笑いには、律神経を整える効果があると聞いたけど、なぜ?
自律神経の乱れは、笑いでよくなる?
そんな悩みや疑問にお答えします。
筆者は約10年間、自律神経のバランスを崩し、かなり大変な毎日を過ごしましたが、瞑想、ヨガの修行通して、健康を取り戻し、現在は講師として活動をしています。
その中で、自律神経が乱れていた時は、全然笑うことができなかったし、逆に笑えるようにことが、体調回復のバロメーターになっていると気がつきました。
そこで今回は、
笑いは自律神経を整える最強の方法|驚きの理由をヨガ講師が解説
と題して、筆者の経験をシェアできればと思います。
笑いは自律神経を整える最強の方法|驚きの効果をヨガ講師が解説
笑い自律神経を整えるとても効果的な方法ですが、どんな効果があるのか、主に4つご紹介します。
①笑うことで副交感神経が刺激される
笑いが、どうして自律神経を整える効果があるのかの1つ目は、笑うと、副交感神経が刺激されるからです。
ワッハッハッハ!って笑う時、口元や首元、胸のあたりを自然に動かしますよね?
実はそのあたりに、副交感神経という、リラックスを生む神経が密集しているんです。
たくさんの神経が複雑に入り混じっているので、”迷走神経”とも呼ばれています。
笑うと、副交換神経がたくさん刺激されて、身体も気持ちもリラックスし、自律神経もうまくバランスが取れる、という効果があるわけです。
②笑いは、自律神経のオン/オフのスイッチ
笑いが自律神経を整えるのに効果的なのは、笑うことが自律神経のオン/オフのスイッチになっているからです。
自律神経には、交感神経と副交感神経とがあって、それぞれ興奮とリラックスを司っています。
その切り替えがうまくいかなくなると、自律神経が乱れた状態、すなわち、自律神経失調症と呼ばれる症状が現れたりします。
たとえば日中は、興奮する神経(=交感神経)が自然に高まっているので、仕事や家事などが、精力的にこなせています。
ですが、緊張状態が続き、笑うことも忘れている状態だと、
常に交感神経が高まった状態になってしまいます。
つまりそれが、自律神経のオン/オフが、できていない状況とも言えます。
自律神経の切り替えが、うまくできないと…
気がつくと、身体に力が入っている、いつもイライラして怒っている、なんてことはないでしょうか?
そういう時のは、日常で笑うということも、ほとんどしていないんじゃないでしょうか?
もしそうだとしたら、自律神経のスイッチがうまくできず、交感神経が高まった状態が続いているかもしれません。
体の力を抜いて、リラックスして過ごすように心がけてみてください。
逆に、交感神経がまったく働かない場合もあります。
たとえば、やる気が起きなかったり、元気がでないという時です。
交感神経と副交感神経は、どちらか一方が働けばいいというわけではなく、適切に切り替えできていることが大切なわけです。
日中に笑うことが多いと、交感神経と副交感神経(興奮とリラックス)のスイッチを、意識的にオン/オフする練習になるので、自律神経のバランスを、うまく保つことができるわけです。
③おかしくないけど笑う、だけでも効果がある
笑うのが、自律神経を整えるのに効果があるのはわかったけど、そんなにうまく笑えないよ…といった声も聞こえてきそうなので、さらに簡単な方法をご紹介します。
というのでも、効果があるんです。
なぜかというと、脳が勘違いをしてくれるから。
どういうことかというと、本来であれば、楽しいから、脳が今楽しいんだと思って、笑いを出させる、という順番だと思うですが、その逆も起こるんです。
楽しくないけど作り笑いをすると、脳は「あっ、今、楽しいんだ!」と勘違いをして、結果、本当に楽しくなって、自律神経にも効果ありというわけです。
脳は、意外とおおざっぱなんですね。
④笑うことすら、しなくていい
作り笑いすらムズカシイ…という場合は、
だけでも効果があります。
口角とは、くちびるの両端のことで、そこをほんの少し、クイっと持ち上げるだけでOKです。
これも、先ほどの理由で、笑った時に使われる筋肉が動くことで、脳は「今、笑ってるんだ」と勘違いをしてくれ、笑うのと同じ効果が期待できるらしいんです。
実際に笑わなくても、自律神経を整える効果が期待できるので、ぜひ試してみてください。
笑いは自律神経を整える最強の方法|どんな効果があるかヨガ講師が解説 まとめ
以上、
笑いは自律神経を整える最強の方法|どんな効果があるかヨガ講師が解説
というテーマで解説をしました。
自律神経を整えるには、深く長い呼吸もおすすめです。
こちらに詳しく書きました↓
自律神経を整えるのに、瞑想もすごくおすすめです。
詳しくはこちら↓
自律神経は、ストレスによっても影響を受けます。
ストレスを溜め込んじゃってるなあ…という方はこちら↓
最後までお読みいただき、ありがとうございました