バンコクのコロナ対策。2020年3年の異様な街の様子

タイ

2020年3月。

筆者は現在、タイのバンコクに滞在中なのですが、コロナ対策は一体どのように行われているのでしょうか?

今回は、バンコクのコロナ対策。2020年3年の異様な街の様子と題して、詳しくレポートしたいと思います。

バンコクのコロナ対策。2020年3年の異様な様子

ご覧のように、コロナ対策や観光客の入国規制などによって、バンコクの街中は、人や車もまばらです。

感染拡大の影響で、観光客が減り、市民も外出を控えているためでしょうね。

これまでに100回くらいバンコクに来てる人に聞くと、かなりガラガラといっていました。

コロナ禍の商業施設

コロナ対策に溢れかえるバンコクの街中にある商業施設にも行ってみました。

バンコクMBKの入り口に設置されたコロナ対策用消毒ゲート

MBK(マーブンクロンセンター)の入り口には、このような除菌ゲートが設置されていました。

消毒ミストが噴霧されていて、この中をくぐると自動的に除菌・消毒ができるという仕組みのようです。

バンコクの商業施設入り口にあるコロナ対策用消毒ゲート

他の商業施設の入り口にも。

こちらはかなりSFチック。

大型スーパーマーケットでは、検温をしないと入店できませんでした。

また、商業施設の中にはコロナの感染予防対策を呼びかける、このような看板も掲げられていました。

コロナ対策を呼びかけるタイ、バンコクのポスター

こんなポスターも。

これらの看板やポスターは、手書きの一時的なものではなく、デザインや制作、設置にかなりのお金や時間をかけているのが伺われました。

つまりは、このコロナ騒動は、短期的なものではなくて、長期化するとタイでは考えているということでしょう。

コロナウイルスは呼吸器疾患や肺炎を引き起こす可能性があると書かれており、リスクのある人たちが挙げられてました。

・子供や高齢者
・医師や介護士
・心臓・肺・腎臓などに病状のある人
・感染拡大国に渡航歴のある人

タイ保健省は、新型コロナウイルスの感染危険国・地域として、中国、香港、マカオ、韓国、イタリア、イランの6カ国を指定。

2020年3月5日現在、日本は含まれていません。

そして、コロナに感染すると、咳、鼻水、発熱、動悸、のどの痛みなど、風邪と似た症状があらわれるとも書いてありました。

8つのコロナ対策

さらにこんなことに注意しましょうとして、8つのコロナ対策も挙げられていました。

①マスク着用

バンコクのコロナ対策1つ目は、マスクの着用

だけど、マスクはどこへ行っても品切れ状態なんです。

そのため、市場や道端で手作りマスクが売られている光景をよく目にしました。

またコロナ対策を呼びかける別のポスターには、マスク着用について、

・マスク着用の前に、手をよく洗う
・鼻と口、両方を覆う
・紙製のマスクは使い捨てにし、蓋つきのゴミ箱へ捨てる
・布製のマスクは洗って太陽の光で干して再利用

など、細かく説明されていました。

②病気や死んだ動物に近づかない

バンコクのコロナ対策2つ目は、病気や死んだ動物には触れたり近づかないでというもの。

この対策は、日本ではあまり聞かないですよね。

③温かい食べ物を食べましょう

バンコクのコロナ対策3つ目は、温かいものを食べましょうというもの。

バンコクは暑いので、どうしても冷たい飲み物や食べ物を摂りがちだったり、建物の中は冷房がガンガンだったりもします。

体が冷えると免疫力が低下するので、注意が必要ということですね。

④手をよく洗う

バンコクのコロナ対策4つ目は、水・石けん・アルコールで手をよく洗うというもの。

タイ・バンコク市内の駅やショッピングセンターの入り口には、コロナウイルス予防対策として、必ずと行っていいほど、消毒液やアルコールジェルが置かれています。

⑤アイテムを他人と共有しない

バンコクのコロナ対策5つ目、ハンカチやメガネ、タオルなどを他人と共有しないこと。

バンコクに限らず、東南アジアの街に行くと、お店や隣人同士で、モノの貸し借りをしている光景をよく目にします。

コロナウイルスの感染対策がきっかけになって、そういった風習や人との交流が薄れるようなことがあったら、かなり悲しい。

⑥十分な睡眠

バンコクのコロナ対策6つ目は、十分な睡眠と休息をとるというもの。

夜も暑さで寝苦しかったり、逆に、夜中も冷房が効いていたりするので、質のよい睡眠を得るのはなかなか大変だったりします。

睡眠は本当に大切です。

夜眠れないことが多いから、バンコクの人たちは、日中に居眠りしたり、細かく休息をとっているのかも?と、妙に納得しました。

コロナ禍の地下鉄

バンコクの地下鉄の車内

バンコクの公共エリアは、コロナ対策としてマスクの着用が推奨されているようでした。

地下鉄車内の様子は、上の写真のような感じ。

全員がマスクをしているというわけでもなくて、50%くらいの着用率といった印象でした。

特に、地元のタイ人はマスクをしているけど、西洋人や中国人などの外国人は、マスクをしていない人の方が多い感じ。

こちらは駅の改札↓

ここにも消毒ゲートが、と思いましたが、これはどうも金属探知機のようで、コロナ前からテロ対策として設置されているとのことでした。

コロナ対策中でも楽しそうなバンコクの人々

こんな感じで、バンコクの街中のコロナ対策について、いろいろご紹介してきました。

総じて感じたのは、コロナだなんだと騒いでいるけど、バンコクの人たちは、みんなそれほど慌てた様子もなく、楽しそうに暮らしているなあということ。

例えば上の画像は、フードデリバリーのバイクなんですけど、バンコクの街中ではこの緑のバッグを本当によく目にするんですよね。

コロナ前から、こうしたサービスはけっこう盛んだったと聞きますが、コロナだからといって何かを我慢するというような感じは、バンコクの人たちからはあまり感じません。

またこちらは、バンコク中心部から電車で7、8駅郊外へ行った街の商店街の様子。

ここでも、いつもと変わらない下町の営みが、淡々と行われているように感じました。

テレビや新聞の偏った報道に踊らされることなく、自分自身の目で見て、頭で考えて、直感で生きていくことの大切さを、日本を離れた異国の地で、改めて実感しました。

バンコクのコロナ対策。2020年3年の異様な街の様子 まとめ

以上、バンコクのコロナ対策。2020年3年の異様な街の様子というテーマで解説をしました。

このブログを書いた1週間後、いよいよバンコクがロックダウンとなりそうだったため、かろうじて緊急帰国しました。

その時のことは、こちらに詳しく書きました↓

動画でもご覧いただけます↓

映画館も閉鎖されました。人のいない映画館は、かなり異様な光景でした↓

バンコクの商業施設が営業停止になった時の様子は、こちらをどうぞ↓

スーパーマーケットはこんな感じ↓

追記:このブログを書いた約2年後、再びバンコクを訪れました。

その時の様子は、こちらからどうぞ↓

最後までお読みいただき、ありがとうございました。