会話のキャッチボールが上手い人がうらやましい…
会話力を上げる方法が知りたい…
そんな悩みにお答えします。
筆者は子供のころから社交的ではあったものの、内心では人と話すのが苦手で、特に会話のキャッチボールが上手くできませんでした。
また30代の約10年間は、心身のバランスを崩したこともあって、長い間引きこもりも経験しました。
そこで、会話のキャッチボールが上手い人は一体何を心がけているのか、いろいろ調べた結果、会話力を上げるシンプルな法則を見つけました。
そうした経験から今回は、会話のキャッチボールが上手い人が実践する会話力を上げる2つの方法と題して、詳しく解説したいと思います。
会話のキャッチボールが上手い人が実践する会話力を上げる2つの方法
会話のキャッチボールが上手い人が実践している「会話力を上げる方法」は、実はとてもシンプルなことでした。
それが次の2つ↓
① 相手のことを話題にする
② 相手に話させる
たったこれだけです。
筆者も実践していて、確実に効果を感じています。
会話のキャッチボールが上手いと聞くと「自分がうまく話さなきゃ」と思いがちではないですか?
ですが、実は逆なんです。
「会話はキャッチボール」とよく言われる理由は、次の喩えが分かりやすいと思います。
会話は言葉のサッカーではない
相手をよけて自分だけしゃべり続けるような行為ではないまたドッジボールでもない
Wikipedia 会話
わざわざ厳しいボールを、受け取ることができないように投げつける行為ではない
つまり、片方だけが相手を無視して一方的に喋りつづけようとすることは、会話ではないとも言えるわけです。
では、会話のキャッチボールが上手い人が、具体的に何をしているかというと、相手にたくさん話してもらっているんです。
人は誰でも自分に関心を持ってほしい!と思っているので、その願望を実現させてあげると、相手は気持ちよく話すことができ、会話のキャッチボールも続きやすいのです。
自分はただ聞いてるだけ。
どうですか?すごく簡単でしょ?
おすすめ 人間関係のストレスにも瞑想はとても効果的です【瞑想の教科書】
① 相手のことを話題にする
会話のキャッチボールが上手い人が実践している「会話力を上げる方法」の1つ目は、相手のことを話題にするということです。
ついつい自分のことばかり、話してしまっていませんか?
会話力を上げるポイントは、自分の話力を磨くことではなく、相手の承認欲求をきちんと満たしてあげることなんです。
トレーニング方法
トレーニング方法は簡単で、会話をする相手に関することを話題にするだけです。
例えば、
・相手の容姿や持ち物
・相手の好きなこと
・相手の今日1日のできごと
・相手のこれまでの経験
など相手のことを、ほめたり、質問するという形をとると、会話のキャッチボールが続けやすいです。
会話の例
例えば、奥さんとの夕食のシーン
美味しそうだね。これは何の野菜?(←相手の作ったものを話題にしてる)
あしたばって言って、今が旬なのよ
へえ、よく知ってるね!(←相手の能力を話題にしてる)
スーパーの説明にそう書いてあったのよ(笑)
へえ、美味しそうなもの見つけるの、上手いよね!(←相手の行動を話題にしてる)
こんな感じで、常に相手に関することを話題にすると、会話のキャッチボールが上手くできますし、相手も気持ちよく話すことができます。
自分の知識や経験ではなく、相手のことを話題にするのが、会話力を上げる方法のポイントです。
練習すれば必ず慣れます。
② 相手に話させる
会話のキャッチボールが上手い人が実践している「会話力を上げる方法」の2つ目は、相手に話させることです。
自分ばかり、話してしまっていませんか?
会話のキャッチボールとはまさに上手い例えで、自分が投げてばかりではキャッチボールにはならないですよね。
会話のキャッチボールが上手い人を観察していると、自分20%:相手80%くらいの比率で話しているように感じます。
相手の話しに対して、時折「相槌 + 何か一言」を間に挟む、くらいがちょうどよいように思います。。
トレーニング方法
トレーニング方法のポイントは、クローズドクエスチョンとオープンクエスチョンを意識すること。
会話のキャッチボールが上手い人は、特にオープンクエスチョンでの質問を、多用しているように感じます。
オープンクエスチョンとは、はい/いいえでは、答えられない質問のこと。
例えば、
今日は ”どこに” 買い物に行ったの?
疲れてるように見えるけど ”何があったの?”
その服よく着てるけど ”どういうところが好きなの?”
のような質問の仕方です。
逆に、クローズドクエスチョンは、相手が、はい/いいえで答えられてしまう質問です。
今日は買い物に行ったの?
疲れてる?
その服、好きだよね。
これだと、相手はYESかNOかでしか答えられないですよね。
オープンクエスチョンの場合は、相手は文章で答えることになるので、気持ちよくたくさん話すことができ、会話のキャッチボールも続きやすくなります。
質問に、5W1Hを入れてあげると、オープンクエスチョンにしやすいです。
逆にクローズドクエスチョンは、「うん」「ううん」の一言で会話が終わってしまいます。
そのため、会話のキャッチボールが生まれにくく、相手に「もっとしゃべりたい!」という不満がたまりやすくもなります。
会話の例
▶︎クローズドクエスチョン(はい/いいえで答えられる)
今日は買い物に行ったの?
うん…(初めてのスーパーに行ったんだけどな…)
今日、疲れてる?
うん…(いろいろ悩みがあるんだけどな…)
その服、好きだよね。
うん…(私のこだわりについて話したいな…)
このようにクローズドクエスチョンだと、「もっと話したいのに…」というストレスを抱きやすくなるのが分かるでしょうか。
▶︎オープンクエスチョン(はい/いいえで答えられない)
今日は ”どこに” 買い物に行ったの?
実はね、ちょっと足を伸ばして、はじめてのスーパーに行ってみたの!そしたらね……(いっぱい話せて楽しい)
今日、疲れてるように見えるけど ”何があったの?”
実はね…前から悩みがあってね…(聞いてもらえてよかった)
その服、よく着てるけど ”どういうところが好きなの?”
あのね!まず色が好きでね。縫製もすごくしっかりしててね……(私のこだわりが話せてうれしい)
といったように、オープンクエスチョンだと、相手は自分のことを、気持ちよく、自由に話すことができます。
自分の気持ちが吐き出せないというのは、想像以上にストレスになるものです。
筆者の実体験はこちらに書きました↓
おすすめ 人間関係のストレスにも瞑想はとても効果的です【瞑想の教科書】
会話力を上げたい人、必読の本「人を動かす」
以上、会話のキャッチボールが上手い人が実践している「会話力を上げる方法」をご紹介しましたが、もっと詳しく知りたいな…という人には、「人を動かす」(デール・カーネギー著)という本をおすすめします。
1937年に出版された、名著です。
筆者はこの本を知ってから、会話力だけでなく人生観や価値観すら大きく変わり、今でも定期的に読み返しています。
タイトルだけ聞くと人をコントロールする方法?と勘違いしがちですが、読んでみると全然違います。
人間はどんな心理で動き、どんなときに幸せを感じるのかといった、単なる会話力を磨くテクニックではない、人間関係の原則が学べます。
会話のキャッチボールにもとても役立つと思うので、興味があればぜひ読んでみてください。
ブログにもレビューを書きました↓
他にも、人間関係に関して、おすすめしたい本はたくさんあります。
こちらにまとめたので、参考にしてみてください↓
会話のキャッチボールが上手い人が実践する会話力を上げる2つの方法 まとめ
以上、会話のキャッチボールが上手い人が実践する会話力を上げる2つの方法というテーマで解説をしました。
会話中に、ついつい嘘をついてしまった経験ないですか?
そんな方はこちらをどうぞ↓
自分の本当の気持ちを抑えてしまっていませんか?そんな方はこちら↓
人間関係のストレスには、瞑想もとても効果的です↓
会話力と同時に、発信力を高める方法が知りたい方は、こちらをどうぞ↓
会話のキャッチボールが苦手で人間関係がうまくいかない…という方は、こちらもお役に立てば↓
最後までお読みいただき、ありがとうございました。