日清食品の不買運動が広がっているらしいけど、なぜ?
どん兵衛のCMが炎上して、株価も下落しているって本当?
そんな疑問にお答えしましょう。
日清食品の不買運動。どん兵衛CM炎上し株価暴落の理由
日清食品の不買運動がネット、特にTwitter(現X)を中心に広がっているのをご存知でしょうか?
理由は次のツイートにもあるように、日清食品の主力商品「どん兵衛」のCMにある女性タレントが起用されたことが原因のようです。
どん兵衛がCMにアンミカを起用し「不買運動」がトレンド入り 日清食品の株価やドル円が下落😅
— 阿知和賢 (@ginyokosuka) December 8, 2023
CMの出演者が吉岡里帆さんからアンミカさんから変わった瞬間にドル円が下落したとのこと💦
日本は世界の恥などと言っていたアンミカが宣伝してるなら、もうどん兵衛を買うの辞めようと思いますよね💦 pic.twitter.com/V5HuqURSnF
きっかけはどん兵衛のCM
筆者は10年以上前から、ほとんどテレビを見ないので、このアンミカという方をよく存じ上げません。
ですが調べてみると、いろいろなことが分かりました。
本名は安美佳といい、韓国・済州島生まれ、大阪市生野区・阿倍野区育ちとのこと。
これだけでしたら、別に何も問題はないと思うのですが…
どうやら、幼い時に密入国で日本へやってきたのではないかと言われているようなのです。
番組でも取り上げられ、本人も否定していないようです。
また彼女はあるテレビ番組で「日本は世界の恥」と発言したこともあるとのこと。
そうした背景から「なぜ、このような人物をCMに起用するのか?」という疑問や反感が日清食品への不信感となり、不買運動につながった模様です。
株価も急落
どん兵衛のCMが公開されたのが2023年12月6日。
その直後から「日清食品不買運動」のハッシュタグと共に炎上が広がり、その影響は株価にも現れました。
12月8日金曜日現在の日清食品の株価シャートはこちらです↓
日清食品ホールディングス(株)|Yahoo!ファイナンス
2023年12月8日の終値は15,055円でしたが、安値は14,940円まで値を下げました。
さらに前日の高値15,675円と比較すると、735円の下落幅がありました。
不買運動が起きた日清食品はどんな会社なのか?
今回どん兵衛のCMをきっかけに不買運動が広がった日清食品は、一体どんな会社なのか、興味があったので調べてみました。
1948年に「中交総社」として設立され、1958年「日清食品」として引き継がれた
Wikipedia 日清食品
とのことで、およそ75年の歴史がある老舗企業。
日清食品グループとして企業合併も積極的に行なっているようで、
明星食品、ぼんち、湖池屋
日清食品グループについて|日清食品グループ
といったおなじみの食品メーカーも、現在は日清食品ホールディングスの子会社となっている模様です。
ちなみに、日清製粉、日清オイリオといった似た社名の会社がありますが、資本関係のない全くの別会社だそうです。
過去の不祥事や疑惑
日清食品は、過去にもさまざまな不祥事や疑惑があったようで、近いものですと2022年のこちらの報道↓
米日清カップ麺から遺伝子組み換え大豆 ロシアが輸入停止|スプートニク
日清食品の子会社「アメリカ日清」のカップ麺から遺伝子組み換え大豆が見つかり、政府が輸入を停止したと、ロシアの通信社が伝えました。
当然のことながら、日本のメディアではほとんど伝えられていません。
他にも、
・ラ王の生産終了を大々的に告知するも、直後に新ラ王を発売して顰蹙を買う(2010年)
・そのCM撮影を槍ヶ岳で行った際に登山者を足止めしたり、許可なくヘリを飛ばす(2010年)
・カップヌードルリッチのCMに不倫タレントを起用し批判殺到(2016年)
・カップヌードルのアニメCMで人種差別的な表現が指摘され公開中止(2019年)
などなど、特にテレビCMや販促活動において、たびたび世間を賑わせてもいるようでした。
日清食品不買運動の今後
ここまで、日清食品の不買運動が起きた経緯と現在の状況についてお伝えしました。
この不買運動は今後どうなっていくのでしょうか?
今回のどん兵衛のCMに端を発した不買運動に関して、日清食品からの公式な見解は今のところ出されていないようです。
ですが過去のテレビCMをめぐる騒動を見ると、放映中止や差し替えを行うことで、事態を収拾していたようなんですよね。
今回の不買運動は、過去の騒ぎよりも規模が大きいようにも感じますので、そういった対応が今後とられるかもしれません。
日清食品の不買運動はした方がいいのか?
日清食品を始め、さまざまな企業に対して起きている不買運動の数々は、一企業がどうこうということではないと筆者は感じています。
経済界や政界、さらに日本だけでなく世界的なお金を中心とした社会の仕組みが事態を引き起こしていると考えられます。
「そんな世の中はもう嫌だ」と思えば、不買運動は、個人が少なからず社会に影響を与えられるアクションではないかとも思います。
筆者も学生の頃は、カップラーメンやインスタント食品を毎日のように食べていました。
ですがここ10年くらい前からは、食品添加物や化学調味料、小麦製品をほとんど摂らない食生活をしています。
なので不買運動をするまでもなく、日清食品の食べ物はほとんど食べる機会がありません。
不買運動したら何も食べられない…
日清食品は、不買運動の発端になった「どん兵衛」を筆頭に、チキンラーメン、出前一丁、日清焼きそばU.F.O.など、おなじみの商品を販売しています。
そのくらい、多くの人の食生活に浸透していると思うので、不買運動したくても、食べられなくなるのはちょっと…という方も多いかもしれません。
そこで筆者おすすめの、代わりになるような食べ物をご紹介いたします。
美味しくて健康的なので、一石三鳥くらいになるかと思います。
さくらいのラーメン
1つ目は、さくらいのラーメンです。
化学調味料、保存料、かんすいを使用していないインスタントラーメンです。筆者は無性にラーメンが食べたくなった時は、こちらを買って食べています。
米粉の麺
2つ目のおすすめは、米粉の麺です。
ライスヌードルやフォーとも呼ばれています。小麦製品は腸内環境を悪化させ、肌の炎症や神経痛などの原因になるとも言われています。なので筆者は、こうした米原料の麺を食べることが多いです。
全粒粉うどん
「どうしてもうどんが食べたいんだ」という場合は、全粒粉のうどんはいかがでしょうか?精製された小麦粉よりも糖質が少なく食物繊維豊富なので、カップうどんよりかなりヘルシーだと思います。
食品添加物を摂らない方がいい理由は、こちらに詳しく書きました↓
小麦製品が体に与える影響はこちら↓
日清食品の不買運動。どん兵衛CM炎上し株価暴落の理由 まとめ
以上、日清食品の不買運動。どん兵衛CM炎上し株価暴落の理由というテーマでお伝えしました。
サントリーにも不買運動が起きているのをご存知ですか?
詳しくはこちらをどうぞ↓
明治にも不買運動の動きがあります↓
さまざまな企業に対して不買運動が起きているのは、その企業だけのことではありません。
世の中の仕組みの問題です。詳しくはこちらをどうぞ↓
日清食品に限らず、スーパーやコンビニに並ぶ加工食品について書いた書籍を出版しました。
知ってしまうと今日から何も食べられなくなるかもしれませんが、興味があればぜひお読みください↓
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最後までお読みいただき、ありがとうございました。