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【いま君に伝えたいお金の話:村上世彰】のレビュー
ぼくの記憶だと
ホリエモンが世間を賑わせていた前後に
この方も
村上ファンドをめぐり
いろいろあったように思う詳しくはよく分からなかったけど
それほど悪い印象は抱かなかった久しぶりの
村上いま君に伝えたいお金の話 村上世彰 著 の読後レビュー お金について考える時 ・お金の知識 ・お金に対するイメージ という2つの側面があるなと思った 両方がうまく噛み合うバランスが必要 ああこの人 お金について考えるのが 心底楽しいんだろうなと感じる なぜか温かい気持ちになる一冊でしたという名前を見つけ
興味が湧いたので
本書を手にとってみた pic.twitter.com/4dnfNYTO0q— ケン|デザインとヨーガ (@k_ennakagawa) 2018年12月14日
”村上ファンド”っていう名前は、
今言ってもピンと来る人は少ないのかな?
詳しいことは、当時も今も、ぼくはよくは知らないんだけど、
著者の村上世彰という方は、
ライブドアの事件(これも知ってる人は少ない?)と関連して、
インサイダー取り引きとかで、世間を賑わせました。
すごく久しぶりに、この著者の名前を見つけたので、
懐かしくなり、手に取って読んでみた。
読み進めるにつれ、
さらに著者の人柄に惹かれていくのが、また興味深かった。
【いま君に伝えたいお金の話:村上世彰】感想とレビュー|お金は寂しがり屋
「いま君に伝えたいお金の話」を読み始めて、まず驚いたのが、
ということ。
子どもが読者対象だから、というのもあるだろうけど、
奥の方から伝わってくる”やわらかさ”を感じました。
当時の騒動では、
「金の亡者」とか「金が全て」などとすごく叩かれていたけど、
ぼくは実は、あまりそんな風には見えなくて、
ちょっとかわいそうな気がしてました。
そして、この本を読んでみて、
その時の直感は間違っていなかったかな、とも思いました。
本当はどんな人なのかは知らないけど、
多分この人悪い人じゃないよ
という直感。
アイドルが好き、とか、鉄道、料理が好き、
っていうのと同じように、
お金っていうものの存在が好き、っていうだけなんじゃないかと。
お金は寂しがり屋。仲間のいるところに行きたがる
「いま君に伝えたいお金の話:村上世彰」を読んで、
まず目にとまったのが、こちら。
お金は1人でポツンといるのが嫌いなんだ
お金は仲間のいるところに行きたがる
仲間が増え始めると一気にドドドドっと集まってくるんだ
まるで、童話を読んでるような錯覚を覚えます。
上の言葉は、著者が子供の頃、
お父さんから聞かされていたことらしい。
「お金がお金を生む」っていうと、俗っぽく聞こえるけど、
こういった無邪気な語り口が、
著者の価値観とか世界観が表現されていて、
とても好感を持ちました。
お金は道具でしかない
「いま君に伝えたいお金の話:村上世彰」の中で気になった言葉、2つ目は、
お金=汚いもの
お金=悪いものという捉え方は、
お金の本質がわかっていないことが原因のように見えます。お金は道具でしかない
そのことを理解していれば、
意味なく嫌ったり、汚いものと思ったりしないはずです。
実際ぼくは、子供の頃から、
お金は良くないもの
というイメージを、持ってたような気がします。
それを書き換えるのは、
なかなか大変だったなあ・・・。
お金も循環が滞ると、不調に陥る
「いま君に伝えたいお金の話:村上世彰」の、気になったポイント3つ目は、
お金は社会の血液だ
日本人は、貯金などでお金を手元に溜め込んでしまうことが多い。
この20年くらい、日本の社会の調子が今ひとつ悪い原因は、
この「溜め込み」のせいだとぼくは思ってます。血液が全身を巡ることで健康が保たれるように、
社会もお金が回ってはじめて健康でいられる。
お金が社会の中を循環することを、
血液が体内を巡ることに例えているのは、すごく納得がいった。
ヨガの哲学でも同じことが言われています。
物ごとにはすべて循環があり、それが滞ることで不具合が生じる
と。すべては共通してますね。
● 参考記事
お金に縛られず、支配されずに生きる方法
どうすればお金に縛られずに生きられるか?
そのためには、お金とは違う基準を自分の中に持つこと。
それは自分なりの「幸せ」の基準です。お金がいくらあっても、幸せの基準がしっかりしてなければ、
お金はうまく使えない。そして、お金をうまく使うためには、お金に強くなってください。
「いま君に伝えたいお金の話:村上世彰」の中で、
この言葉も、とても刺さった。
お金に支配されないためには、お金とは別の基準を持つ
そのために、お金について深く理解を持つ
一見、相反することのようだけど、
両輪なんだろうな。
人生はバランスが大切。
● 参考記事
誰の言葉かは忘れちゃったけど、
という言葉も思い出した。
値段が高い=良いもの、ではない
「いま君に伝えたいお金の話:村上世彰」の中で、
とても目からウロコだった例えが、こちら。
なぜ美味しくないサンマの値段が高いのか?
不漁の時は、需要を満たすだけのサンマが供給できないから、
美味しくなくても値段は高くなる。豊漁の時は、サンマもエサをたくさん食べて太って美味しいけど、
たくさんとれるから値段は安い。値段が高いから質も高い、というわけではない。
物の値段というのは、
需要と供給のバランスによって決まるのであって、
値段が高いから必ず良いというわけではない。
つまり、物の価値(値段)というのは、
提供する側ではなくて、求める人が決めている、
ということだ。
こうした人間の心理を知るには、こちらの本がおすすめ。
【人を動かす|デール・カーネギー】ポイントまとめ【人間関係に悩んだら】
に、レビューを書きました。
【いま君に伝えたいお金の話:村上世彰】感想とレビュー|お金は寂しがり屋 まとめ
以上が、
「いま君に伝えたいお金の話|村上世彰」を読んでの、
気になったポイントとレビューです。
ああこの人、
お金について考えるのが、心底楽しいんだろうな
と、なぜか温かい気持ちになりました。
お金に対するイメージを変えたい人に、すごくおすすめです。
お金がないから・・・と、やりたいことを諦めてはいませんか?
”自分が本当にしたいこと”にブレーキをかけている5つの思い込み&外し方
が、参考になれば。
何がしたいのか、よく分からない・・・という人は、こちらをどうぞ。
楽しい毎日と人生を!
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