愚痴を言わない方がいいってほんと?
愚痴を言わないようにする方法を知りたい
そんな疑問にお答えしましょう。
愚痴を言わない方がいい理由と言わない方法をヨガ講師が詳しく解説
愚痴を言わない方がいい理由は、結論から言うと愚痴を言ったことが叶ってしまうからです。
どういうことかというと、脳というのは自分が口にした言葉、さらにその奥にある深層心理や潜在意識を実現しようという構造になっているからです。
愚痴を言っているということは、愚痴の対象に常に目を向けているとも言えますよね。
すると脳は「あっ、この人よっぽどコレが重要なんだな」と勘違いして、「そんなに大事なことなら叶えてあげるよ」と気を利かせてくれるわけです。
そしてまた愚痴を言いたくなる状況が生まれる→それに対してまた愚痴を言う→脳がまたそれを叶えてくれる→また愚痴を…という無限ループの出来上がりです。
では、愚痴を言いそうになったら口を押さえて言葉にしなければいいのかと言うと、確かにそれは一つの方法かもしれません。
ですが、口から言葉が出る前段階でも、多くの場合が言葉で思考をしていますよね。
なので、愚痴を言うのと同時に頭の中でどう考えているか?ということにも気をつける必要があると言えます。
脳は意外と単純
愚痴を言わない方がいい理由のもう1つは、自分が発した言葉と違うことをやるのは脳の構造上とても難しいということです。
試しに、ニコニコ笑顔を作りながら怒ってみてください。
すごく難しいですよね。
あるいは、怒りが湧き上がった時に満面の笑みを浮かべられないというのも、誰しも経験があるのではないでしょうか?
筆者のヨガクラスでは、毎回あるワークをやっています。
どんなワークかというと、参加者全員で輪を作り、まず筆者が言ったことと同じことを言って同じことをやってもらうんです。
例えば筆者が前と言ったら、みんなも前と言いながら一歩前に行きます。
これは誰でも余裕でできます。
次は、筆者が言ったことと言うことは同じだけどやることは逆、さらに次は、言うことは逆だけどやることは同じ…のように進んでいくと段々「あれえええ」と混乱してくるんです。
これで何が分かるかというと、自分が言ったことと違うふうに体を動かすというのはものすごく難しいということです。
別の言い方をすれば、自分の現状は自分の発した言葉の通りになっているということです。
なので愚痴を言いうと、脳は愚痴を言った通りの状況に、私たちを常にいさせようとするということです。
愚痴を言わない方法
愚痴を言わないようにするには、ではどうすればいいか?という話なんですが、いろいろ方法があると思います。
その1つはずばり、愚痴言わないということです。
いやいや、それが難しいからついつい愚痴を言っちゃうんだよ!とお叱りを受けそうなので、ではこうしたらいかがでしょうか?
愚痴を言いたいことがあったとしたら、いいところに目を向けてみる。
例えば、「〇〇さん、最悪でさあ」と愚痴を言いたくなったとしたら、〇〇さんには愚痴を言いたくなるところもあると思うんですけど、必ず何かよいところもあるはずです。
「髪型は素敵だわ」とか「声はいい」とか。
なんでもいいので、よいところに目を向けてみるのです。
そして、それを実際に言葉にしてみる。
愚痴の代わりに。
すると、髪型も声もいい〇〇さんというサインが脳に送られ「あっ、この人はこういった〇〇さんを欲しているんだな」と脳が察知してくれます。
結果、私がイメージしている通りの〇〇さんにどんどんなっていくということが、不思議と起こり得るんですよね。
本当にそう思う
この、愚痴を言わないようにして、望むイメージを口にするという方法は、無理矢理自分にそう
言い聞かせるのとは違うんです。
頑張ってそう思い込もうとすると、それはむしろ逆効果になる場合もあります。
〇〇さんのことを「いやいや、〇〇さんはいい人だいい人だ…」と思い込もうとしているということは、本当はそうは思っていないからですよね。
すると「本当はいい人じゃない」という本当の想い、つまり潜在意識の方を脳は叶えてくれます。
だから、無理して自分に言い聞かせるのは逆効果。
イヤな面はイヤな面で置いといて、心底いいなあと思える部分を探して、偽りなく「〇〇さんのこういうところはいいなあ」と思う。
そしてそれを言葉にしてみる、ということです。
頭では分かるけど、そんなことできそうにないと思われるかもしれないですけど、練習すれば必ずできるようになります。
実際に筆者がそうだったから。
人生がものすごくどん底だった時、どうしてもものごとのイヤな面、悪い面ばかりに目を向けてしまうころがありました。
何を見ても、どんなことが起こっても、本当にマイナスなことしか考えられなかったんですよね。
だけどヨガの考え方を知って、物ごとには必ず二面性(あるいはもっと)があると気づき、ならば悪い面があればいい面もあるはずだと思うようになったんです。
そして、ものごとのいい面に目を向ける練習を本か何かで読んだんだと思うんですけど、試しに練習してみようと思い、続けました。
そしたら「ああ、いい面なんかいたるところにあるじゃないか。今まで自分が見てなかっただけなんだな」ということに気づいたんです。
そして、見つけたいい面を口にするようにもしてみました。
気づいたら愚痴を言うことが格段に少なくなりました。
ほんとかよ?と思ったらぜひ試してみてください。
驚くほど人生が好転していくことと思います。
ちなみに、ものごとのいい面に目を向ける練習は「自分に自信が持てる方法」として、こちらに詳しく書きました↓
愚痴を言わない方がいい理由と言わない方法をヨガ講師が詳しく解説 まとめ
以上、愚痴を言わない方がいい理由と言わない方法をヨガ講師が詳しく解説というテーマでお伝えしました。
この記事の内容は、動画でもお話ししていますのでぜひご覧ください↓
人間関係に悩んだ時にすごく役に立った本を、こちらにまとめてみました↓
最後までお読みいただき、ありがとうございました。