歯列矯正の失敗確率を減らす5つのポイントを経験者が詳しく解説

歯列矯正のリスク
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2018年4月より歯列矯正|上下とも表側のワイヤー矯正|歯を抜かない非抜歯矯正|歯並びはもちろん、噛み合わせを重視した歯列矯正の様子を、記録しているブログです|銀座みゆき通りデンタルクリニックにて治療中|YouTubeでも歯列矯正の経過を配信してます

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歯列矯正って、失敗する確率が高そうで怖いなあ…
失敗しないためにできることがあれば知りたい

そんな不安や疑問にお答えしましょう。

筆者は現在、歯列矯正約10ヶ月目で、順調に治療が進んでいます。

ですが、今より10年以上前にいわゆるクイック矯正というものをしてしまい、その後10年間ずっと体調不良に悩まされるという大失敗をした過去があります。

そこで今回は、歯列矯正の失敗確率を減らす5つの対ポイントを経験者が詳しく解説と題して、筆者の体験をご紹介できたらと思います。

歯列矯正の失敗確率を減らす5つの対ポイントを経験者が詳しく解説

歯列矯正の失敗確率を減らすために、筆者がおすすめしたいことは、主に次の5つです。

①安さや早さを優先しない
②自分に合った矯正方法を選ぶ
③医者任せにしない
④見た目より噛み合わせ
⑤信頼できる歯医者さんを選ぶ

それぞれどういうことか、詳しく説明いたします。

①安さや早さを優先しない

歯列矯正の失敗確率を減らすためのポイント1つ目は、安さや早さを優先しないということです。

歯を動かすというのは、本来とても時間がかかることだからです。

具体的に筆者の失敗体験をお話しします。

筆者は過去に、歯列矯正にかかるお金と時間がもったいないと感じ、手っ取り早く歯並びをキレイにしたことがあります。

今でいう、クイック矯正やセラミック矯正のような手法でした。

奥に引っ込んでいた歯を抜いて、その両隣の歯を細く削り、それを柱に3本つながった人工の歯をカポッとはめました。

歯を抜いて、ニセモノの歯をかぶせるだけですから、期間は3週間ほどで済みました。

1本あたり7万円ほど。

筆者の場合は3本だったので、計21万円くらい。

ワイヤーで行う歯列矯正に比べたら、時間も費用も格段に節約できました。

治した直後は「安く短期間で歯がキレイになった!」と喜んでいましたが、次第に体調を崩し始め、その後約10年間ずっと大変な日々が続きました。

歯というのは、すべての歯が連携しあって、きちんとした噛み合わせを作っています。

なので歯を動かすには、一本一本ではなく、全体の歯の関係性を見ながら調整していく必要が当然あります。

そしてそれにはすごく時間がかかります。

近道をしようとすると、必ずどこかにしわ寄せがやってきます。

かつて近道をして失敗した経験と、現在時間をかけて歯を動かしている両方の経験から、それを痛切に感じるんです。

②自分に合った矯正方法を選ぶ

歯列矯正の失敗確率を減らすポイントの2つ目は、自分に合った矯正方法を選ぶことです。

なぜなら、歯の状態や体質、生活環境や価値観などは、人によって違うので、何がいいか悪いかも人それぞれだからです。

筆者が現在行っているのは、ワイヤーを用いた歯列矯正です。

主治医によると、ワイヤーを用いて行う矯正方法が、今のところもっとも細かく的確に、歯を動かせるとのことでした。

また、歯列矯正を始めるにあたって、歯は抜いていません。

筆者が非抜歯矯正を選んだ理由は、かつてむやみに歯を抜いてしまったことで体調不良になったので、健康な歯を抜くことにとても抵抗感を感じているから。

とはいえ、筆者が選んだこの方法が必ずいいとも言えないと思っています。

たとえば金属アレルギーの人は、ワイヤーの使用は難しいかもしれません。

その場合は、マウスピース矯正の方がその人には適しているとも考えられます。

また、歯やあごの形などの理由から、どうしても歯を抜く必要が出てくる場合もあるでしょう。

状況や環境は本当に人によってさまざまです。

なので、自分に合った矯正方法を選ぶことが、失敗確率を減らすためには重要だと思います。

③医者任せにしない

歯列矯正の失敗確率を減らすポイントの3つ目は、医者任せにしないということです。

歯列矯正に限らず何においても、自分自身の努力や働きかけは必要です。

それに矯正治療が始まったら、歯医者さんに通うのは月に一度だけなんですよね。

その間の歯のケアや習慣というのは、自分で管理する以外ありません。

たとえば筆者は、ゴムかけといって上下の歯に小さなゴムをかけて歯を動かしています。

基本的にこのゴムは「24時間つけ続けてください」と歯医者さんから言われています。

ゴムをつけるのを忘れてしまっていたり、意図的にサボってしまったら、当然、治療の進み具合にも影響があります。

また、ブラケットやワイヤーが歯についていると、食べ物が引っかかりやすく、歯みがきもしづらいです。

「今日は食事しなくてもいいかな…」って思うこともあるくらい面倒です。苦笑

だからと言って、歯のケアをおろそかにしていると、途中で虫歯になったり、歯ぐきが弱ってくるなどして、矯正治療の失敗の原因にもなってしまいます。

東大合格を謳っている塾に入れば、必ず東大に合格できるか?っていうと、そんなことないですよね。

勉強するのは自分です。

同じように、歯医者さんは治療計画を立てて、矯正治療を成功に導くよう努力をしてくれると思いますが、歯の持ち主はわたしたち患者です。

自分の行為は必ず自分に返ってきます。

④見た目より噛み合わせ

歯列矯正が失敗する確率を減らすポイント4つ目は、見た目より噛み合わせを重視するということです。

見た目の歯並びだけをキレイにしても、噛み合わせがメチャクチャだったら、必ず何かしら健康に影響が現れると考えられるからです。

歯列矯正は、「歯がきれいに並び、見た目がきれいになればおしまい」ではありません。本来の矯正治療の一番の目的は、「正しい噛み合わせに整えること」です

はる矯正歯科クリニック

と、歯列矯正を定義されている先生もいらっしゃいました。

以前の筆者は、まさにこの真逆のことをしてしまいました。

見た目だけを気にして、前歯3本を人工の歯にしたことで、噛み合わせがおかしくなってしまい、その後長い間とても辛い思いをしました。

私たちは、どうしても見た目のことばかりを気にしてしまいがちです。

ですが、歯というものは見た目以上に、本来どういった役割を担っているのかに目を向けてみると、歯列矯正に失敗する確率も、ぐんと減らせるのではないかと、身をもって感じています。

⑤信頼できる歯医者さんを選ぶ

歯列矯正の失敗確率を減らすためのポイント5つ目は、信頼できる歯医者さんのもとで矯正治療を行うことです。

なぜなら歯列矯正は、始める前の治療計画でほぼ決まると言われていますし、歯医者さんによって方針や考え方は本当にさまざまだからです。

歯医者さんが「矯正するには歯を抜くべきだ」と考えていれば、当然そうした治療が行われるでしょう。

あるいは「健康な歯はできるだけ抜かない方がいい」と考えていれば、歯を抜かない治療が行われるということです。

筆者はかつて、そんなことは全く考えてもいませんでした。

なので、当時なんとなく通っていた歯医者さんに言われるがまま、安易に健康な歯を抜いたり削ったりしてしまいました。

なので、これから歯列矯正をしたいと考えている方は、

自分は何を望んでいて、何はしたくないのか

ということをまずは明確にしてから歯医者さんを探すことをおすすめします。

自分の考えが自分で分かっていないと、歯医者さんの言うがままになってしまいます。

それを心がけるだけで、失敗の確率は大きく減らすことができると思います。

歯医者さん選びに関しては、こちらに詳しく書いたので、よかったら参考にしてみてください↓

すでに失敗しかけているかも…

ここまで、歯列矯正の失敗確率を減らすポイントをご紹介してきました。

ですが、すでに矯正中で「ちょっと失敗しちゃったかも…」と感じている方もいるかもしれません。

ですが大丈夫です。

その経験は必ず後で役に立ちます。

人生は長いです。

大切なのは焦らないことです。

そして諦めずに、今できることは何かを考えてみましょう。

一度、他の歯医者さんに相談するのも解決手段の一つかと思います。

歯列矯正におけるセカンドオピニオンについて、筆者の考えはこちらに詳しく書きました↓

歯列矯正の失敗確率を減らす5つの対ポイントを経験者が詳しく解説 まとめ

以上、歯列矯正の失敗確率を減らす5つの対ポイントを経験者が詳しく解説というテーマで詳しく解説しました。

歯列矯正なんてしなきゃよかった…とならないように、筆者が心がけていたことは、こちらに詳しくまとめました↓

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歯列矯正をするにあたって、デメリットが多くて不安だなという場合は、こちらの記事が参考になるかと思います↓

筆者は40代で歯列矯正を始めました。

大人の歯列矯正で失敗しないためのポイントはこちら↓

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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