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ハーバードのファイナンスの授業(ミヒル・A・デサイ著)レビュー:あらゆるものを分散化しろ

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ストレスなく生きていくために大切な情報(身体・考え方・食・人間関係・働き方など)を発信中|会社員時代30歳〜約10年間のうつ経験|その後フリーランスとして瞑想・ヨガ講師8年 (RYT500 E-RYT200 YACEP)|YogaJaya Baseworks講師|東京都内を中心に各地でクラスやイベントを開催しています

お金に関して面白そうな本を見つけたので読んでみた。
その中で気になったフレーズをピックアップしてみました。

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ファイナンスの基本原理と、充実した人生を生きるためのノウハウとは?

ハーバードのファイナンスの授業

“文学
哲学
音楽
映画
宗教

の例えを使って
ファイナンスの根底にある考え方を
説明しようと考えました”

冒頭から
面白そうすぎる😆

はじめに、に書かれていた著者の言葉。

いやー、すごく面白そう!と思いました。

お金のことを書いた本って2種類に大きく分けられると思っていて、
一つは専門的に書かれた本。
もう一つは、子供向けのような感じで、お金ってこういうもの、っていうのをざっくり伝える本。

専門的な本は、ある程度の知識や経験がないと、ちょっとついていけないな、というのがこれまでそう言う本を読んだ印象。

もう一つのお金って?っていう方は、イメージだけが語られているようで、
で、実際にどうすればいいの?っていう感じになる。

この本は、その両方が合わさったような本なのかなと思い、
興味が湧いたので読んでみた。

 

結論から言うと、
確かにその両方の良いところが合わさった内容だとは思ったんだけど、
説明に用いられている事例が、
すべて海外の古典文学や映画、戦争や歴史的なエピソードなどで、
歴史的な背景や、文化や習慣への理解があることが前提で書き進められているので、
それらの知識がないものにぼくにとっては、
少しピンとこなかった部分がありました。

ただ、海外の文化や歴史に詳しい人には、よりリアリティを持って、
読み進められると思うし、
お金について別視点から理解ができてとても面白いと思います。

試みとしてはすごく面白いと思うので、
日本の文化をベースとした、同じようなないようなものがあったら、
読んでみたいと思いました。

自分の大切なものは分散化しろ

分散化は最大のリスク管理

”TVドラマ「ザ・ワイヤー」の犯罪組織は
分散化を使ってリスク管理を行なっていた

盗聴を避けるため
複数の携帯やsimを利用していた

ただし
レンタカーは分散化せず
同じ会社ばかり使っていたことから
足がつく“

この本の全体を通して、
ファイナンスだけでなく人生すべてにおいて、
「分散化が重要」
というメッセージがあらゆるところに盛り込まれていると感じました。

この他にも、
バスケットボールのステフィン・カリーを例に出し、
彼はバスケットだけに専念するだけでなく、
さまざまなスポーツを経験することで、
それらが補完しあってバスケットボールプレイヤーとして成功した、とのこと。

ぼくはカリーの名前は聞いたことあったけど、
バスケットも彼のことも全然詳しくないんだけど、そうなんだあ。

富は3つに分けろ:ユダヤ教の教え

タルムード(ユダヤ教の聖典)
の中の言葉

”富は必ず3つに分けなさい

3分の1は土地に

3分の1は物に

残りの3分の1は手元に置きなさい“

 

タルムードというのは、ユダヤ教の経典。
ユダヤ人というのは、独特の商売観やビジネスの考えを持っていることで知られる。

そのユダヤの教え曰く、富は3つに分散させろ、とのこと。

富というのはお金だけに限らず、
経験や考え方、人間関係など、自分を構成するあらゆるもの、
といっても良さそう。

異なるものがぶつかり合うところに創造が生まれる

岩瀬大輔さんの解説より

著者
“にとっては、シェイクスピアを理解しようとしない科学者も、熱力学を理解しようとしない作家も、同じくらい積み深かった。

この分断は、私たちすべてにとっての損失だ。

二つの科目、専門領域、文化が衝突する場所にこそ、想像の機会が生み出される”

巻末に、ライフネット生命会長の岩瀬大輔さんの解説があり、
そこになるほどと納得することが書かれていた。

異物同士がぶつかり合うことが、発展や創造の源なんだ、というようなことだろう。

一つのことだけに絞ってしまっては、そうしたぶつかり合いは生まれない。
分散化というのは、リスク管理だけでなく、
新しいものの誕生、ということにおいても、必要不可欠なものなんだ、
というメッセージだと感じた。

ハーバードのファイナンスの授業は哲学書

ハーバードのファイナンスの授業(ミヒル・A・デサイ著)のレビュー
登場する事例は全て海外の事象なので、背景や用語の理解がないと、ちと難しいと感じた。
ファイナンスに限らずあらゆることにリスク分散を重視せよ、という著者のメッセージがヒシヒシと感じられ、哲学書としてとても有益だった👍

ファイナンスを勉強しようと思って手に取った本だったが、
図らずも哲学の勉強になった。

もしかしたら、ぼくの興味や関心が哲学によっているために、
そのように哲学的に読めてしまったのかもしれないなとも感じた。

興味や関心、専門分野が偏らないように、
あらゆるものを分散化させようと、改めて感じられた一冊でした!

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