瞑想って一日何回やるといいの?
一日に行う、瞑想のおすすめの回数を教えてほしい
そんな疑問にお答えしましょう。
筆者は20代半ばから独学で瞑想を始め、瞑想歴はかれこれ25年になります。
瞑想にはまって一日中耽っていた時もあれば、スランプに陥りサボった時もありましたが、そうした経験を通して分かったことがあります。
そこで今回は、瞑想は一日何回やるのがいい?瞑想歴25年のヨガ講師が解説と題して、筆者の体験を詳しくご紹介したいと思います。
瞑想は一日何回やるのがいい?瞑想歴25年のヨガ講師が解説
瞑想は一日何回やるのがいいのか?
結論から言うと、
やりたかったら好きなだけやればいい
と思いっています。
というのも瞑想とは、何か特定の行為のことではなく「状態」だと筆者は考えているからです。
例えば古代インドでは、
意識をただ一点に集中させ続けることによって、究極の智慧そのものとなることを目指す
Wikipedia 瞑想
方法として、瞑想が行われていたとも言われます。
なので現在、いわゆる瞑想といったときに一般的にイメージされる「座って眼を閉じて…」という行為は、厳密には瞑想法や瞑想状態に至る手段などと呼んだ方がいいのかもしれません。
一日何回、瞑想の練習をすればいいか?
とはいえ、多くの方が知りたいのはそういった答えではないということも分かります。
なので現実的に「瞑想は一日何回するのがベストなのか」という疑問についても考えてみましょう。
瞑想=瞑想法、あるいは瞑想の練習と考えた時、基本的には
一日一回で十分
だと思います。
瞑想の練習は、量や回数よりも、毎日定期的に継続するということの方が、圧倒的に重要だと考えられるからです。
瞑想を練習するのはいつがおすすめ?
では、その一日一回の瞑想の練習はいつやるのがいいのかというと、おすすめは断然「朝」です。
朝、目が覚めた直後は思考や体がまだ動き始めておらず、とてもクリアな状態だからです。
朝は忙しくて難しいという場合は、夜がおすすめです。
日中に昂った意識や感情を落ち着かせて、質の高い睡眠につながる効果が期待できます。
もしも時間的な余裕があれば、朝と夜、一日2回瞑想の練習を行うのもおすすめです。
ただ、義務感を感じたり、生活に支障が出るようであれば、それは本末転倒です。
一日2回の瞑想が負担になるようであれば、朝か夜のどちらかだけで十分だと思います。
瞑想を一日に何回もする際の注意点
ここまで、瞑想の練習は一日に一回、毎朝行うので十分、余裕があれば朝と夜の2回。
さらにもっとやりたければ何回でも、というお話をしました。
ただし注意点もあります。
それは、やりすぎないことです。
瞑想が気持ちよくなって依存をしてしまうと、現実逃避につながってしまう可能性があるからです。
その場合、現実社会の中で生きづらくなることすらあります。
実は、かつての筆者がそうでした。
瞑想をやりすぎた結果
ヨガの修行を始めたころ、瞑想を練習することがあまりにも気持ちよく、一日に何回もというどころか、のめり込んでしまっていたんです。
当時はあまり自覚はなかったのですが、今振り返ると、現実と想像の区別がつかない感じで、何でもできるような気になったり、常にフワフワしていたように思います。
地に足がつかないとよく言いますが、まさにそんな感じでした。
時々、あっちの世界から戻ってこられなくなるような感覚に陥ることさえありました。
あれ?今どこにいるんだっけ…というような。
そんな筆者の様子を察して、ヨガの師匠からは「今は瞑想はなるべくするな。体を使った(ポーズ)練習に重点を置け」と繰り返し言われていました。
その時は、その意味がよく分からなかったのですが、今なら理解できます。
瞑想をすることで精神的な方向性に傾きすぎていたので、身体的な練習や物質的な働きかけをし、バランスを取る必要があったのでしょう。
自分では気づくことはできませんでした。
なので本格的に瞑想の練習をしたいという場合は、的確な指導をしてくれる先生のもとでされることを強くおすすめします。
筆者が瞑想に依存していた頃のことは、こちらに詳しく書きました↓
瞑想は一日何回やるのがいい?瞑想歴25年のヨガ講師が解説 まとめ
以上、瞑想は一日何回やるのがいい?瞑想歴25年のヨガ講師が解説というテーマでお伝えしました。
冒頭に「瞑想は行為ではなく状態」と書きましたが、どういうことか、詳しくはこちらをぜひどうぞ↓
瞑想の練習は、朝が最も効果的な理由はこちら↓
瞑想は一日何回も行うより、短い時間でも毎日続けた方がよい理由は、こちら↓
筆者は現在、瞑想やヨガの指導者として活動をしています。
クラスやワークショップにご興味のある方は、プロフィールページからぜひどうぞ↓
最後までお読みいただき、ありがとうございました。