発酵と腐敗の違いを、わかりやすく教えてほしい
腐敗と発酵の、共通点と相違点が知りたい
そんな疑問にお答えしましょう。
あなたは発酵食品が好きでしょうか?
筆者は納豆や味噌が大好きでよく食べているのですが、そういえば発酵と腐敗ってどんな違いがあるんだ?と、ふと疑問に思いました。
そして調べてみたら、驚くべきことが分かりました。
そこで今回は、発酵と腐敗の違いをわかりやすく解説。実は◯◯だったと題して、詳しくお伝えしたいと思います。
発酵と腐敗の違いをわかりやすく解説。実は◯◯だった
発酵と腐敗の違いをわかりやすく説明するために、まずはそれぞれがどういったものかを解説します。
まず発酵とは、
微生物の働きで有機物が分解され、特定の物質を生成する現象
デジタル大辞泉 発酵|コトバンク
とされています。
一方腐敗はというと、
有機物が微生物の作用によって変質する現象をいう
Wikipedia 腐敗
とのこと。
ん? お気づきでしょうか?
実は、なんと全く同じ説明がされているのです。
さらには、発酵と腐敗の違いは、
関わる微生物の種類などではなく、人にとって有害か否かの違い
そもそも発酵とは何ですか。腐敗と何がちがうのですか|農林水産省
との記載もありました。
つまり発酵と腐敗は共通点どころか、科学的に見ればどちらもまったく同じ現象のようなのです。
食べ物の発酵と腐敗
発酵と腐敗の違いは、人間にとって有害か否かというのはどういうことかを、食品を例に考えてみましょう。
例えば発酵のメリットというのは、
・美味しい
・香りがいい
・長期保存が可能
・栄養価が高まる
といったことが挙げられるかと思います。
代表的な発酵食品としては、納豆、ヨーグルト、キムチ、酒類、パンなどがあります。
一方、腐敗の害というのは、
・お腹を壊す
・嫌な匂いがする
・有毒物質を発生させる
などといったところでしょうか。
時々大きなニュースとなる食中毒も、食べ物の腐敗がほとんどの原因だと言えるでしょう。
食べ物以外
発酵と腐敗という言葉は、食べ物以外にも数多く使われていますよね。
例えば発酵は、「アイデアが頭の中で発酵する」とか「これまでの経験が発酵して…」のように、文化的な分野でもポジティブな意味で使われます。
一方腐敗は、「腐敗した政治」や「腐った根性」のように、精神的な堕落や悪がはびこる様子などを、ネガティブに表現する際に用いられる場合が多いです。
このことからも、発酵はよいもの、腐敗はよくないものといった意味合いがあると言ってもよいかと思います。
発酵も腐敗も本来は違いはない
ここまで、発酵と腐敗の違いは人間を基準に決められているということについてご紹介してきました。
そこで筆者は改めて何を感じたかというと、
自然界に起こる出来事には、本来はいいも悪いもない
ということです。
どういうことかというと、空から降る雨で例えるとわかりやすいかもしれません。
雨というのは多くの人にとっては、あまり望ましいものではないと思います。
明日は雨だと知ると、ちょっとブルーになったりしませんか?
ですが一方で、日照り続きの農家さんにとっては、命を救う恵みの雨にもなり得ます。
つまり同じものごとでも、その人の置かれている立場や状況によって、意味づけや価値はまったく正反対なものにもなるわけです。
絶対的なものなんてない
これは発酵や腐敗にも、同じことが言えると思います。
茹でた豆に納豆菌が付着した結果、それを美味しいと感じれば発酵になるわけです。
筆者はそれが大好きですが、苦手という人もたくさんいます。
どんなものごとであっても、一人一人捉え方は違うし、意味づけや意味合いも全く変わるものです。
今回、発酵と腐敗の違いを考察してみて、絶対的にこれが正しいとか、100%これはよくないとかは、安易には言えないなと感じた次第です。
あなたはどうお感じになるでしょうか?
発酵と腐敗の違いをわかりやすく解説。実は◯◯だった まとめ
以上、発酵と腐敗の違いをわかりやすく解説。実は◯◯だったというテーマでお伝えしました。
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最後までお読みいただき、ありがとうございました↓