瞑想はいいと言われるけど、やりすぎても問題ないの?
瞑想をやりすぎるとどうなるの?
そんな疑問にお答えしましょう。
筆者は20代半ばから独学で瞑想を始め、瞑想歴はかれこれ25年になります。
その間、ずっといい感じで瞑想を続けてこられたかというとそんなことはありません。
瞑想が苦痛で仕方ない時や、やりすぎて依存状態になっていた頃もありました。
そこで今回は、瞑想をやりすぎるとどうなる?危なかった体験談を経験者が解説と題して、詳しくご紹介できればと思います。
瞑想をやりすぎるとどうなる?危なかった体験談を経験者が解説
筆者の25年の瞑想歴のうち、瞑想をやりすぎて危なかったという体験は2回あります。
それぞれ順番に、詳しくご紹介いたします。
①瞑想をやりすぎてうつに
瞑想をやりすぎた結果、うつになってしまった…というのが、筆者の1つ目の体験です。
瞑想自体をやりすぎたというよりも、瞑想をした結果「自分は何者なのか?」といったことを深く考え過ぎるようになってしまったんだと思います。
その結果、何のために生きているのかが、よく分からなくなってしまった感覚がありました。
またその頃はちょうど、仕事の過労やストレス、私生活での心労、不摂生などが重なり、体調不良になった時期でもあったんですよね。
そんな状態で「生きるとは一体なんのか?」なんて考えすぎてしまったら、うつにもなりますよね…。
心療内科に通い始め、その後約10年間「抑鬱状態」と診断されていました。
けっこう辛い毎日でした。
瞑想を習慣にし始めると、物事の本質や根本に興味が湧いてくると思います。
それはとてもいいことだと思いますが、心身の健康状態がネガティブな時だと、それを助長してしまうこともあるかもしれません。
瞑想のやりすぎ云々の前に、肉体的、身体的な健康を保つことが何よりも大切だと、実感する経験でもありました。
②瞑想をやりすぎてハイに
瞑想のやりすぎによるうつは、およそ10年間続きました。
その後、体調がよくなった後、筆者はヨガの修行に明け暮れるようになりました。
本格的にヨガを学んでみたいと思い、この人はと思う先生を見つけ、弟子入りするような形で道場に通い始めたんです。
毎日練習に参加し、瞑想をどっぷりできるような環境だったので、またもや瞑想をやりすぎてしまいました。
全然学習していませんよね。
この頃、瞑想のやりすぎによってどうなっていたのかというと、簡単に言うとハイになった感覚がありました。
地に足がつかず、いつもふわふわしてる感じとでも言ったらよいでしょうか。
想像と現実の区別がつかず、自分はなんでもできると思い込むような感じもありました。
今になって当時を振り返ると「ちょっとやばかったな…」と思えますが、その渦中は自覚はなかったと思います。
瞑想禁止令
筆者のヨガの師匠からは「ケンは今は瞑想はするな。ポーズの練習をしろ」と何度も言われていました。
その時はなぜそんなことを言うのか分からなかったのですが、今なら理由が分かります。
瞑想のやりすぎで、あまりにも精神的な方に偏っていたため、バランスを著しく欠いていたのでしょう。
なので、肉体的な練習に専念をすることで、傾きを戻す必要があったのだと思います。
食事や水も、まったく摂らなければ生きていくことはできません。
ですが、あまりにも過剰に摂り過ぎればかえって健康を害してしまいます。
どんなに素晴らしいものでも、適度なバランスが必要だということですよね。
やりすぎなくらいに瞑想したい…
ここまで、瞑想をやりすぎた結果、うつになったりハイになったりしたという筆者の体験をご紹介しました。
とはいえ、瞑想が面白いのでやりすぎるくらいにとことんやってみたい…という気持ちも分かります。
筆者が瞑想をやりすぎてしまったもの、面白くて仕方なかったわけなので。
そこでおすすめしたいのは、的確に導いてくれる先生のもとで瞑想の練習に励むということです。
おそらくそうした立場にいる人は、かつて自分も瞑想をやりすぎて危険な目に合っていると思います。
なので、瞑想をやりすぎた場合にどうなるかも身をもって知っているはず。
どうすればそれを回避できるかの対処法も心得ていると思いますので、瞑想をやりすぎて大変なことになった…という可能性も、格段に少なくなることでしょう。
ちなみに瞑想をやりすぎるどころか、三日坊主で全然続かない…という方は、こちらをどうぞ↓
瞑想をやりすぎるとどうなる?危なかった体験談を経験者が解説 まとめ
以上、瞑想をやりすぎるとどうなる?危なかった体験談を経験者が解説というテーマでお伝えしました。
瞑想のやりすぎでハイになった時のことは、こちらに詳しく書きました↓
瞑想のやり過ぎによる恍惚体験は、よく魔境という言葉でも表現されます。
筆者の体験をこちらに詳しく書きました↓
瞑想は、適切に行えばとても素晴らしい習慣だとも身をもって感じています。
これまで瞑想によって得られた効果は、こちらにまとめました↓
瞑想のやりすぎの定義は、人によってさまざまだと思います。
筆者がおすすめする瞑想の頻度はこちら↓
瞑想のやり方ついて詳しく知りたい方は、こちらが参考になれば↓
最後までお読みいただき、ありがとうございました。