悩みをなくす方法が知りたい
悩まずに生きていきたい
そんな悩みについてお応えしましょう
悩みをなくす方法。所有をやめれば悩みはなくなると仏陀は言った
悩みをなくす方法について、仏陀がこんなことを言っています。
好ましいものも、好ましくないものも、ともに捨てて、何ものにも執着せず、こだわらず、諸々の束縛から離脱しているならば、かれは正しく世の中を遍歴するであろう。
つまり、良いものでも良くないものでも、所有をやめなさいとのこと。
また、こうも言っています。
妻子も、父母も、財宝も穀物も、親族やそのほかあらゆる欲望までも、すべて捨てて、犀の角のようにただ独り歩め。
つまり、物質的な物だけでなく人間関係や感情など形ないものもすべて、所有をやめよと。
これらの言葉は「スッタニパータ」という、仏陀の言葉が記された最古の文献と言われているものから引用しました。
スッタニパータについては、こちらに詳しく書きました↓
手にしたものは、手放したくない
所有というのは「これは私のものである」ということですよね。
あるいは「誰かのものである」といった考えがあるから、いいなあとかズルいとかさまざまな感情が湧き起こって、それが人々を悩ませているのだと思います。
何かモノを持つと、やはりそれを手放したくない気持ちが湧いてきます。
奪われるんじゃないか、失くしちゃうんじゃないかと。
それって「悩み」そのものですよね。
また、ぼくらが所有しているあるいは所有したいと願うものは、形あるモノだけではありません。
私はこのように生まれてきた、こうした肉体を持っているといった自分自身の存在。
するとやはり、この物質的な肉体や、自分の存在価値みたいなものは、失くしたくないし永久に持っていたいとついつい思っちゃうわけです。
それが死への恐怖となって、死にたくないとか歳をとりたくないといった悩みになっていくのではないでしょうか。
なので、仏陀のそういった教えがいいなと思っていた人たちは、全財産は自分の家に置いて、家族や友人のもとも離れて、山奥で一人で生活していたそうです。
いわゆる出家です。
所有物として許されていたのは
身にまとったり敷物にするための布三枚
托鉢のお椀
歯を磨くための爪楊枝
だけだったそうです。
巡ってきたものを食べ、生きていく
悩みをなくす方法として仏陀が掲げていたものの一つが、托鉢です。
托鉢とは、毎朝お椀を持って町に降りていき、入れてもらったものをありがたくいただくというもの。
食事をするのは午前中だけだったとも言われています。
つまり、自分の食べるものすら所有しないという考え方です。
托鉢の際には、いいものがたくさん手に入る場合もあれば、ぜんぜん貰えないケースなどいろいろあると思うんですが、それに一喜一憂するなと。
「わあ、これだけもらえた!ラッキー」とも思わないし、「全然もらえなかった…」「美味しくなさそうだなあ⤵︎」ともならない。
そういった感情すら手放しなさいと、仏陀は言っていたようです。
托鉢に行きました
今日はこれを食べることになりました
ただそれだけであると。
今日はこれだけ手にできた、これっぽっちしか貰えなかったと感じるのは、それこそ所有の概念があるからですよね。
所有するということを手放せば、損だ得だという感情が芽生えることも、そこから悩みが生じることもなくなるというわけです。
所有をやめる方法
所有が悩みを生むのであれば、では所有しなければいいわけですが…
それがなかなか難しいわけですよね。苦笑
それができないから、悩んでいる。
特にこの現代の社会で、完全に物を持たないなんてことは、ほぼ不可能に近いでしょう。
だけど、所有するものを少しずつ減らしていくことはできると思うんですよね。
例えば、いま自分が身につけているもの。
それって本当に必要なんでしょうか?
本当に自分が持ちたいと思って持っていますか?
いま乗っている車や、腕にしている時計などを、本当にそれが欲しくて持っているのか、一度見直してみてもいいかもしれません。
これを持ってると自慢できるとか、持ってないと恥ずかしいみたいなことで、持っているものって多くないですか?
そうした他人との比較で、さらに悩んでいませんか?
人と比べてしまいがちな人は、こちらの記事もお役に立てば↓
所有物はスーツケース1つ
筆者はある時ふと思い立ち、所有物をスーツケース1つにしました。
本当言うと若干サバは読んでいて、実はもうちょっと持ってはいるんですが、でも実際にそのくらいにしたんです。
それで何が分かったかというと、生きていくのに本当に必要なものってそんなに多くないんだなということです。
どうしても必要なものなんて、それこそスーツケース1個分くらいで十分ですよ。
それ以外のモノは、なくてもそれほど困りません。
もう一つ実感したのは「本当にこれを持っていたい」というものだけ所有していることで感じる、清々しさや潔さ。
これは自分の意志で選んだんだという、自分に対しての迷いのなさが湧いてくるのです。
なので、悩みをなくす方法の足がかりとして、本当に必要でないと感じたものを、まずは一つ手放してみるのはよい方法かもしれません。
今だったら、メルカリとかでそれをお金に変えることもできるわけです。
すると一石二鳥です。
手放すことで得たお金で、本当に必要なものを買う
それを繰り返していけば、自分が本当に持ちたいと思ったものだけ持っているという状況になります。
筆者が所有物をスーツケース1つにしようと思った経緯と方法は、こちらに詳しく書きました↓
自分の身の回りに自分が納得したものしかなければ、そこから悩みが生じることは、本当に少なくなると筆者は感じています。
また、車や家など、所有しているだけで維持費がかかるものもありますよね。
ぼくらはもしかしたら、便利さや喜びを所有しているつもりが、実は悩みそのものをわざわざ手にしているのかもしれません。
いきなりそれらを手放すのはなかなか難しいですよね。
ですが小さなものから、必要ないなと思ったものを手放していくと、生きていくために必要なものとそうでないものが、少しずつ見えてくると思います。
ちなみに筆者は、台所周りから所有物の見直しをしました。
詳しくはこちらをどうぞ↓
悩みをなくす方法。所有をやめれば悩みはなくなると仏陀は言った まとめ
以上、悩みをなくす方法。所有をやめれば悩みはなくなると仏陀は言ったというテーマでお伝えしました。
仏陀は、関係を手放せば悩むこともなくなるのようなことを言っています。
詳しくはこちらに書きました↓
そもそも悩みなんてないんだから、悩まなくてもいい、とも↓
思い出やトラウマを、いつまでも持ち続けていませんか?
要らなくなった記憶をすっぱり手放す方法は、こちらに詳しく書きました↓
一喜一憂をなくす方法はこちら↓
悩みのほとんどは人間関係だと、アドラー心理学では考えるそうです。
詳しくはこちらをどうぞ↓
悩みをなくすには所有をやめることという釈迦の教えは、こちらの動画でもお話ししました↓
最後までお読みいただき、ありがとうございました。