漠然とした不安を解消したい…
夜、急に漠然とした不安感に襲われるのが怖い…
そんな悩みにお答えします。
筆者は30代の約10年間くらい、ずっとうつ状態が続きまして、漠然とした不安をいつも抱えていました。
なんとかしたいという一心で、さまざまな方法を探し、試してきました。
その中でも特にヨガの考え方に心を惹かれ、本格的な練習や実践を続け、漠然とした不安に襲われることは今ではほとんどなくなりました。
現在はヨガ講師として、瞑想や呼吸法、ポーズの練習などを、これまでに2万人近い方に指導をしてきています。
そこで今回は、漠然とした不安の解消法。10年間のうつから抜けた5つの方法と題して、詳しく解説いたします。
漠然とした不安の解消法。10年間のうつから抜けた出した5つの方法
漠然とした不安を解消する前に、まずは不安とは何か?について少し考えてみましょう。
結論からいうと、
そもそも不安なんて、ありません
ええっ!?と思うかもしれませんが、不安とは、何かモノゴトがあって「それは不安だ」と我々が思っているだけにすぎません。
なので不安があるとしたら、我々の頭の中にあるということです。
ということは、漠然とした不安の解消法はとても簡単で、
不安に思わなければいい
ということになります。
それが難しいから、困っているんだ!!という気持ちも分かります。(筆者もそう思います)
漠然とした不安を解消する方法はたくさんあると思いますが、筆者が実際にやっている方法を、ここでは5つご紹介します。
①何かに没頭する
漠然とした不安の解消法の1つ目は、何かに没頭することです。
心配事があったけど、趣味やスポーツに集中している間は忘れていたという経験はありませんか?
脳には、空白があるとそれを埋めようとする特徴があります。
なのでぽっかりと時間が空いてしまうと、頭の中がネガティブな思考で占められやすいんです。
それが、漠然とした不安の正体とも言えます。
練習方法としておすすめなのが、マインドフルネス瞑想です。
ポジティブ心理学者のジョン・カバット・ジンによると、マインドフルネスとは、「意図的に、今この瞬間に、評価や判断をせず、注意を払うこと」と説明されています。
漠然とした不安を感じている時って、過去の出来事や、未来の結果について考えている場合がほとんどではないですか?
なので、今この瞬間に集中することが、漠然とした不安の解消法としてとても有効なんです。
うつやパニック障害などの改善に用いられる認知行動療法も、マインドフルネスの仕組みと多くの共通点があると言われています。
また瞑想は、脳の前頭前野と扁桃体に働きかけ、恐怖や不安を抑制する効果があると知られています。
②不安を「悩み」に言い変える
漠然とした不安解消法2つ目は、不安を「悩み」に言い変えることです。
不安と悩みは、似ているようで違います。
簡単にいうと、
不安=情報が明確でなかったり、整理されていない
悩み=事実関係がはっきりした上で、何らかの理由で解消できない
と言えるかと思います。
なので、漠然とした不安を感じている時は、情報が把握しきれていないという場合が多いのではないでしょうか。
例えば突然、部屋が真っ暗になってしまったとしましょう。
理由が分からない時は、きっと不安に襲われますよね。
ですが、地域全体の停電だと分かって、だけど今は夜中の3時なので、朝にならないと工事が始まらない…
のように状況が明らかになれば、朝イチで仕事をする予定だったけど、さてどうしたものか?といったように、不安は悩みに変わります。
不安はなかなか解消しにくいですが、悩みは解決が可能です。
なので、漠然とした不安を感じたら、
いったい何が起こっているのか?
それは一体なんなのか?
を明確にし、不安から悩みに変えることが有効です。
③最悪を想定し、最善を尽くす
漠然とした不安を解消する方法の3つ目は、最悪を想定し、最善を尽くすことです。
これは、紙に書き出すと、やりやすいです。
方法はシンプルです。
まず上のように、白い紙を4分割します。
一番上に、何を不安に思っているのかを書きます。
タイトルのようなものです。
将来が不安だ…とか、仕事や家庭、人間関係のことなど、なんでも。
何に不安を感じているかを言葉にするだけで、漠然とした不安が和らぐ場合もあるかと思います。
下の一番左には、それが起きた場合の最悪の事態を想定し、10個でも20個でも思いつく限り書き出してみてください。
真ん中の欄には、そうならないために事前にできる予防法を、これも思いつくだけ書いていきます。
最後のスペースには、仮に最悪のことが起きたとして、その時に何ができるのか、対処法を書いていきます。
こうすると、
大変なことが起きるかもと、漠然とした不安を感じていたけど、それほど大したことないんじゃないか…
と、事態が客観的に見えてくるはずです。
同時に、今何が起きているのか?これから何をすればいいのかが整理されるので、漠然とした不安が、解決可能な悩みになるんです。
筆者がこの方法を知ったのは、こちらの動画からです。
今解説したやり方が、より分かりやすく説明されていますので、興味があったら見てみてください↓
④自分がコントロールできることとできないことを分ける
漠然とした不安の解消法の4つ目は、自分がコントロールできることとできないことを分けることです。
自分がコントロールできないことは、結果がどうなるか予測がつきません。
すると無限に想像を巡らせ、漠然とした不安がふくらんでしまうわけです。
なので、自分がコントロールできることだけにフォーカスし、それに対処することが、漠然とした不安の解消に役立ちます。
また、人間関係の不安においては、アドラー心理学の「課題の分離」という考え方がとても参考になります。
たとえば子供の将来は、親ではなく子供自身の課題です。
親が「この子の将来は大丈夫だろうか?」と不安になることは、子供の課題に踏み込んでしまっているという考え方です。
くわしくはこちらの本が分かりやすいです↓
⑤テレビや新聞を見ない
漠然とした不安の解消法、最後5つ目は、テレビや新聞を見ないことです。
情報が多すぎると、何を信じていいのか分からなくなったり、他者との比較や損得勘定、焦りなどが生まれやすいからです。
特にテレビや新聞は、視聴者の不安をあおる情報であふれていますよね。
メディアといえども民間企業なので、物を売ったり視聴率を稼ぐために、不安をあおるという手法を使うのは、百歩か万歩譲ってよしとしましょう。
ですが、報道機関という立場において、やみくもに不安を増大させる姿勢はどうかと思います。
スポンサー、資金提供元の意向には逆らえないということなのでしょう。
こうしたメディアや社会の構造は、200年以上前から続く、闇深いもののようです。
今すぐできる、もっとも簡単な「漠然とした不安を解決する方法」は、テレビの電源を切り、新聞を閉じ、悪意を持った情報から離れることです。
私たちは動物的な直感という素晴らしい判断力を、生まれながらに持っています。
自分の感覚に従って生きることが、漠然とした不安から解放される第一歩です↓
テレビを見ない方がいい理由は、こちらをどうぞ↓
動画でもどうぞ↓
漠然とした不安の解消法。10年間のうつから抜けた5つの方法 まとめ
以上、漠然とした不安の解消法。10年間のうつから抜けた5つの方法というテーマで解説をしました。
病院で検査をするたびに「病気かもしれない…」と、漠然とした不安に襲われていませんか?
そんな方はこちらをどうぞ↓
目の前の出来事に一喜一憂しないことも、漠然とした不安を解消する方法かと思います。
詳しくはこちら↓
世の中に漠然とした不安を感じているなら、そんなあなたは正常です。
今の日本がいかにデタラメかを、こちらに詳しく書きました↓
病気になるんじゃないかという漠然とした不安がある方は、こちら↓
こちらの動画も参考になれば↓
不安をあおるものから距離を取り、世の中を客観的に見る方法として、瞑想はとてもおすすめです。
筆者がこれまで学んできたことのすべてを、こちらにまとめました↓
最後までお読みいただき、ありがとうございました。