「もっと健康になりたい」と思いながらも、健康法やダイエット情報に振り回されて、結局続かない…。
そんな経験はありませんか?
筆者自身もヨガや瞑想を本格的に始める前は、あれこれ試しては三日坊主を繰り返していました。
けれどある時「難しい方法ではなく、シンプルで心地よい習慣を続けることこそ、病気を防ぐ近道なのでは?」と思うようになったのです。
この記事では、筆者が日常で実践している「病気を防ぐシンプル習慣」をまとめてご紹介します。
ポイントは、どれもお金も時間もほとんどかからないということ、そして、無理なく続けられることです。
気になったものをひとつ取り入れるだけでも十分です。
この記事の内容は、拙著「ヨガ・瞑想講師が実践する「病気を防ぐ」50のシンプル習慣」(Amazonで詳細を見る)をベースにしています。
病気を防ぐシンプル習慣の全体像
健康を守る習慣は、大きく分けると以下の5つの柱に整理できます。
- 自律神経を整える習慣
- 免疫力を高める習慣
- ストレスを減らす習慣
- 心を整える習慣
- 生活リズムを支える習慣
どれも特別なテクニックではなく、誰でも今日から始められることばかりです。
これらを少しずつ生活に溶け込ませることで、体調を崩しにくく、毎日を前向きに過ごせるようになることでしょう。
自律神経を整える習慣
健康のカギを握るのは、何といっても自律神経のバランス。
交感神経(活動モード)と副交感神経(休息モード)の切り替えがスムーズであれば、心身は自然と安定します。
たとえば、朝起きたらまずカーテンを開けて日差しを浴びる。
これだけで体内時計がリセットされ、交感神経が活性化して頭も体も目覚めます。
また深呼吸をして、胸いっぱいに新鮮な空気を取り込むと、酸素が体のすみずみまで行き渡り、快適に1日がスタートできるでしょう。
夜は逆に、副交感神経を優位にする工夫が必要です。
寝る直前までスマホやパソコンを見ていると、脳が興奮してなかなか寝付けなかったり、眠りが浅くなりがちです。
照明を落とし、ぬるめのお風呂に浸かり、軽いストレッチで体を緩める。
これだけで睡眠の質はぐっと高まります。
免疫力を高める習慣
病気に負けない体をつくるには、免疫力が欠かせません。
免疫力は、何も特別なものではなく、本来であれば生活の中で自然と育まれるものです。
睡眠
夜更かしを続けると、免疫細胞の働きが落ちることが分かっています。
できるだけ同じ時間に寝起きすることで、体のリズムが整い、自然治癒力が高まります。
食生活
腸は「第二の脳」と呼ばれるほど、免疫と深く関係しています。
野菜や発酵食品を意識して摂ると、腸内環境が整い、体の防御機能が強化されます。
ヨーグルト、納豆、みそ汁など、身近な食品で十分です。
軽い運動
激しいトレーニングより、ヨガや散歩といった軽めの動きが免疫をじんわりと高めてくれます。
ストレスを減らす習慣
強いストレスが続くと、自律神経も免疫もバランスを崩し、体調を崩しやすくなります。
ストレス対策に難しい方法は必要ありません。
たとえば、1分間だけ呼吸に集中してみるだけで、自律神経が整い、頭が軽くなります。
自然の中を歩くことも効果的です。
木々の緑や鳥の声に触れると、心拍や血圧が安定し、リラックスホルモンが分泌されます。
また、好きな音楽を聴いたり、アロマの香りを楽しんだりするのも立派なストレスケア。
自分の気分が軽くなることを、意識的に取り入れることが大切です。
心を整える習慣
心の状態は体に直結します。
ポジティブな気持ちが免疫力を高め、ネガティブな感情が体を弱らせるのは、多くの研究で示されています。
ありがとう
簡単にできる方法のひとつが「ありがとう」とつぶやくこと。
小さな感謝を口に出すだけで、脳が前向きなモードに切り替わります。
日記
日記を書くのもおすすめです。
「今日うれしかったこと」「楽しかったこと」を1行でいいので書き留める。
積み重ねるうちに、自分は恵まれているという感覚が深まり、心の余裕につながります。
瞑想
瞑想も、心を整えるのに最適な習慣です。
難しく考えず、静かに座って呼吸を眺めるだけで、数分でも心の雑音が減り、ストレスが和らぐことでしょう。
生活リズムを支える習慣
どんなによい健康法を取り入れても、基本の生活リズムが乱れていては効果が半減します。
できるだけ同じ時間に起きて、同じ時間に眠る。
それだけで自律神経とホルモンのリズムが整い、疲れが取れやすくなります。
食事も重要です。
腹八分目を意識し、よく噛んでゆっくり味わうこと。
満腹まで食べてしまうと消化にエネルギーを奪われ、免疫力が落ちます。
さらに、休む勇気も大切です。
忙しさに追われていると、つい体の声を無視しがちになりますよね。
疲れている時は早めに横になるだけでも、立派な健康習慣のひとつとなります。
ここまででご紹介した習慣は、ほんの入り口にすぎません。
もっと具体的に知りたいという方は、ぜひ拙著をご覧いただければと思います。
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習慣化のコツ
よいと分かっていても、習慣化できなければ意味がありません。
ここでは続けるためのコツを3つ紹介します。
小さく始める
「毎朝30分運動しよう!」と思うとハードルが高いですが、「朝に3回だけ深呼吸」ならどうでしょう?
習慣は小さく始めるほど、達成感が得られ、続けやすくなります。
完璧を求めない
「今日はできなかった…」と落ち込む必要はありません。
できない日があってもOK。
この柔軟さが習慣の継続を支えます。
「気持ちいい」を軸にする
健康法を「義務」にしてしまうと、かえってストレスになりませんか?
「心地よいからやりたい」と思えることなら、自然と続けたくなります。
体が何と言っているかに耳を傾け、自分の感覚を信じましょう。
病気を防ぐには?ヨガ講師が実践する「シンプル習慣」のまとめ+書籍紹介
ここまで、病気を防ぐ習慣をご紹介してきましたが、これらはほんの一部です。
実際には、生活のさまざまな場面に「病気を予防するヒント」は隠れています。
私の著書
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