ポーランドはストリートアートが多い。ヴロツワフで見かけたグラフィティ

ポーランド

ポーランドのストリートアートに興味がありますか?

今回は、筆者がポーランド第4の都市ヴロツワフに2ヶ月ほど滞在中に見かけた、街中のストリートアートをご紹介したいと思います。

ポーランドはストリートアートが多い。ヴロツワフで見かけたグラフィティ

ポーランド・ヴロツワフの街では、ストリートアートを本当によく目にしました。

おそらく長い間共産主義が続き、人々の抑圧された怒りや反発がアートという形で噴き出しているのかと感じます。

政府や警察も、それで民衆のガス抜きができるのならやらせておけといった雰囲気だし、そもそもアート自体も盛んな国のようなんですよね。

そんな諸々が重なり、ストリートアートを多く見かけるのかなと筆者は推測しております。

では前置きはこのくらいにして、早速ポーランド・ヴロツワフの街のストリートアートをご紹介していきます。

街の風景

ポーランド・ヴロツワフの街中を歩いていると、こんなストリートアートに突然出くわしたりします。

ビルの壁面に大量のビルが描かれているという、哲学的な落書きです。

※画像をクリックするとポップアップします

よく見ると、青と白の巨人がたくさん寝転がっていて、顔と目だけがビルの間から覗いていますね。

色使いも、ちゃんと下の鉄扉の色と合わせてあって素敵。

こちらも大きい人。

色的に、黒いズボンを履いたキングコングのようにも見えますね。

カラフルな雫が見えますが、泣いているのでしょうか?

こちらはタイポグラフィ、文字だけの落書きもありました。

と思ったら、文字の最後の方にシルクハットを被った男性の姿が見えますね。

なんと書かれているかは、ちょっと分かりません。

バンクシー風のグラフィティ。

赤いハートの中には、365 NIE 1 と書かれています。

直訳すると「365 NO 1」となるのですが、365分の1みたいな意味なんでしょうか?

ちょっと気持ち悪い落書きもありました。

NA TYCH SAMYCH STADIONACH! とポーランド語で書かれていまして「同じスタジアムで!」という意味のようです。

政治的なメッセージがプンプン香ってきます。

街中のキオスクの上にも、ストリートアートが。

きっと夜中に、屋根の上に登って描いたのでしょう。

当然、ゴミ箱が無事なわけありません。

でも、やや控えめな印象。

建物の壁に描かれた巨大な一つ目。

ストリートアートというよりはポスター的に描かれたものだと思うのですが、インパクトは強烈です。

学校(たぶん)の施設の壁に描かれていました。

鉄道の落書き

ヴロツワフ – クラクフ間を走るポーランド国鉄の列車の車窓からも、多くのストリートアートを目にすることができました。

これは、駅舎か施設の裏側に描かれた落書き。

同じくこちらも。

ハシゴがなかったのか、手が届く下の方だけに描かれているのが面白い。

車両にも描かれてしまっている。

PKPというのはポーランド語で Polskie Koleje Państwowe、すなわちポーランド国鉄の意味。

Cargoと書かれているので、貨物列車なんでしょうね。

消すのめんどくさいし、乗客を乗せるわけじゃないからこのままでいいか、って感じなんでしょうか。

線路に沿って壁が築かれているんですけど、それももちろん落書きで埋め尽くされています。

ごくろうさまです。

関係ないけど、後ろの塔がカッコいい。

こちらはちょっとゲームっぽいテイストの落書き。

こちらも駅の敷地内の施設でしたが、現在は使われていない模様。

2階の張り出し部分が木造なのがイカしている。

番外編

ちなみにこれが、ポーランド・ヴロツワフの旧市街広場、日曜午後の風景。

シャボン玉アーティストや大道芸人などが大勢いて、ストリートアートが根付く土壌を感じました。

ポスターを貼っては破れ、またその上から貼っては剥がれ…地層のようになっていました。

街中のナチュラルアート。

これ何だと思いますか?

歩道と自動車レーンを分けるラインなんですけど…、もうわざとアートとしてやってるとしか思えません。

そう思って見ていたら、だんだんこの曲線が麗しきポーランド女性の裸体にしか見えなくなってきた。

ストリートアートって何だ?

ポーランド・ヴロツワフの街中で見かけたストリートアートの数々、いかがだったでしょうか?

ちなみに筆者がポーランドに滞在したのは、筆者の幼馴染でもある日本人アーティストの個展のサポートのため。

詳しくはこちら↓

個展開催中、ポーランド在住のストリートアート研究家の女性に、彼がインタビューを受ける機会がありました。

彼の代表作は、壁に毎日数週間、休みなく絵を描き続けて、それをネットを通じて生中継するライブドローイングというもの。

なのでストリートアートのカテゴリーには入らないと思うのですが、どうやら彼は現地ポーランドで、ストリートアーティストと紹介されていたそうです。

彼が面白いのは「見る人がストリートアートって言うんなら、それで全然いいけどね〜」という海のような寛容さを持ち合わせていること。

そうしたスタンスも、彼のアートであり人生なんだなあと改めて感じました。

彼の作品にもし興味があれば、ぜひ下のリンクからご覧ください↓

Mitsutoshi Burn
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ポーランドはストリートアートが多い。ヴロツワフで見かけたグラフィティ まとめ

以上、ポーランドはストリートアートが多い。ヴロツワフで見かけたグラフィティというテーマでお伝えしました。

ポーランドには落書きが多いってことは、もしかして治安が悪いのかと思いませんか?

その答えは…こちらに詳しく書きました↓

ポーランドでビックリするのはその物価。こちらにまとめました↓

ヴロツワフ旧市街の見どころは、こちらで詳しくご紹介しています↓

最後までお読みいただき、ありがとうございました。