マインドフルネスやってみたけど、全然効果がない…
やり方が間違ってるんだろうか?
そんな疑問や悩みにお応えしましょう。
筆者は20代半ばから瞑想を始め、瞑想歴はかれこれ25年ほどになります。
2011年から本格的にヨガの修行に入り、クラスやワークショップでの指導もしています。
また所有物をスーツケース1つにして、長年住んだ東京の家も引き払い、定住しない暮らしも実験中です。
持ち物を手放そうと思った経緯と方法は、こちらに詳しく書きました↓
そんな筆者ですが、マインドフルネスの練習をはじめた当初は、なかなか効果が感じられませんでした。
ですが長年続けてみた結果、ポイントやコツがだんだんと分かってきました。
そこで今回は、マインドフルネスの効果がない、と感じる時に試して欲しい3つのポイントと題して、詳しくお伝えしたいと思います。
マインドフルネス【効果がない】と感じる時にチェックしたい3つのコト
マインドフルネスは効果がない…と感じる時は、以下の3つのポイントをぜひ確認してみてください↓
② 頭で考えすぎていないか?
③ 義務になっていないか?/楽しんでいるか?
やり方や方法がというよりは、マインドフルネスに対する考え方や思い込みが、効果を感じにくくさせていたように筆者は感じたからです。
では早速、3つのポイントについて順番に解説していきます。
ちなみに、マインドフルネスにはそもそもどんな効果があるのかは、こちらに詳しくまとめました↓
① 効果を得ようとしていないか?
マインドフルネスの効果がないと感じる時にチェックしたいポイント1つ目は、効果を得ようとしていないか?ということです。
効果を得よう! 効果があるなら、頑張る!というように、効果を求めすぎてしまっていると、マインドフルネスな状態は感じにくいと思います。
効果がある/効果がないという考え自体が、そもそもマインドフルネスではないからです。
マインドフルネスとは、
意図的に、今この瞬間に、評価や判断をせず、注意を払うこと
ジョン・カバット・ジン
マサチューセッツ大学医学大学院教授/マサチューセッツ大学マインドフルネスセンター創設所長
のように定義されています。
なので、効果を得たい!と願望しているということは、将来的にこんないいことがある。これまでの自分を変えたいといったような、未来や過去に意識が向いているとも言えます。
また、効果がないならやらないという思考も、ものごとの価値や意味づけをしている状態ですよね。
マインドフルネスは、そうした思考をできるだけ横に置いて、今起きていることだけに純粋に意識を向ける練習です。
損得を考えずただ黙々とやるというのが、マインドフルネスな状態だと言えると思います。
② 頭で考えすぎていないか?
マインドフルネスには効果がないと感じる時のチェックポイント2つ目は、頭で考えすぎていないか?ということ。
考えるという行為は、損得勘定や良い悪いといった価値判断が生まれやすいからです。
子どもが公園などで遊んでいるのを、イメージしてみてください。
ただ遊びたいことをして遊んでいませんか?
これの遊びは、このような効果があるからこれで遊ばなきゃ…などとは、きっと考えていないですよね。
穴を掘りたいからただ掘る! よく分かんないけど、楽しいから石をひたすら集める!
そんな感じじゃないでしょうか?
効果がある、ないなんてことは一旦忘れて、自分の直感に耳を傾けるのも、マインドフルネスの練習です。
具体的な解決法としてオススメしたいのが、身体を動かしながらマインドフルネスの練習をすることです。
座って行うマインドフルネス瞑想は、どうしても頭で考えがちになります。
身体を動かしていた方が、かえって意識を集中しやすい場合があります。
やり方は、こちらに詳しく書きました↓
③ 義務になっていないか?/楽しんでいるか?
マインドフルネスの効果がない、と感じる時に確認したいポイント3つ目は、義務になっていないか?楽しんでいるか?ということです。
イヤイヤやっていると言うことは、潜在的には「それは必要ない」と思っているっていうことですよね。
好きこそものの上手なれという言葉がありますが、
・やりたいからやる
・楽しんでやる
というのは何を行う上でも、最優先で大切だと個人的には思っています。
楽しいことであれば、自然と続けたくなりますよね。
また、大人になるに従って、
・メリット・デメリット
・周りの反応や評価
・プライド
などといったものに、自分の行動はどんどん縛られていきがちです。
Want to(やりたい)を感じていますか?
そもそも、自分が何をしたいのかよく分からない…という場合は、こちらの記事が参考になれば↓
筆者もかつてはそうでした。
マインドフルネスは、行為ではなく状態
マインドフルネスの練習は、続けることで何かしらの効果が現れることでしょう。
ですがその効果は、単なるオマケみたいなものと筆者は考えています。
なぜならマインドフルネスというのは、何か特定の行為ではなく、状態のことだからです。
マインドフルネスの定義としては、
『いま、ここ』に焦点をあて、やっていることを体感し、好き嫌いにかかわらず
湧きあがる感情を味わっている状態
タル・ベン・シャハー
ポジティブ心理学研究者/心理学者
といった言葉が有名です。
つまり、何か効果を得るためにマインドフルネスをするのではなく、マインドフルネスな状態にあることで結果的に効果が得られた、と考える方が自然だと思うのです。
マインドフルネスの練習方法としては、マインドフルネス瞑想が一般的ですが、
仕事
家族と過ごしている時間
趣味や習いごと
など、日常生活のあらゆる場面でマインドフルネスであることは可能です。
どんな時でも、自分の身体の声や五感で感じていること、直感などに素直に耳を傾け続けてみてください。
気がつくと、日常生活や人生の中で、さまざまな変化が現れていることと思います。
五感を育むには、食べる瞑想もとてもおすすめです↓
あと、マスメディアの情報から距離を置くのも、直感を研ぎ澄ますよい方法です。
詳しくはこちら↓
マインドフルネスの効果がない、と感じる時に試して欲しい3つのポイント まとめ
以上、マインドフルネスの効果がない、と感じる時に試して欲しい3つのポイントというテーマで解説をしました。
マインドフルネスって具体的にどう実践したらいいの?については、こちらに詳しくまとめました↓
マインドフルネスをやってみたけど、イマイチよく分からないな…という方は、こちらがお役に立つかもです↓
寝る前にやりたい人はこちら↓
最後までお読みいただき、ありがとうございました。