一度に大量に摂取すると、糖分が急速に血液中に放出され、血糖値が上昇します。
急激な血糖値の上昇はインスリンの急激な放出を引き起こし、長期的にはインスリン抵抗性や糖尿病のリスクを高める可能性があるといわれています。
これにより、体重増加や糖尿病のリスクが増加し、さまざまな症状や疾患につながるというわけです。
食事の後に、急に眠くなったりやる気が起きないようなこと、ありませんか?
それも、血糖値の急変によるものだと言われています。
もし心当たりのある方は、ぜひ一度、朝食やランチなどで小麦製品を控えてみてください。
食後に眠くなるのは、何を食べたかが原因です。
③消化器系の問題
小麦製品が体に悪いと考えられる理由の3つ目は、消化器系の問題が生じる場合があることです。
例えば、腸の炎症や腸内細菌のバランスの乱れなど。
これによって、腸の健康や免疫系の機能に悪影響が及ぶことがあります。
実際に筆者は、小麦製品、特にパンを毎日大量に食べていた時は、よく肌が炎症を起こしたり、吹き出物ができたりしていました。
実は、小麦製品に含まれるグルテンを摂りすぎると腸の粘膜を傷つける、つまり腸壁に穴を空けてしまう恐れがあるそうです。
腸に穴が開くと、本来便として出て行くはずの病原菌などの有害な物質が、血液にそのまま流れてしまい、身体に炎症が慢性的に起き、喘息や花粉症のアレルギーが悪化しやすくなってしまう
小麦製品・乳製品を毎日摂ることで、 腸に穴を開けてしまうこと…|横浜弘明寺呼吸器内科・内科クリニック
こともあるそうです。
筆者は実際に小麦製品を控えるようになってから、肌の炎症やトラブルが驚くほど少なくなりました。
④栄養価の偏り
小麦製品が体に悪いとされる理由4つ目は、栄養価の偏りです。
小麦は一般的に、主食として摂取されることが多いですよね。
そのため、それだけでお腹がいっぱいになってしまい、野菜や肉などから得られる、他の重要な栄養素が不足する可能性も指摘されています。
小麦製品の主な成分は炭水化物で、タンパク質、脂肪、ビタミン、ミネラルなどは含まれている量が少ないです。
そのため、パンや麺類を食べたとしても、他の食材も取り入れて、バランスの取れた栄養摂取を心がける必要がありそうです。
⑤加工食品との関係
小麦製品が体に悪いと考えられる理由の5つ目は加工食品との関係です。
小麦製品は、多くの加工食品に広く使用されています。
例を挙げると、食パンや菓子パン、カップラーメン、ドーナツやビスケットなどのお菓子などなど。
スーパーやコンビニなどでよく見かけるこれらの製品には、味付けや保存性、食感などのために、多くの砂糖や人工甘味料、食品添加物が含まれている場合が多いです。
つまり、このような加工された小麦製品を過剰に摂取することは、同時に砂糖や食品添加物をたくさん摂ることにもなっているわけです。
その結果、肥満や心血管疾患、糖尿病などの健康問題にもつながっていることは、言うまでもありませんよね。
それでも小麦製品が食べたい…
ここまで、小麦製品が体に悪い理由をいろいろな角度からお伝えしてきました。
ですが、「それでも食べたい…」「やめられない…」という方も多いと思います。
筆者もそうだったので、気持ちはすごく分かります。
小麦には依存性や中毒性があるから、仕方ないんですよね。
なのでそんな場合は、無理にやめることはないと筆者は思っています。
そのストレスで、さらに過食がひどくなったりしたら、本末転倒ですからね。
それに何十年もずっと毎朝パンを食べ続けているけど、ものすごく健康という人もいます。
筆者の両親がそうです。
もしもどうしてもやめたいのであれば、少しずつ減らせばいいと思います。
筆者もやめようと思ってから、ほぼ5年くらいかかりました。
やめて1週間くらい経つと、猛烈に食べたくなるんですよね。
そしてパンを5個くらい買ってきて、一気に食べる。
その後、体のあちこちがまた痛くなって、やっぱりやめようと思うのですが、また突然食べたくなって…というのをずっと繰り返していました。
小麦の代替品
具体的に、どうやって小麦製品を食べるのを減らしたかというと、筆者の場合は米粉を代替品にしました。
たまにパンやケーキ、クッキーを焼くのですが、その際は米粉を使っています。
小麦粉の代わりに米粉で作ると、サクッとした食感が味わえます↓
お菓子を買うときも、下のような米粉を使ったものを選ぶことが多いです↓
うどんやラーメン、パスタは小麦粉が原料なので、タイやベトナムのフォー(米粉の麺)を代用したりしています↓
「絶対に食べないぞ」と自分に課してしまうと、強いストレスにもなってしまいますよね。
食生活を変えるコツは、楽しみながらちょっとずつでいい、というのが私の考えです。
ちなみに筆者は、1日1箱以上タバコを吸っていましたが、同じようなやり方で無理なく吸わなくなりました。
詳しくはこちらをどうぞ↓
筆者は食品添加物も摂らないように心がけていますが、体に悪いだけが理由ではありません。
もっと大きな理由は、こちらに詳しく書きました↓
小麦製品はなぜ体に悪いのか?食べない方がいい理由をヨガ講師が解説 まとめ
以上、小麦製品はなぜ体に悪いのか?食べない方がいい理由をヨガ講師が解説というテーマでお伝えしました。
白砂糖も相当体に悪いので、筆者はほとんど摂っていません。
なぜやめたのか、やめた結果どうなったのかを、こちらに詳しく書きました↓
体に悪い油といい油の見分け方は、こちらをどうぞ↓
食後に猛烈な眠気に襲われたり、頭がぼーっとすることないですか?
そんな方は、こちらをどうぞ↓
調理器具を適当に選んでしまっていませんか?
筆者が鉄のフライパンを使う理由や、テフロンやアルミの有害性などについて、こちらに詳しく書きました↓
小麦製品に含まれるグルテンは、便秘の原因にもなると言われています。
便秘でお悩みの方は、筆者の体験が参考になれば↓
最後までお読みいただき、ありがとうございました。