瞑想したけど、何も変わらない…
何も変わらないのは、瞑想の仕方がまずいのかな…
そんな悩みや疑問にお応えしましょう。
筆者が瞑想を始めたのは今から25年ほど前。
最初は独学でやっていましたが、その後本格的に、瞑想や呼吸法を学び、現在は講師としてこれまでに約20,000人の方に指導をしています。
筆者はかつて、瞑想にどっぷりはまった時期がありまして、
宇宙のすべてが分かった!
おれは何でもできる!
みたいな感覚に陥ったことがあります。
ですがそれは完全な錯覚だったと、後で気づきました。
まあ、当たり前と言えば当たり前なんですけど…苦笑
ですがこれ、瞑想を続けていると少なからず一度は、誰もが通る道でもあるようです。
そこで今回は、瞑想だけでは効果ない。何も変わらないなら必ず◯◯が必要ですと題して、筆者の体験をご紹介したいと思います。
瞑想だけでは何も変わらない。必ず◯◯が必要です
瞑想をしても何も変わらないのかというと、そんなことはないと思います。
瞑想を毎日の習慣にすれば、
感情の制御
Wikipedia 瞑想
集中力の向上
気分の改善
自己洞察
智慧の発現
悟り・解脱の完成
など、大なり小なり何かしらの変化が起こることが予想されます。
では、瞑想では何も変わらないとは一体どういうことかというと、
瞑想だけしていても何も変わらないどころか、むしろよくない変化も起こりうる
ということです。
瞑想は万能?
瞑想だけでは何も変わらないとはどういうことか、筆者の実例をご紹介しましょう。
筆者は以前、仕事のストレスや不摂生などによって、心身のバランスを崩してしまったことがあり、その後長い間、辛く苦しい毎日を過ごしました。
いわゆる、うつというやつです。
そんな中でも瞑想だけはしていたんですよね。
瞑想すると気分が落ち着くし、たまになんかすごいことを思いついたりして、気持ちよくもなるからです。
ですが今思うと、ちょっと瞑想に逃げてしまっていたように感じます。
瞑想ってある意味、簡単で楽な行為なんですよね。
人に会わなくていいし、ずっと一人で座っていればいいわけなので。
何も変わらないことに焦る…
ですが、瞑想だけしてても何も変わらないってことに、だんだん気づき始めたんですよね。
瞑想している最中はすごい人間になれた気がするんですが、現実の状況は何ひとつ変わらないし、むしろどんどんまずい方向にいっているような気がして。
結構長い間、そんな期間が続きました。
でも、これじゃあヤバイなと思い、ようやく重い腰をあげました。
部屋を飛び出し人と会い、少しずつ行動を起こし始めたんです。
最初は怖かったし不安でした。
動かずに済むなら動きたくなかったです。
ですが思い切って動き始めたら、少しずつ人生が動き出していくのが分かったんですよね。
自分の人生に、血液が流れ始めたような手応えを感じました。
行動しないと何も変わらない
瞑想だけでは何も変わらないことの例を、もう一つ。
今日は2019年1月1日、元旦です。
筆者は今、実家のある名古屋にいるのですが、座って目を閉じ「実家に帰る」ことに意識を集中させていても、実家にはたどり着けなかったでしょう。
いつ帰省するのかを決め
移動手段を調べ
チケットを手配し
当日駅まで行き乗車し
交通機関を乗り継ぎ実家にたどり着き
玄関のドアを開く
こうした具体的な行動があって初めて、実家に帰るという結果が達成されたわけです。
そうした意思決定や行動を、より正確でスムーズなものにするのが、瞑想なんだと思うんです。
筆者はこれまでの経験上、必死に頑張っている時よりも、肩の力が抜けている時の方が、物ごとがうまく行くという確信を持っています。
頭の中は誰にも見えない
もうひとつ、瞑想だけでは何も変わらないという事例を、発明家のエジソンのエピソードを用いて説明してみましょう。
エジソンは電球を発明するときに、1万種類以上の素材を試し、実験を繰り返したといいます。
彼は発明に至るまで、頭の中で、たくさんの想像や検証を行っていたことでしょう。
ですがやはり結果を生み出したのは、実際に手を動かして行なった、物理的な実験なはずです。
頭の中でアイデアがひらめいただけでは、それは形にはなりません。
手を動かして、物理的に目に見えるようにしたから、偉大な発明として世に出たわけです。
瞑想だけでは現実は何も変わらないというのは、こうした事例からも説明できます。
何も変わらない場合の瞑想の方法
ここまで、瞑想だけしても何も変わらない。必ず行動が必要というお話をしてきました。
とはいえ、行動するのがなかなか難しい…という場合もあるでしょう。
そこで筆者が心がけているのは、瞑想と行動を分けて考えるのではなく、
瞑想的に行動する
ということです。
瞑想とは「座って目を閉じて動かない」といった特定の行為のことではなく、意識や思考の状態だと筆者は考えています。
なので、行動しながら瞑想的であるということは可能なわけです。
むしろどんな状況でも瞑想的でいられるということこそが、瞑想の本質だとも思いませんか?
「人生すべてが瞑想」くらいに考えていた方が、瞑想しても何も変わらない…と悩む必要もなくなるように感じます。
ちなみに、瞑想しても無になれない…という方はこちらをどうぞ↓
瞑想だけでは何も変わらない。必ず◯◯が必要です まとめ
以上、瞑想だけでは何も変わらない。必ず◯◯が必要ですというテーマで解説をしました。
瞑想のやり過ぎは、何も変わらないどころか悪影響の危険すらあるという話を、こちらに詳しく書きました↓
瞑想なんて、やってもやらなくても変わらない?とお思いの方は、こちらをどうぞ↓
瞑想しても何も変わらないと感じるのは、結果を求め過ぎているのかも…という方は、こちらをどうぞ↓
瞑想を始めたばかりだけど、まだ何も変わらない…という方は、こちらがお役に立てば↓
何も変わらないどころか戻ってこられなさそうで瞑想するのが怖い…という方は、こちらをどうぞ↓
筆者がこれまでに学んだ瞑想のすべてを、こちらにまとめました。
瞑想について本格的に知りたい、という方はぜひ読んでみてください↓
最後までお読みいただき、ありがとうございました。