バブル崩壊の原因を、簡単に解説してほしい
バブル経済は、本当はなぜ起きたの?
そんな疑問にお答えしましょう。
バブル崩壊の本当の原因を誰よりも簡単に解説。◯◯自体がバブルだった
そもそもバブル経済とは何かを簡単に説明すると、
土地・株式・貴金属などの資産価格が、実体を伴わないまま異常に上昇を続ける経済の状態
【日本経済の発展と産業構造の変化】バブル経済とバブル崩壊の原因について|ベネッセ教育情報
と言われています。
日本では1986年末頃から1991年初頭のバブル景気がその代表例として挙げられます。
その時のバブルが崩壊したきっかけは、
政府や日本銀行は、投資を制限するための引き締め政策を実行
バブル経済が起きた理由や、バブル崩壊の原因までわかりやすく解説【親子で学ぶ現代社会】|HugKum 小学館
したことと言われています。
結果、異常に膨れ上がっていた不動産や株式の価格が急激に下がりだしました。
連鎖が連鎖を呼び、バブルは一気に崩壊。
その後30年間、日本は経済成長することなく、現在に至っています。
バブル経済とバブル崩壊の真の原因
簡単にまとめると以上のような説明が、バブル経済やバブル崩壊の一般的な解説になるかと思います。
それに加え筆者は、もっと根本的な原因があると考えています。
それは、
今のお金の存在自体がバブル
だということです。
不換紙幣
今のお金というのは、つまり不換紙幣のことです。
不換紙幣とは、
本位貨幣(金貨や銀貨)との兌換が保障されていない法定紙幣
Wikipedia 不換紙幣
のこと。
もっと簡単に言うと、何の裏付けも紐付けもない単なる数字と言っていいかと思います。
信用創造
今のお金が単なる数字であることを示す根拠として、信用創造という仕組みが挙げられます。
信用創造とは、銀行が貸付によって預金通貨を創造できる仕組みのこと。
そう言われてもよく分からないかと思いますので、もっと簡単に言うと、銀行は元手がなくてもお金を貸すことができてしまうということです。
例えば、あなたは今100万円の現金を持っているとしましょう。
そこへ誰かが50万貸してくれとやって来たら貸すことができますが、300万は貸せないですよね。
ですが銀行は、300万でも500万でも貸すことができてしまうんです。
それが信用創造という仕組みです。
つまり元手もないのに、新たなお金を理論上はいくらでも生み出せてしまうわけです。
これって、バブル経済そのものだと思いませんか?
泡は必ずはじけます。
そんな実体のないお金を通貨にして経済を回していたわけですから、遅かれ早かれ崩壊するのは必然だったと言えるでしょう。
本当の意味でのバブル崩壊
ここまで、バブル崩壊の本当の原因を、できるだけ簡単に分かりやすく解説しました。
つまり、そもそも今のお金自体がバブルだったということです。
ということは、今のお金の仕組みによって経済が行われている限り、ずっとバブル経済は続いているとも言えますよね。
なので本当の意味でのバブル崩壊とは、今のお金の仕組み自体がなくなった時だと思うんです。
そんなことあるわけないと思いますか?
ですがごく近い将来、もっと言うと数年以内には、どうやら本当のバブル崩壊が起きそうなんです。
BRICS
本当のバブル崩壊が、数年以内に起き得るとなぜ言えるのかというと、BRICS経済圏の本格的な拡大が挙げられます。
BRICSとは、ブラジル、ロシア、インド、中国、南アフリカ5カ国の総称です。
日本や西側のメディアでは、いまだに経済新興国などという位置づけで語られていますが、もはやBRICSの方が主流であると考えた方がいいようにも思います。
実際にBRICSの経済規模は、国土面積やGDPではおよそ世界の30%、人口では40%ほどを占めるといいます。
さらに2024年からは、アルゼンチン、エジプト、エチオピア、イラン、サウジアラビア、アラブ首長国連邦が正式加盟し、規模が拡大しつつあります。
また、国連加盟国のおよそ4分の3の国がロシア友好国であることを考えると、世界中の大半の国が、BRICS寄りであると見てもいいかもしれません。
それが何を意味しているかというと、今までのイギリスやアメリカを中心とした、西側の経済や価値観が終わろうとしているのだということは、簡単に想像がつくと思います。
新しいお金の仕組み
お金の仕組みが変わらなければ、本当の意味でのバブル崩壊にはならないと書きましたが、BRICSの拡大によって、どうやらそれが本当に実現しそうなんです。
というのもBRICSには、金やその他の資源にリンクした共通通貨の構想があるからです。
金や資源に紐づいているということは、今の実体のないお金(不換紙幣)とは違う、きちんとした裏付けを持ったお金(兌換紙幣)であるということですよね。
しかもその運用を、ブロックチェーン技術を用いて管理するという話もあるので、それが事実だとしたら、アメリカのFRBや日本銀行といった、中央銀行という制度すら必要なくなります。
もちろん、日本を含む西側の主要メディアは、こうした動きを懐疑的な論調で報道したり、そもそも伝えようともしていません。
ですが、これから終わりゆく側のメディアが、こうした話題を取り上げないということこそが、この流れが実際に起きつつあることの証明であるとも言えると思いませんか?
筆者は経済学の専門家ではありませんが、そもそも経済学というもの自体が、今のお金のバブル性を正当化するためのものだったようにも思えてなりません。
バブル崩壊の本当の原因は、実は今使っているお金そのものがバブルだったからというのが、改めて筆者の結論となります。
あなたはどうお考えになるでしょうか?
バブル崩壊の本当の原因を誰よりも簡単に解説。◯◯自体がバブルだった まとめ
以上、バブル崩壊の本当の原因を誰よりも簡単に解説。◯◯自体がバブルだったというテーマで解説しました。
信用創造の仕組みと、それがなぜおかしいのかについて、こちらに詳しく書きました↓
ロシアルーブルも事実上、金本位制に移行したという報道がありました。詳しくはこちら↓
お金はよく「社会の血液」と喩えられますが、それもおかしいと筆者は考えています。
その理由は、こちらに詳しく書きました↓
お金の仕組み自体がそもそもバブル、という話はこちらの動画でもどうぞ↓
最後までお読みいただき、ありがとうございました。